強姦輪姦 官能小説

妄想１話……


重々しい空気漂う部屋…

そこには様々な機材が配置され 数人の男達が 機材を取り囲んでいる。

その光景を不安そうに見つめる親子がいる。

父と娘…

娘は高校１年生…そして その父親…

「大丈夫でしょうか…妻は…」

妻の安否を機材を囲む男達に問い掛ける。

「大丈夫です…ご心配要りません…」

この機材を囲む男達…

警察関係者…

総ては 三日前に始まった…

突然の母親の疾走 そして 脅迫状の投函。

幸せに暮らしていた家族に突然として降り掛かる惨劇。

【誘拐事件】

誘拐されたのは人の妻にして母親…

【藤○ 徳子 ３８歳】

その忌まわしき犯罪に翻弄される家族。

事は 遡る事 半年前ほどから不気味に迫り来ていた。

度重なる嫌がらせ行為…

しかし その行為の陰湿性は淫ら極まりなかった。

【ストーキング行為】

それは 幸せな家族に突如として襲い来た。

そのターゲットは高校１年生の娘…

新体操選手を志し近隣でも美少女として持て囃される娘…

【藤○ 真由美 １６歳】

その娘に付き纏う姿見え無きストーカーからの嫌がらせ行為。

毎日の無言電話は当然の事…

そして何度とも無く送り付けられて来る いかがわしき自慰処理後の射精汚物…

家族は不安に刈られ警察に相談をしていた。

しかし 一向に止む気配は無く、更にエスカレートする 性欲を剥き出しにした嫌がらせ行為。

そして その矛先が 突如 母親に向けられ 誘拐劇にまで発展してしまうのであった。

娘を欲するが叶わぬ事に狂気暴走した卑劣な報復的誘拐劇…

母親も若かりし頃、クラシックバレエを志し娘同様に美少女として持て囃され…
そして今でも近隣では娘同様に美人母として称されるほど…

そんな母子をターゲットに卑劣な誘拐劇が家族を襲うのであった。

唾を呑み 母親の安否を気遣いながら、情報乏しき中で捜査する警察関係者。

誘拐が発覚してから三日…

慌ただしくも不安に揺れる家族であった。

犯人からの電話連絡がある可能性を示唆する警察は 自宅に常駐し 様々な機材を配備する。

泣き崩れる娘を気遣う父親と女性捜査官…

事の進展を固唾を呑み見守る事だけが唯一の手段であった。

そうして何も進展が無きまま一昼夜が過ぎ去った。

母親の足取りを懸命に追う捜査官達…

しかし何一つ手掛かりも無く難航する。

そんな時…

「郵便で…こんな物が…」

捜査員の１人が Ｂ５サイズ程の茶封筒を手に部屋に入って来た。

「ご主人…送り主不明の郵便です…」

夫は その茶封筒を見て 確実に犯人からの物だと断言した。

何故なら 何時もの嫌がらせの時と同じ茶封筒だからであった。

早速にも 同意の元で中身を確認する捜査官。

中にはＤＶＤメディア１枚が入っていた。

そして 協議の結果 捜査官達と父親だけで、何らかが記録されているであろうＤＶＤを確認する事になった。

別室でノート型パソコンを使い確認作業が行われた。

固唾を呑む捜査官達と父親…

そして映し出された映像…

巧みにムービーソフトを使用し造り上げられた 数分の映像であった。

画面に打ち出される犯人からの要求擬いの文面…

そして両手を頭上に縛り吊された母親の姿…

連れ去られた時のままと思われる衣服姿で 粘着テープで口を塞がれ 藻掻く母親の姿であった。

何処かの廃墟らしき荒れた部屋…

捜査官達は映像に映る部屋に手掛かりを求め 食い入るように見る。

そうして要求めいた文面を混ぜ込んだ映像は終わった。

しかし その要求と言うには程遠い卑劣な事柄に愕然とする捜査官と父親…

一方的で自己中心的な犯人からの警告文…

それは…

母親が犯されて屈辱されて行く姿を家族に見せる事…

見返りの取引的要素など全く無い 一方的な強姦予告の物であった。

後日に送付する母親の屈辱映像を家族に見せる事…

