年が明けて部落の新年会がある。
男女別に行われるのだが、男性側は準備もあるので女手が必要になる。
家の事が忙しいのでお手伝いは中々集まらない中、なんとなく誰か2人くらいは出てくるのだが、今年は私が出る事になり、もう1人は和田さんが出てきてくれた。
10時頃からコミュニティセンターで男の人達が地元の小さな神社にお参りをする。
その間に私達が飲み会の支度をする。
1時間くらいすると男性陣が戻りそこから2時間くらい昼食を取りながら飲み会が始まる。
私達はお片付けをしながらも、おじいさん達に交じりご近所同士の交流を深める。
今日は各家のおじいさんばかりで水谷の家もおじいさんで水谷はいない。
私はこの機会にあまり交流のないご長老達にちょっと聞いてみたい事も色々あった。
「あんだー音色ど栞は仲いいーだなー」
と私に話しかけてきたのは、金子さんのおじいさん。
「そう。学校でもずっと二人でいるみたい。」
「こごらはみんな子供らーは年近いがらいいーよなー」
「水谷さんトコのユウトだけ6年生だけどね」
「あーコージんとこなー」
コージ?あー水谷こうじって言うんだ?
「ユウトはアレ頭いいーみでーよな、学校でも成績一番らしいどー」
「えー本当?知らなかったー」
「親父があんななのに子供はあんなに頭よぐなったーな。おっかあに似だのがな?」
「なに、水谷さん頭良くないみたいじゃない」
と私は笑った
「でいのじいさん居てあれだーけっと、あれは悪りぃーどー手ーつけらんながったーだがら」
でいのじいさんとは、高台、ちょっと高い場所に家があるから台がなまって、でいと言っているらしい、水谷の実家は少し離れた場所にある。
「そんなに?」
と私が言うと隣のおじいさんが話しに加わる
「あれは暴走族の総長だったーだっぺ?」
えー何それ、怖い
初めて聞く話だ。
「そーだー。いづだたったが、"でい,,の前さ、夜中にオートバイが50台くれーなー」
怖い…
そんな人だったんだ…
「タケルさんとも昔から仲良かったんでしょ?」
「コージどよータケルど、オメーんとこのトシヤどよ、いっずも一緒でオートバイ乗ってなー」
と金子のおじいさん。
「ウチの旦那も?」
「そーよー、こごらは、不良ばっかりだったーよなー」
と隣のおじいさん。
「だってよータケルの親父なんかコレだーもん」
と人差し指で頬を斜めにカットする仕草をした。
えー嘘。まさか…
「今はカタギだーけっとな、だけっとやっぱり気性荒いよー親父がそれだがらよー子供もそーなるよなー」
「美夜さん中学生からタケルさんと一緒だったって言ってたけど…」
「美夜も一緒だーよ。あれも相当だったーど」
と金子のおじいさんは笑いながら言う。
なんか私の想像を超える話ばかり…
旦那が、水谷とタケルと…
嘘みたい。
何も仲よさそうな所見た事ないし
今日は知らなかった事を沢山知れた。
ウチの旦那と水谷とタケル、美夜さんも中、高と相当な不良だった事
水谷はこの辺の不良をまとめる存在だった事。
タケルは水谷の一番の舎弟みたいだった事そして今現在は親友だと言う事。
旦那は二人ほど仲よくないのに一緒?にいた…みたいな事。
それだけではありません。
旦那の実家に伺い、お義父さんと話をした時、周りには言えないけどと、水谷は一度傷害で少年院に入ってた事も。
私は怖すぎて固まりました。
大人になってもこんな事をする人間です。
性根の部分は何も変わってないんだろうと思いました。
だとしたら、私って…最初から?……
…タケルは水谷の一番の舎弟みでーだったーど…
…コージはとにかく手に負えながったーよ…
…タケルの親父はコレだーもんよー……
…あんま大きな声で言えねーけど、コージの野郎は昔、年少入ってだーだがんな…
タケルはなんで私を………
水谷は最初から…
色んな推測が私の頭の中を巡り、悪い方悪い方に考えてしまう。
もし水谷とタケルが繋がってたとしても正直に言うはずないし、結局、何もわからないままなのは変わらないけど…
