「あいだ、、?」
私は何のことだか解らず沙希に聞き返した。
「下着姿でどう?」
沙希のふざけた提案に、私は反発した。
「何が『あいだ』よ!ふざけないで!」
沙希は一瞬、ムッとした表情を浮かべたが、
「わかったわかった、、じゃあ上半身だけで。
由貴さ、、そう言うけど、舞衣はいいの?
あの子はレイプされたし、動画も撮ってるよ。
ばら撒かれたり、レイプのこと言いふらされたら可哀想じゃない?
あんたはいいかも知れないけどさ」
痛いところを突いてくる、、、
舞衣をそんな可哀想な目を遭わせる訳にもいかない。
私も、、ここが妥協点だと覚悟を決めた。
「わかった、、けど条件があるわ」
「あんた、、条件なんて言える立場だと思ってるわけ?」
沙希はあからさまに不機嫌な口調で反論してくる、
「私は言える立場でしょ?
最悪、舞衣にあとで絶交されてもあなたたちのしたこと、ばらすわよ?
この先ずっとあんな目に遭うくらいなら、、、
舞衣のために恨まれてもばらすから」
私は賭けのつもりで沙希を脅した。
「とりあえず聞かせてよ。条件って?」
沙希は表情を消し私にそう尋ねる、
私は、まずは舞衣を解放すること、そして以後二度と舞衣に手を出さないこと。併せて動画の削除、この3つを要求した。
意外なほど、沙希はあっさり了承した。
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