あ〜もぉ~っ最悪〜っ………!
分かってはいたけれど時の流れは無情にも過ぎ去り、この日を迎える事になってしまった。
某お嬢様学校と揶揄される女子高校の1人が、思わず嘆きの言葉を口から放り出す。
これまでは通常の健康診断だったのに、じわじわと流行を見せる感染症の増加を鑑みて、下半身の検査が追加されることになったのだ。これは過度に心配する親達の要望に応える形であり、学校側としても無下に首を振ることが躊躇われた結果である。
通常ならば妊娠検査や疾患がなければ乗ることのない内診台だけれど、セックスによる性感染であると断定することが困難なこの感染症は、冬に流行るインフルエンザと同等の感染力を見せている。どんなに手洗いをしているつもりでも、どこかしらに付着するウイルスにより、知らず知らずのうちに口から侵入を許してしまう……。
ワクチンが存在しない現在、早期発見、早期治療が望まれる以上は従わざるを得ないのだった。
一通りのことを終えた生徒が、順番に内診台へと乗っていく。学校は検査が検査なので病院側との話し合いにより、生徒たちがそのまま帰れるようにと、制服を着たまま検査が受けられるよう配慮が成された。一般の人と同じように下着を脱ぐだけで検査を受けられ、終われば下着を身に着けるだけ。思春期の生徒たちが羞恥しながらまた制服に着替え直させることを、させたくなかったのだ。
実際のところ過保護に育てられている彼女たちに感染者は見当たらず、時間は無意味に過ぎていく。大して手入れの必要がないくらい薄い恥毛を見せながら、医師によって検査が進められていく。ある子は不安に両手を握りしめ、またある子は羞恥に顔を赤らめて恥部をスリスリと撫でられて、顔をしかめていた。
幸いなことにそこは現代っ子、親には内緒で誰もが性体験は済ませている子ばかり。クスコの挿入もまったく問題なく、ただ性体験の未熟な子とそうじゃない子との差は顕著に現れた。大人びて見える綺麗な子はそれなりなのだろうと思われたものの、その反応は快楽を楽しむほどのものは見られず、反対に大人しそうに見える子があまりにも気持ちよさそうに感じて見せるものだから、何とも言えなかった。
そして1人の女の子が、凄かったのだ。純情そうで艷やかな黒髪が素晴らしく、今時の子にしてはあまりにも清楚な美しさを纏っていたのだ。あまり刺激しないように、速やかに済まそうとこの時までの医師は、そう思っていた。
茶色のブレザーにチェック柄のプリーツスカートは膝丈に揃え、布製の衝立の向こうに早足で消えると、片脚を持ち上げるシルエットを見せる。
内診台に上がるとスカートで下半身を隠しながらそれぞれの足を乗せるその間に、しゃがんで向こう側の床に置かれたカゴを覗き見る。この子になら似合う足に履いた靴下と同じ、白のショーツが小さく畳まれているのが見えた。
そしてスカートの上から股間を隠すようにする手を優しく引き剥がし、ごめんね〜っと声をかけながらスカートを下腹まで捲り上げる。余分な贅肉のないお腹の下に、薄くも濃くもない恥毛が現れる。それがぷっくりした丘の両側を程よく縮れた芝生のように生い茂り、ピンク色がやや色褪せた薄い茶色のビラビラが緩く波打ちながら姿を見せている。
おや、これは………と、何かを予感した医師が手順通りに手を動かしながら、探りを入れていく。
ごめんね〜、ちょっと診させてね〜………。
ビラビラの裏を片側づつ指の腹で確認をするふりをしながら中の粘膜を繊細に触り、すぅ~っと指を上に持っていく。彼女に声をかけながら盛り上がる柔らかい包皮を、そっと剥き上げる。
これはこれは…………。
女子高生にあるまじき足の小指の爪ほどの小さな亀頭が、その顔を露出させた。医師は専用のとろりとした粘液を指に取り、そっと這わせていく。
何度も何度も粘膜を優しく擦り、包皮にも触れながら実質的にクリトリスを弄ぶ。掴む場所を間違えた彼女は下半身とを遮るカーテンを吊るしているシャフトを、ガシャガシャッと揺さぶった。
声を上げるには恥ずかしく、そうかといって敏感な所に触れられて反応する身体を制御も出来ない。
はっ!……ふっ!……んっ…はっんっ……はぅっ……!
