リビングでは♀3×♂7、ダイニングでは♀2×♂1のアンバランスな乱行が続いていた。
ピンポーン…
突然鳴る呼び鈴。
リビングの大人達は誰一人気づかない。
仕方なく私がモニターを確認すると、そこには先生が。
不思議に思いながら玄関へと向かい、リビングからの声がなるべく聞こえない様にとサッと外へ出た。
『あ、シホちゃんこんばんは!』
卒業式でのスーツ姿とは全く違う、上下ジャージにダウンジャケットを羽織った先生が立っていた。
「あれ?先生なんで?」
『え?なんでって…卒業のお祝いなんだけど?』
「え?いきなり??」
『いきなりって言うか、お父さんからお誘い受けてたんだけど…』
「あっ!そうなんだ!そっかそっか!」
先生も父と定期的に会ってセフレみたいな関係だったのを忘れていた。ウチにも泊まっていって私も気持ちよくしてもらっていたのに、ここ最近は父はホテルとかで会ってるらしく家に来る事がなかったので。
外は寒いし家の中へ案内しようとすると、先生は私の手を掴んで制止した。
『ちょっと待って、今日はねもう一人いるんだけど』
「ん?誰??」
『先生の友達なんだけど、まぁ…アレよ、その…今日するでしょ?』
「ん?セックス??」
『そう、それでね、私の友達と言うか…』
少し言葉を濁しながら先生は駐車場に停めた車を指差した。その助手席に人影が。
『昔からの友達でね、今日の招待の事少し話して連れてきたんだけど…』
「あー…みんなでする事知ってるなら…いいんじゃない?」
『そう?大丈夫かな?』
「たぶんね~!今日男の人のが多いし歓迎だと思うよ?」
『ならよかった!』
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