リハビリって大変
歩くって・・・・大変
久しぶりに動かす足はなかなか言う事を聞いてくれない
看護婦さんに付き添われて約1時間ほどリハビリをした
なかなかに・・・疲れたっ
「はい、お疲れさま」
にっこり笑ってくれる看護婦さん
姉さんが心配したような事はもちろんされてません
「ありがとうございました!」
「ふふ、、いえいえ」
僕も笑って返す
笑顔って大事
母さんに言われて笑顔はいつも忘れなかった
けどそれは所詮作り笑い
今は心から笑える
姉さんが待っててくれた
「瑞希くん、おちかれぃ、、」
「抱き締めなくていいってば、、」
「んん、、遠慮しないの、、」
落ち着く、、、
大好きな人、、
車に乗って帰宅
桂さんがスケジュール調整してくれてリハビリには姉さんが付き添ってくれる事に
「ぶっちゃけ今仕事したくなーい!」
「カミングアウトしながながら運転しちゃダメ」
「・・・・んーん、、、」
むくれた
かわいい、、、
「帰ったら癒してあげるね」
「きゃー、、、」
姉さんが仕事したくないなんて・・・
どうしたんだろ
帰宅してからソファで姉さんを膝枕して頭をなでなで
「どしたの?悩みがあったら聞いてあげるよ」
「やぁ、、、さすがお母さん系男子ぃ、、、」
流行らないかなお母さん系男子、、、、
姉さんが僕のズボンをキュッとつかむ
「なんかねー・・・寄ってくる男あしらうの疲れた」
あー・・・やっぱりテレビ出演はよくなかったか
良い事もあった。
大きな仕事を頼まれる機会が少し増えたみたい
元々、姉さんは失敗できない依頼がよく来てたし、それをちゃんとこなすから信頼されてさらに仕事が・・・って感じだった
桂さんがうまく仕事を調整してくれてたからなんとかやれてたけど
仕事外の煩わしい悩みが増えちゃったかぁ
「ま、おねーちゃんは強いから負けないけどね」
「・・・・姉さん、今はがんばらないで甘えてね」
ぎゅーって抱き締めると
姉さんは深く息をして眼を閉じた
「疲れ、吹っ飛ぶよ・・・・ありがとう。瑞希くん」
「・・・いいの」
「君がいてくれるから、私はとっても幸せ」
僕でも姉さんの力になれてるなら嬉しいな
「よし、えちーぃリハビリしましょ?、、」
「え?、、」
「ほらほら、ネコミミ♪」
「・・・あ、、」
良い事、思い付いた!
てかなんで今まで思い付かなかったんだろ、、、
姉さんに余ってるネコミミをつけた
「わぁ、、」
はしゃぐ姉さん、、
超かわいいっ!、、
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