治人は最近、新しく15歳の美少女を飼い始めたのだ。
最初のうちは、桃子が年下ではあるが、先輩のMとして色々教えてあげたりしたが、やがてその必要も無くなった。
桃子は治人から、売られることをはっきりと言い渡された。
治人がどんなに残酷で冷たくても、これまで慣れている持ち主から引き離されて、全く知らない人の物にされるのは、もちろん恐くはあった。
しかし、母や姉がMを甘受するのに対し、桃子はより積極的にMであることを楽しみたいと言う先天的な素質があったらしい。
「私..、売られるのね..」
悲しみの中にも、その惨めな思いに陶酔する自分を感じた。
数日間身の回りの整理をさせられ、15歳の誕生日の二日前、いよいよ桃子は治人に人身売買の人に引き渡された。
倉庫のような建物の中に入って車から下ろされると、出迎えた恐ろしげな男女から直ぐに服を脱がされた。
外見をじろじろ調べられ、足を広げるように言われて、がに股になって性器を突きした格好にされて、前にしゃがみこんだ女からそこを簡単に調べられ、続きてお尻を突きだしてアナルも調べられた。
乱暴ではあったが、手慣れた感じだった。
「いいわ。取り敢えず、預かります。」
上手くいけば、競りは明後日ね。」
さすがに心細くなった桃子は、治人が
「恐かったか?
冗談だよ。家に帰るぞ。」
と言ってくれるのではないかと一縷の望みを持っていたが、その期待も裏切られた。
「この子の服は持って帰る?」
と女から聞かれて、治人は
「いや、そっちで処分してくれ。」
と答えた。
桃子の見ている前で、桃子の脱いだ衣類は全て大きなゴミ袋に乱暴に押し込まれた。
その中には、母と姉と幸せに暮らしていた頃に着ていた思い出の物もあった。
「しばらくは服とか着れないわよ。
いえ、もう二度と着れないかもね。」
女は冷たい口調で桃子に告げ、ゴミ袋をダストシュートに投げ込んだのだった。
屋内ではあったが、コンクリートの打ちっぱなしの部屋は冷たかった。
「桃子。明後日の競りには俺も見に来る。
いい人に買われると良いな。」
桃子は両手で胸と下を隠した姿で、自分をこの地獄の世界に誘った男が帰っていくのを見送った。
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