もし今の状況が罠だったんだとしたら…
用意周到に仕組まれた罠にかかったのだとしたら……
逃げられるはずない…逃げてもまたきっと…
逃げたら何されるかわからない…
私は二人の作った檻に入れられて飼われてるみたいなもの。
何かキッカケを見つけられたらと聞いた話は逆に私を崖から突き落とす結果になった。
ただでさえ、大晦日の水谷の所業に心を失くしそうな私は更に何も抵抗する気力が無くなってしまった。
水谷から呼ばれる日は極端に減ったものの、毎週日曜日は私が仕事から帰る13時半くらいにユウト君が外で遊んでる時には必ずLINEが来る。
ユウト君が帰るか、水谷が飽きるまで私は水谷の性処理道具として遊ばれます。
私はただユウト君が早く帰ってくれる事ばかり願ってました。
旦那の車がない時は音色がいるのか確認され、二人がいない時が一番最悪です。
2時間拘束されて弄ばれる事もありました。
そんな日は晩ご飯を作る気力も体力も削がれてシンドイです。
それでも犯される事は私の日常の一部に溶け込み、私もまたそれを自然に受け入れていました。
思考は完全に水谷の性処理道具です。
もう逃げる事を考える事はとうに諦め、ある意味仕事の様な感覚。
特に日曜日の仕事終わりにはなるべく用事を入れず、美夜さんに誘われてもその時間は断ります。
今日は日曜日、朝から旦那は出かけ、私が仕事から帰ると、水谷からLINEが来た。
まだ旦那は帰っておらず、音色が栞ちゃんのウチに遊びにいくと出ていきました。
私はお昼を食べた後、ブラとショーツを着替えました。
ブラは乳首も乳房も丸出しの紐状のブラに、ショーツはオマンコの部分だけ薄いレースの割れ目が丸見えのショーツ…
次の時着けてこいと言われた下着を着けて水谷の所に向かった。
今日は長くなりそうです。
いよいよ、寒さが本格的な2月。
この辺は比較的暖かい地域で年に1回多くても2回くらいしか雪が降ることはないです。
そんな中、ある日曜日に旦那も駆り出されて部落の作業で朝から家を出ていました。
1日かかるといってたわりに、昼すぎに旦那が帰ってきた。
「あれ?1日とか言ってて早いんだね」
「中止中止…えらい事になったよ」
「え?どうしたの?」
「水谷さんが倒れて歩けなくなっちゃったよー」
「えー?どうしちゃったの?」
「なんかぎっくり腰みたいなんだよなーみんなが疲れたからまた来週にしようって言ってんのに、水谷さんだけ、来週だと雪降っちゃうとか1人で頑張ってるからさーみんなも帰るに帰れなくてズルズルやってたんだけど、急にみんな騒いでるから見たら水谷さんが、痛てー痛てーって立てなくなってて、タケルが病院に運んでったよ」
「えー。それでどうなの?」
「知らないよ、さっき連れてかれたばっか。みんな片付けて今日は終わりにしようって帰ってきた。 風呂はいる」
「そうなんだ………あ、今沸かすから待って」
その後、旦那のお義父さんから旦那に電話があり、どうやら水谷は椎間板が2箇所潰れて1ヵ所は完全になくなった、いわゆる椎間板ヘルニアと言う症状らしく、背骨に金具を入れる手術をするとの事
リハビリを含め1、2ヶ月は入院生活が続くらしいがまだ若いから回復は早いだろうと言う話らしい。
そしてユウト君は今日からは、おじいさんの家に移っていった。
私は複雑な心境でした。
確かにしばらくは水谷から解放される。
嬉しいはずだけど喜べない。
何故ならまた絶対帰ってくるから。
前に普通の生活に戻り羽を伸ばした為にまた水谷の性処理生活に戻ると心が壊れそうなくらいのショックを受けた。
私はずっと水谷の性処理道具。
ちょっとだけ休みを与えられたに過ぎない。
またいつ水谷が私を使いたくなるかわからない。
それだけは覚悟しておかなきゃ…
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