家の中の引き回しが終わり、リビングに戻ると、やっと治人は二人に着けたベルを外してくれたが、代わりに腕を背中にねじあげられ、上半身を縛られた。
これからいよいよ犯されるのだ。
「凄まじい痛みを味わされるのに、どうしてこの男から逃げられないのだろう。」
由紀子は今日もそんな考えが頭を過った。
今日も死ぬほどの苦痛を与えられ、しかも目の前で、愛する可愛い娘も同じ目に遇わされるのを見せられるのだ。
そんな自分が情けなく、まだ責められてないのに涙が流れた。
そっと彩夏を見ると、やはり恐怖で顔が青ざめている。
「今日はどちらから犯してやろうか?」
治人が聞いた時だった。
急にリビングのドアが開き、自分の部屋にいる筈の桃子が入ってきた。
「桃ちゃん!」
「どうしたの?部屋にいなさい!」
母と姉から言われても、13歳の少女はリビングの入口に立ったまま、じっと後ろ手に縛られた二人を見つめる。
それから驚いたことに、急に自分で服を脱ぎ
始めた。
「桃ちゃん!何するの?
やめなさい!」
「だめよ!桃ちゃん。
だめ!」
母と姉は、驚いて叫んだ。
しかし桃子は、あっと言う間にディズニーキャラクターのプリントがあるショーツまで脱ぎ捨て、裸体になってしまった。
まだ子供の身体だった。
痩せた彩夏と違って、太ってはいないが、ややふっくらした印象を与える身体だ。
胸は乳房がぷっくりと膨らみかけていたが、小さなお椀を伏せたくらいしかない。
その先にまだ色の薄い乳首が着いているが、それが小さいくせに尖っているのは、寒いからだけではないだろう。
下の方に目をやると、下腹がぷっくりとしていて、幼児体型から抜け出してないようにも見える。
そのくせ、脂肪が乗り始めた腰と太股の曲線はは、痩せた姉よりも女を意識させるものがあった。
下腹部と二本の太股が合わさる地点には、幼児体型のお腹と不釣り合いに、ごく薄くだが黒いものが見えている。
桃子に生理が始まったのは、半年前だった。
3人に全裸を晒して、桃子は言った。
「私、知ってるもん。
お母さんもお姉ちゃんも、この先生から何をされてるかって。」
治人は悪魔だった。
由紀子と彩夏のスマホを勝手に扱い、桃子のスマホ情報を知ったうえで、母親と姉が恥ずかしく惨めで辛い責めを受けている画像と、それに関する記事を送りつけたのだった。
しかも、二人が泣きながらも男の性の快感と魅力から逃げられないことを、巧みな文章で書き表していた。
最初は、思春期の桃子には、それを見ること、読むことは耐え難かった。
しかし、やがて母や姉がどのような責めを受け、そして苦痛に耐えているか、と言う文章を読み、その画像を見ることで、そっと自分の敏感なところを触るようになってしまったのだった。
その情報の送り主から、
「近く家で二人を責める」
と知らされていたが、桃子はその日が、
「自分も仲間にされる日..」
と覚悟を決めていたのだった。
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