「15」
それから二十分後。裕美の体内に中出しをしてしまった聡史は,衣服を身に着けると再度二階へと足を向けた。裕美の身体は想像以上に素晴らしかった。智子とはまた違った意味で最高だった。熟れた身体と性技によって,聡史は外に射精することもできずに膣内射精をしてしまったのだ。僅かな間に二度の放出をして少し冷静になった聡史は,愛する妻を連れて我が家に帰りたかった。裕美を一階に残したまま一人で二階へと向かった聡史は,恐る恐るあの部屋の前に立つ。ドアはやはり少し開いたままになっており,そこから中の様子が伺える。すると目に飛び込んできたのは男の大きな背中だった。妻は四つん這いになり,頭を向こうへ向けている。まさに今から後背位で繋がろうと男は妻の身体に近づいていく。これまでの夫婦生活の中で,後背位でのセックスはほとんど無かった。智子がこの体位は気持ち良くないと言ったり,膣の中に空気が入るから嫌と言ったりして,聡史が頼んでもさせてくれなかったのだ。その時,今まさに妻の体内へ侵入しようとする男の肉棒に避妊具が着けられているのを見て聡史は驚いた。先ほどからの様子を見て,あの男が自ら進んで着けたと
は思えない。避妊を気にする智子がよほど懇願したのであろう。
(ああ・・。智子・・)
男の巨体が,細い人妻の身体にゆっくりと覆い被さっていく。一向に硬さを失おうとしない肉棒が狭い膣穴をヌルヌルッ進んでいくと,男は智子の胸を揉み始めた。
「智子。お前細いのに結構オッパイあるじゃねぇか。尻も女子高生みたいにパンパンだしよ。ホントにいい身体してるぜ・・。旦那とは月一なんだろ? もったいねぇことしやがって・・」
「いや・・。あの人とのことは言わないで・・」
男はすでに夫婦間の多くを知っているようだった。おそらくは脅されて無理やりに言わされているのだろうが,聡史にとってはやはりショックである。しかしそれ以上にショックなのは,あの身体を自分以外の男が味わっていることである。部屋の中へ飛び込んで行って二人のセックスをやめさせたいのだが,あの男の屈強な背中を見るとその気が萎えてしまう。そうこうしているうちに,智子の喘ぎ声が大きくなり始める。
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