仕切りのカーテンを吊るすシャフトを力いっぱい掴んだ手を、鋭く甘味な波が打ち寄せる度に反射的に動かし表情を歪める。
ちょっと中も、診させてね〜………。
湧き上がる疑問を考える余地を与えられないまま入れられた指が、出たり入ったりを繰り返す。
思った通り彼女は性体験が豊富なようで、早くも指の動きに合わせて腰をうねらせる。どうせ人知れず悪い大人と逢瀬を重ね、女になったのだろう。
動かす指が1本から2本になり、締め付けられる指が……にょりっ…にょりっ…にょりっ……と、沈めては引き抜く。彼女の掴むカーテンシャフトもやかましく動かされることも減り、聞き間違いようもない熱い吐息が彼女の口から放たれ始めた。
官能の世界に入り込んた彼女に羞恥も何も考える余裕はなく、貪欲に指を飲み込もうと無意識なのか、腰が上下にうねうねと止まることがない。
数分後の医師はペニスを若い女の子の膣の中で踊らせ、その感度の良さに彼女は数分と保たなかった。これだけ可愛くて感じやすい体質の女の子なら、悪い大人がハマるわけである。
医師の彼は彼女が悪い気を起こさないようにと、口止めの意味を含めて腰の躍動を再開させる。
オーカズムを迎えては腰を躍動させ、女の子がその身体を弾ませれば、また腰を執拗に使った。
本当の大人の味を覚えさせ放心状態から回復した彼女は恥ずかしそうに顔を俯かせ、満足させてくれた医師に同類を見る眼差しを向け、小さく手を振って去っていった。本当なら中に射精をしても緊急避妊薬を渡せばよかったかもしれないけれど、信頼関係がまだ無い状態では若い彼女は納得しなかったかもしれない。リスクを避けるには、やはり外に射精をして正解だったのだろう。
生徒たちをすべて終えると、最後に女教師を1人診なければならない。他の教師たちはすでに別日に済ませていて、この女教師だけ都合が悪く今日になったということらしい。どうせおばさんだろうし、女子高生の後では後味が悪い。なるべく早く終えようと、医師は通常の仕事モードに切り替えていた。
横開きのドアがノックする音が聞こえ、40前後の細身の女性が顔を見せる。髪の毛を後で一纏めに結び、顔には金メッキに輝く眼鏡をつけた地味な印象の女教師だった。初めから分かっていたからかグレーのスカートスーツを身に着け、白色のブラウスをトップスに着ている。彼女はいたずらにおばさん臭くはなく、人妻臭を漂わせる色香をチラチラと覗かせる。医師の彼にとっては大好物で、はっきり言ってタイプの女性だった。
早くもズボンの中で勃起し始めるのを自覚する。
彼女は医師に案内された布が張られた衝立の陰でアウターを脱ぎ、パンストを脱ぐ彼女の身体のそシルエットを唾を飲み込み医師は見ていた。
内診台に彼女が乗ったところで仕切りのカーテンを引き、それぞれの両足を乗せる。内股になるのは彼女の身に着けるスカートがタイトスカートだからで、ミスチョイスである。そのスカートを脱いで内診台に乗ることも出来たはずなのに、それをしなかったのはやはり羞恥心からだろう。
ごめんなさい、スカートを上げますね〜………。
そう声を掛けると良識のある大人として、腰を浮かせてくれる教師の彼女。下半身を露出される恥ずかしさに、小さな吐息を漏らすのを医師は聞いた。脛に脱毛が見られたように恥部にもその形跡が見られ、ただしOラインとYラインを進めたらしい。Iラインは見苦しくない程度に留められ、残された恥毛は岩海苔のような密度の濃さを見せて生い茂っている。
ご存知かも知れませんが、ご自身でも気付かないうちに感染する方も少なくありません……。
自覚症状が出るまで気付かないことが多いものですから、仮にもしそうであっても早期発見出来れば治療期間も短くて済みます………。
感染していれば粘膜に触れているうちに特徴的な症状が現れますので、しばらく触診させて下さいね………。
