食堂に案内してくれるみたい
綺麗な花が咲いた中庭を通る
広い中庭を通るアーチ状の屋根のある十字の石畳の通路
木製の白い椅子と丸い机
そこ着物をきた女性がいた
「あー、真理亜ちゃん!」
振り返った
わぁ、、綺麗な人
黒髪で長い髪を団子状にしてある・・・そして碧い眼・・・
顔は葛城さんにそっくり
双子?
「彩花さん?、、」
「ひさしぶりっ、、」
「おひさしぶりです、、まぁ、彩花さん、お美しくなられましたね」
「真理亜ちゃんもお美しいよぅ、、」
「あらまぁ、、」
姉さんが遠慮なくハグしてる
着物・・着崩れしちゃうよ・・・
真理亜さんが僕をちらりと見た
「ん・・・愛らしい子」
「はじめまして!僕・・」
「彩花さんの弟さんね」
あれ・・・・?
「あ、はい!瑞希といいます」
近寄ってきて屈んだ
「足、良くなるといいね」
「あ、はい・・、、」
「綺麗な子・・・・」
なんかうっとりとしてるような顔・・・・
「真理亜ちゃん!ミーの弟はビューリフォーでしょん!」
「あ、はい、、」
なんだろう・・・姉さんが花なら
真理亜さんは蝶
真理亜さんが僕の後ろを見てため息をついた
なに?
振り返ると
葛城さんがまた地面にへたりこんでる
「なぜ真理亜を覚えていて。俺を忘れているのだ」
「まぁ、お兄様ですからね」
「いつもその一言で片付けるな」
食堂に来た
広いし豪華としか言い様がない
料理が運ばれてきた
中津さん、運びかたも綺麗
「ビシソワーズでございます」
わぁ、、、おいしそう、、、
テーブルマナーとか守らないといけないのかな
「あの・・」
「堅苦しいマナーはいりませんよ。どうぞ、めしあがれ」
「あ、はい・・」
真理亜さんに言われた
なんだろう
先を読まれてる感じがする
いや、気のせいだろうけど
おいしい・・・
中津さんって料理、プロ級じゃないかな
葛城さんが姉さんをジーッと見ている
なんかギラギラした野獣みたいな眼
「いや、、、彩花、、、お前は人間か?、、」
「ん?アタイの血は真っ赤ですよ」
真理亜さんがクスクス笑う
なんかお嬢様ってかんじ
住む世界が違うんだろうな
「テレビ、見たよ、、、」
「あー、ありがとう、、」
「俺が言ったとおりだ。彩花はロングヘアーが似合う」
「せんきゅせんきゅ、、ミーは嬉しいよ」
そういえば姉さん昔はショートヘアだったんだよな
ボーイッシュだったらしい
見てみたいなぁ・・・、、
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