次の日、私はとても複雑な気持ちでした。
綾香さんにお会いできる浮き立つ気持ちと、昨夜涼次に誓わされた重いお約束。
でも、やはりお化粧を丁寧にして、お気に入りの下着を着けて身支度を整えると胸が高鳴るのです。
お手洗いに行っても大きい方はしないように控えました。
まさかこの前のように人前で排泄することなんて望んだわけではありません。
ただ、綾香さんももしかしたら控えていらっしゃるかもと思って、私だけ排便したりしてはいけないって思ったのです。
綾香さんはやはり控えめで静かな優しい方でした。
ほっそりとした華奢な体型もあって、どこか愁いのある少女のような雰囲気をお持ちです。
「お隣、よろしいですか」とおっしゃって、ソファに腰掛けた私の隣にお掛けになりました。
「妊娠、望んでいるわけではないのですが、私は覚悟しています」
「そうですか、、孝雄さんは綾香さんを妊娠させたがっていらっしゃるのですか」
「本心はわかりませんが、危険な日だとわかっていてもわざと避妊しないで抱きますから。ですから、今夜妊娠したかもって思うことがよくあるんです」
「それでは綾香さんは妊娠はしたくないのですね」
「いえ、、私はしたいとかしたくないとか、、私は前の主人から今の主人に譲渡というか相続されたものですから」
「綾香さん・・・」
私達思わず見詰め合いました。
想いは通じ合っているんです。
綾香さんが目を潤ませて私に顔を近づけてきました。
私ハッとして「いえ、ダメです、いけません」て綾香さんを押し返してしまいました。
綾香さんは我に返ったようなお顔で「も、申し訳ございません、わたくしとんでもないことを」と必死に謝られます。
「いえ、違うんです、綾香さん、違うんです、私も想いは同じです、ほんとに、信じてください」
私、昨夜涼次にお約束させられたことや誓紙を書いたことまで、綾香さんにお話しました。
そして綾香さんへの気持ちも、お伝えしたんです。
綾香さんじっとお聞きになっていらっしゃいました。
「怜子さん、、その罰も拷問も私がお受けします、、ですから、、」
「そんな、綾香さんがそんなこと、いけません」
「いえ、私怜子さんと結ばれるなら何をされても仕方ないと思っています」
「いけません、誓紙を書いたのは私です、私が折檻されます」
綾香さん、私の目を見詰めて「怜子さん、愛し合いましょ、、私達、お互いに同じ気持ちなのですから、そして折檻も罰も、二人で並べられてお受けしましょ」
そうおっしゃったんです。
抱き合いました。
とても良い匂いがして、細いのに柔らかいお身体でした。
そして見詰め合って唇を重ねました。
柔らかくて滑らかな小さな唇。
女性の唇がこんなに柔らかいなんて。
舌を絡めて唾をいただいて、、、、
唾までサラサラとして良い匂いがする気がしました。
唇の柔らかさを確かめ合うように何度も唇同士で挟んだり吸ったり舐めたり。
そして深く深く口づけて唾を飲ませ合ったり。
キスだけでトロトロに濡れました。
「怜子さん、、」
「綾香さん、、、」
「怜子さんのこと、お姉さまって呼ばせてください」
「お姉さまなんて、もうこんな歳なのに」
「お姉さま、、綾香を、綾香を抱いてください」
いい匂いのする華奢な身体を抱き締めました。
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