その日、由里子の部屋からの物音を聞き付けた浩二が何気に部屋を覗いてみると、由里子が椅子に乗ってタンスの上の段ボール箱に手を伸ばしていた。
「あ、コオちゃん手伝って…」
浩二は咄嗟に由里子の尻を両手で押さえた。柔らかい感触が伝わってきた。
「ちょっと、やっコオちゃん…そこダメっ」
咄嗟に押さえた親指が尻の穴に当たっていたのだ。
【えそこダメって…離したら母さん倒れそうだから】
「お尻の穴に当たってるの、早く離して、くすぐったい」
堪りかねた由里子は尻をくねらせ、バランスを崩して床に転げ落ちた。
【大丈夫?】
「もう、変な所触るからよ。いいからあの箱下ろして…」
かなり前から置いたままの箱だった。由里子は箱の中身が何なのか確認しておきたかった。
【何これ?これって母さん?】
「えぇ!?なぁに~」
それは、縛られた由里子の姿、そしてバイブが○○○コに突き刺さった写真だった。ロープに手錠、そして鞭までもが入っていた。
【母さんって…こんな趣味あったんだ】
忘れていた!夫が病に倒れ封印した事をすっかり忘れていたのだった。
【父さんと、こんな事して楽しんでたんだ~ほらこの写真、母さんだよね?やっぱりスタイル抜群だったんだ】
由里子は言葉を失った。否定できない証拠の数々を浩二が見ていた。その母に…【これ見なかった事にするよ。母さんと父さんの事だし、それに俺、今の母さん大好きだし、ちょっと派手な格好もするけど、正直キレカワイイし、スタイルも良いから否定もしないよ…だから気にすんなよ…】
母の気持ちを察した浩二は、ちょっとコンビニ行って来るから、そう言って玄関を出た。
浩二が小学生の頃、一度だけの約束で縛られた由里子だった。その後その行為を拒否する事が出来なかった…Mの素質が芽生えてしまったのだ。だが、夫の病を知らされ、封印したままだった。
浩二が出たあと、箱の中中身を確認するまでも無く、写真だけをシュレッダーに通した。
それから一週間が過ぎ、二人は想い出の旅館へ向かっていた。軽自動車を操る由里子、黒いタイトスカートに白のブラウス。水色のブラが透けて見えていた。運転席に座る由里子のフロントスリット入りのタイトから見える、黒いノンガーターストッキング、そして見え隠れしていたのは水色のパンティーだった。
浩二は母に、気にするなと言ったが、母はMなのでは?高校生の浩二は、SMの具体的知識に乏しかったが、母は、魅せたい、視られたい、意識的な行為なのではと思う様になっていた。一緒に風呂に入り、パンティだけ着けて出てくる。それに、ショートパンツにタイトミニ、胸の膨らみ、谷間が見えるシャツ。運転席の母を視ながら、そんな思いが駆け巡っていた。
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