葛城さんと姉さんがおしゃべりしてる間に真理亜さんにお屋敷を案内してもらう事に
「ここって広いですよね」
「うん、約500坪くらい」
「ごひゃく・・・」
都内で・・・だよ?
すごいお金持ちなんだろうな
「私の祖父が色々経営してましてね」
真理亜さんが微笑む
ほんとに綺麗な人・・・
碧眼の着物美人か・・・
姉さんも着物着たら綺麗だろうな
「お姉さん、綺麗ね」
「え、、あ、、はい、、」
「私なんかと比べものにならないなぁ・・昔も美しい人だったけど」
「姉さん、昔ショートヘアだったんですよね」
「ええ、少し惚れてしまいそうになりましたよ」
「はは、、かっこよかったんですね、、」
そういうば二人きりにしちゃったけど
大丈夫かな?姉さんをめちゃめちゃ狙ってたけど
「さて、戻りますか」
真理亜さんって
恐ろしいくらい気が利く・・・・・・
食堂に戻ると
のほほんと姉さんが紅茶を飲んでいた
葛城さんは必死で話かけてる
「空回りしすぎ・・」
真理亜さんがボソッとつぶやいた
「彩花、結婚してくれ!」
「やだー♪」
「お前を抱きたい!頼む!」
「お断りーっ♪」
姉さん、受け流すのはさすがですね
「見苦しい、やめてください。お兄様」
「求婚してなにが悪い!真理亜!」
「きもちわるい」
「・・・・・・」
真理亜さん
にっこり笑ってそこまで言えるのか
「瑞希くん、ケーキおいしーよ」
「わ、、いただきます」
おいしそう、、、
葛城さんは疲れ果てたようだな
「彩花・・・恋人はいるんだろ?」
「んん、、」
「もちろん抱かれたのだろうな!?」
「やだ、、葛城くんえちー!、、、」
「恥じらう彩花もたまらない、、やはり抱きたい!」
「また昔のように空気を抱きなさいなー」
なんか
心配ないかな・・・
この空回りはきっとうまくいかない・・・
姉さんの手のひらで遊ばれてるかんじ・・・
「葛城くん、今は何やってんの?経営者?」
「そろそろ隼斗くんと呼べ!ん?探偵をやってる」
「ありま・・すごいね」
「経営などは才能のある者に任せればよいのだ」
隼斗さんが
ちらりと真理亜さんを見た
なるほど・・・真理亜さんは経営の才能があるのか
「お兄様が落ちぶれている間に私は上り詰め、いざとなれば切り捨てますからね」
「できまい」
「できます」
「・・・・・・・」
また落ち込んだ
分かりやすい人・・・
「よし、彩花、寝室に案内しよう」
「お断りーっ!」
なんだかなぁ・・・
ストレートすぎ
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