翌朝、家族を送り出し家事も一段落したころ自宅の電話が鳴った。 「はい、坂里でございます」
受話器からの声に、真紀は動きが止まる。 「おはよう、真紀ぃ。尻の具合はどうだぁ?お前の尻の穴はかなり敏感みてえだから、昨日は、さぞ疼いてしょうがなかったんじゃねえかぁ?」
佐久間からの悪魔の囁きである。
「佐、佐久間さん…や、やめてください…電話なんかしてこないでください…」
「へへ、今から家にいくからよお。尻の疼き、止めてやりになぁ。まぁ、待ってろよ」
「そ、そんな…家になんて…い、いやです…来ないで…」
「うるせえ!旦那にメール送るぜぇ。お前のいやらしい姿をなぁ。昨日のもあるからなぁ。尻にオモチャぶちこまれて、のたうち廻ってる真紀がたっぷり映ってるぜぇ。いいんだなぁ?あっ、真紀ぃ」 真紀の顔から血の気が失せる。
これ以上逆らえば、きっと佐久間はメールを送るだろう。真紀は、従うしかなかった。「そ、それは…それは許してください…」
「そうかい。じゃあ、今から行くからな」
電話が切れた。受話器も離せずに茫然とたちすくす真紀。
5分もしないうちに家の呼鈴が鳴った。
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