むかし、誰かが言ったっけ
男女の愛は性欲に詩的表現を絡ませたものだって
私はまだ熱く熱く愛している
けど、彼は
彼は……
急速に冷えてしまった
記憶を忘れた、二人で愛し合った日々も全部
帰宅してから泣いた
もう止まらない涙
彼は真っ白になってしまった
これは天罰なのかもしれない
私への、罰……
しばらくの間
瑞希くんのいない家に帰るたびに寂しい気持ちになる
彼は……もう元にはもどらないかもしれないという不安で神経がすり減って行く
私らしくない言動をするようにもなった
私は……
こんなに弱っちい女だったの?
不安と寂しさで狂いそう
瑞希くんが欲しい欲求が腹の底に溜まっていく
仕事中にも下腹部が切なくなってくる
どうしよう……
どうしよう……
どうしたらいいの?……
瑞希くん……
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