はい、存じています………。
お願いします………。
まな板の上の鯉のように、諦めたような彼女の声が大人の良識ある言葉を返してきた。何が悲しくて自分の恥ずかしい所を、見られ触れられなければいけないのか。相手は医者だと理解をしてはいても所詮は男性であり、幾つになろうとも恥ずかしいものは恥ずかしい。年に1度の健康診断でも恥ずかしのに、今年は細かく診られるなんて……。
女教師の彼女は胃カメラの苦しみもマンモグラフィの苦痛も忘れ、羞恥を押し殺しながら早く終わることを願っていた。
医師の目にはこれまで数え切れないほどペニスを受け入れてきた恥部が、くねくねと歪んだ曲線を描くビラビラが少し飛び出しているのを捉える。
焦げ茶色のそれを指で左右に開き、ピンク色の粘膜を観察するふりをしながら触れていく。左右の小陰唇の裏側を優しく撫で回し、何度も往復させて指先が何かを探す様子を彼女に伝える。
検査とはいえ触診にしてはある種の生々しさを感じさせる医者の指使いに、彼女の中で何かが目覚めようとする予感を覚えた。唇を引き結び両手を握りしめて、生徒たちを率いるプライドを思い出す。
こんなこと何でもない………。
そうよ、触れられることぐらいが何なのよ……。
たったそれだけのこと………。
そうよ、しっかりしなきゃ………。
自分を鼓舞する彼女は次第に触れてほしくない所へと近づく医者の指を警戒し、心の中で壁を構築していく。粘膜を診るということを聞いていたけれど、医者はやっぱり見逃してはくれなかった。
もう何度目なのか新たに指に付けたであろう冷たくヌルヌルした感触が、身体をぴくんっと反応させる。その指先が包皮を執拗に優しく撫で回し、鼻息が荒くならないように彼女は努力をする。
あの…先生………?
そんなに長く、触るものなんですか……?
彼女は皮肉にも聞こえる言葉で、さり気なく純粋に疑問を投げかける。
医者といっても診ていかなければ、分かるものも分かりません………。
例えばこの辺りとか、先程から触れているこの辺りは最も発見が多いと報告がある場所です……。
そう言って医者は小陰唇の裏側、次に敏感な場所の包皮に触れて説明を続ける。
ここは一番デリケートな場所でもありますから、先ずは表側から探らないと見落してしまいます。
生徒さんも頑張りましたから、先生も頑張りましょう………。
そうですよね、こういう検査は初めてなものですから…………。
弱いながらも柔らかな甘さを伴う波が打ち寄せるのを感じながら、彼女は冷静に取り繕う。
皆さんも同じように戸惑われますから、お気になさらなくても大丈夫ですよ………。
女教師を気遣う言葉を吐きながら、医者の彼は指で包皮を持ち上げる。すりすりと動く指先がなるべく包皮に触れるようにしながらも、実はしっかりクリトリスにも触れさせる。触れるか触れないかの微妙なタッチを繰り返し、血流が流れ込むことで硬く勃起していく様子を見届ける。息を止めていたのだろう、彼女がやや荒い吐息を漏らす。
少しづつ持ち上がる腰が不意にぴくんっと小さく弾み、その後もその反応が顕著になっていく。
先生、あの………何だかちょっと………。
あっ…ごめんなさい、痛いですか………?
あっ…いえ、痛くは………ないん…ですけど……。
苦しいとか気持ち悪いとかは、ありますか………?
遠回しに伝えようにも医者は気持を汲み取らず、鈍いのか察してくれる様子もない。結局はっきりと言わなければ彼には伝わらず、何とか恥ずかしい言葉を言わずに女教師は粘る。
いえ、そっ…そういうのは…あぁっ……無くて………。
何ていうか…んっ…んんんっ……凄いんですね………。
昨日はこれで複数人の感染が発見されまして、やはり潜む場所が隠れられる場所が多いですね……。
それにしても、厄介なウイルスです………。
あっ、大丈夫ですか………?
