由紀子は、括約筋を再び締めることが出来なかった。
リビングで、ビチャビチャビチャと凄まじい音を立て、彩夏の出した軟便の上に、大変な量の便をひり出してしまった。
「桃ちゃん!来ないで!
今、来ちゃだめよ!」
そう叫んだが、既に遅かった。
玄関ドアからリビングへの廊下に、桃子は立っていた。
驚きのあまり、口をぽかんと開けて固まっている。
そこに、浴室からバスタオルを巻いただけの彩夏が駆けつけた。
「桃ちゃん、今、お母さんは大変なの。
詳しいことは、後でお話してあげるから。
とにかく桃ちゃんのお部屋に入って!」
利口な彩夏は、くどくど言わずに、まだ幼い妹の手を引いて強引に自分の部屋に連れて行った。
「見られたわ!
あの子、私がうんこするのを、見たんだわ!」
さすがに由紀子も激しく動揺して、お尻を拭いたかと思うと、直ぐにあられもない姿のまま床にしゃがみこみ、しくしくと泣き始めた。
どうしましょう?
あの子、なんと思うかしら?
ご近所の人や遠い親戚にでも話すんじゃないかしら?
いえ、もしかして..、学校の先生とか、警察とかに..。
もし誰かに話したら、写された恥ずかしい写真を流すって言われてる。
そんなことになったら、もうここには住めないし、彩夏は学校を辞めなくちゃいけなくなる。
私だって、いきなり会社に、「奥さん、写真を見たんだけど..」って知らない男が乗り込んで来て、私を無理やり..。
啜り泣きが止まらない由紀子を、桃子の部屋から戻ってきた彩夏が慰めた。
「お母さん、大丈夫よ。
桃ちゃんには、なんとか誤魔化すから..」
しかし、その彩夏の声も不安に充ちていた。
「中坊に見られたからって、これで終わると思うなよ。
二人とも乳を出せ!」
治人は、由紀子と彩夏の乳首に、重たい金属製のベルを、強いバネの洗濯ハサミと紐で結びつけた。
「どうだ?乳首も乳房も、下の方に引っ張られてるだろう?」
若い彩夏の乳房と乳首でも、吊るされたベルの重みで、下にぐっと曲がった形にされてしまった。
由紀子の方は、乳首がほとんど垂直に下に引っ張られている。
ベルを結んだ細い紐が、ますます乳首の周囲に食い込んで痛々しい。
本当に千切れそうだった。
錘責めは、まだ続いた。
二人とも割れ目の中の二枚のビラに、やはりバネの強い洗濯ハサミが挟まれる。
そのハサミからも、紐でベルがぶら下げられていた。
「歩け!」
治人は二人を鞭で追い立てながら、リビングから廊下、洗面所、由紀子と彩夏の部屋と廻らせ、仏壇がある和室まで行かせた。
タンスの上に置く今風のものだが、仏壇も置かれていて、亡くなった夫の位牌と写真が飾られていた。
「ほら、亭主と父親の前で、腰を振ってベルを鳴らしな。」
鞭で追い立てられ、由紀子と彩夏は仏壇の前に並んで、足をがに股に広げ、揃って腰を前後に振ってベルを馴らさせられた。
「ふふふっ、良い供養になるぜ。」
治人の言葉で、二人ともまた新しい涙が出てしまった。
確かに亡くなった夫はサディストだった。
妻である由紀子がこんな惨めな姿にされてるのを見れば、喜ぶかもしれない。
しかし、彩夏にとっては優しい父親だったのだ。
「お父さん..」
由紀子は横で、彩夏が写真に、小さな声でそう呼ぶのを聞いた。
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