そして 必ず 家族が その映像を見ている事を確認出来る映像を記録し 犯人が指定する動画投稿サイトに掲載する事。

そして最後に 従う事の無き場合は、強姦完了後の母親の命の保障は無きと言う卑劣極まりなき物であった。

娘に抱いた好意が実らなき物と悲観したストーカーの狂気の復讐的な卑劣極まりない狂動宣言。

捜査官達も去る事ながら 一番に苦悩する父親…

卑劣な犯人の宣言に対し父親として そして 夫として愕然とする。

娘に対しての遠巻きながら母親を使った淫復讐…

そして妻を汚される行為の残忍性…

どちらにせよ家族には命との代償に避けられない卑劣な要求事であった。

次に送られて来るであろうＤＶＤ…

それまでの間に 犯人検挙か それとも要求に従うか もう その二点だけが残された究極の選択であった。

何度も協議模索する捜査官と父親…

しかし 確固たる答えは出なかった。

要求を受け入れるしか無い…

それが今の現状下での母親の命を救う唯一の手段。

しかし その代償は計り知れ無き娘に過酷な傷を残すであろう。

母親を取るかべきなのか娘を取るべきなのか…

決断は出ないまま 無駄に時間だけが過ぎて行く。

歯痒い想いの中 現実を娘に話すべきなのか それとも隠すべきなのか…

しかし 隠せ無き事の重大性が重苦しく乗し架かるのであった。

そして…遂に…

「やはり… 送られて来ました…」

同じ茶封筒を持ち捜査官が入って来た。

重苦しき空気が部屋を包み込んだ。

震えた手で茶封筒を受け取る父親…

沈黙した空間が暫らく続く。

そして…

父親は娘に泣きながら詫びた。

そうして事の重大性と我が子に対しての懺悔を泣きながら悲話する父親。

まだ若干１６歳の娘に取って 余りにも強烈な淫話…

しかし 母を守る為に そして自分の身代わりになってしまう母への懺悔の気持ちを胸に刻む真由美であった。

気丈に振る舞うが目を腫らす真由美は 女性捜査官に抱かれるように部屋を後にした。

そうして 犯人に屈する形で 無念ながら要求通り映像鑑賞の為の準備がされる。

別室でモニターを用意し その一部始終を記録するカメラがセットされた。

モニターの前にソファーが置かれ協議の結果 鑑賞は家族と それに付き添う女性捜査官だけとされた。

「良い？ 気分が悪くなったり耐えられ無くなったら…無理し… …………………………」

女性捜査官は最後に言葉を詰まらせ涙ぐんだ。

【無理をしなくて良いのよ】

本当なら そう言ってあげたかった女性捜査官…

しかし その言葉が意味する物は 母親を見捨てる事…

それを痛感する 苦境の言葉尻の歯切れの悪さと哀しみ。

すると…

「だ…大丈夫…平気だから…わ…私のせいでママが…ご…御免なさい…マ…マ…」

そして赤く腫らした瞳から大粒の涙が頬を伝うのであった。

思春期真っ只中の少女に取っては 余りにも酷い事は誰しもが重々承知の事…

女性捜査官の瞳も涙で溢れていた。

そして…

「後は真由美ちゃんに任せるね…心の準備が出来たなら…このリモコンで…」

女性捜査官は少女にリモコンを手渡した。

小さく頷き リモコンを握り締める少女。

沈黙の空間が暫らく続いた。

総てを娘の尊重を重視し、夫である父親も隣に座り憤りを隠せぬ苦渋の表情で見守った。

そして…

リモコンを持つ少女の手がプレーヤーに静かに向けられた。

震える指先が少女の複雑な心情を物語った。

そして…

静かに震えた指先でプレイボタンを押す…

遂に始まる陰湿で卑劣な歪んだ愛の暴走劇…

母親であり…妻の徳子…

母子ともに美しき故に降り掛かった納得の去かぬ惨劇…

哀しくも悔しくも屈する事を選択した夫…

そして…

命を救うべき過酷な鑑賞が幕を上げるのであった…。



続く。




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