そう言いながら指の腹でクリトリスをまともに触れて、すりすりと上下に動かす。息を吸うのも吐き出すのも辛そうな彼女は、声を発することを禁じたように静かに悶絶する。医者はこのタイミングを見逃さず、考える余地を与えないように露骨にクリトリスを弄ぶ。
どんなに医者に訴えたくても声に出せば言葉そのものよりも、いわゆる女の声が出てしまいそうで口を噤むしかない。許容を越えた快感にどうにかなりそうで、上り詰めていく身体を必死に留めようと必死にもがく。
はい、結構です………。
こちらは確認されないようですので、今度は中のほうを診させて下さいね………。
医者の言葉をすべて聞き取れはしなかったけれど、意味は何となく理解できた。まずは医者の前で醜態を晒さなかったことに胸を撫で下ろす。
指が入ってくるのと同時に危険な予感を感じ、それでも先程の刺激よりは我慢できる気がした。
指を組ませた手を胸の上に乗せ、深呼吸をして落ち着かせる。その効果は無情にもいつまでも続くことはなく、気持ちの良い所を往復していく指が堪らない波を運んでくる。
これは何……?
本当に検査なの………?
甘い波に抗いながら揺らぐ気持を奮い立たせ、いよいよ医師に対して抗議の声をを上げようと言葉を発し始めた時だった。それを察知した医師が素早くしゃがみ込み、女教師の言葉を封じるようにクリトリスにむしゃぶりつく。指で散々弄ばれて敏感にさせられたのに、下から両手で太腿を抑えながら暴れる舌の攻撃に晒される。頭を持ち上げた女教師は猛烈な快感に髪の毛を振り乱し、打ち付けるように下ろした頭を右に左に倒す。
吸われては執拗に舌が動かされ、挿入された指が狂ったように躍動する。
もはや思考は働かず本能のままに反応する身体が快感のすべてを受け入れて、硬直する背中が反り返ろうとする動きを制御することは、不可能だった。
強烈な何かに身体が包まれて、身体が弾む。
誰にも言えない女の業が、目覚めてしまった。
好きなものは好き、気持ちいいものは気持ちがいい……。そんな女の当たり前のことが常識や良識、社会人としての殻から解き放たれる。
その麻痺した気持ちが身体の回復とともに自分は常識ある教師だと、記憶合金のように復活を遂げていく。
自分に何が行われたのかを再認識したその瞬間、恐れていたことが起こった。身体の自由が効く前に医者が挿入したペニスが中を掻き乱し、憤りに固めた拳が弛緩していく。腰を両手で掴まれ自由のない所に、医師の腰が打ち付けられる。開発の進んだ大人の身体がペニスに纏わりつき、決して離しまいと追いすがる。子宮口に当てられるたびにどうでもよくなり、ただの女になっていく。
いたずらに激し過ぎず弱くもない、淡々と打ち込まれるピストンに身体がもっともっと、と要求をする。絶え間なく続く快感が、深く濃くどこまでも穏やかな波を連れてきた。身体が浮き上がるような不思議な感覚に包まれ、そして…………。
終わったはずなのに、それにどうして身体に覆いかぶさる医師の姿を目にしているのだろう。
オーガズムの深い海の底からやっと浮上してきた彼女は、医者と自分とを遮断しているはずだったカーテンが取り払われていることに気付いた。
尚もふわふわする頭でなぜか自分の服が捲りあげられ、乳首を吸われる感覚を自覚する。中で射精を受けた満足感に支配された頭が、現実世界に戻ることを拒絶する。
こんなに美男子だったのかと、乳首を弄ぶことに余念がない医者の彼を羞恥と緊張で、まともに見ていなかったと気付かされた。彼がしていることも自分が許容してしまったことも、褒められたことではない。それでも女教師は、次なる快感を求めてペニスを締め上げる。意識的に何度もそれを繰り返し、自分をこんなふうに駆り立てた責任を彼に負ってもらわなければならない。
性に正直になった女教師を放って置く理由はどこにもなく、医者は自分を鼓舞して復活を遂げる。
自分よりも一回りは歳上の女を再び満足するには、かなりのエネルギーが必要となる。そんなことはどうでもいい。今度は快感に支配された彼女の恍惚を見たい、その想いが腰を突き動かす。
まったりと絡みつく女教師の膣壁が心地よく、温かく包容力を見せて滑らかに包み込む。
まるで意思を持った生き物のように動くペニスが浅く深く、強弱をつけて翻弄させる。
呼吸が苦しくなる。
身体が熱い。
逃げ出したい。
なのに手放すなんて、絶対に嫌。
だって、だって…………。
医者の腰に両手を回し、打ち込まれるペニスを受け入れ続けていく。
もっと、もっと、だって…………。
ヒタヒタと近づく魅力的な足音に、酔いしれる。
もう言葉は、必要なくなっていた。
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