「あ?なんだてめぇ?」
一気に険悪な空気に・・・
姉さんがハッとして指差した
彼の・・・・後ろの人を
「貴女はもしや中津さん!」
あ、さっきの女の人もいたんだ
ぺこりと頭をさげた
「お久しぶりでございます。彩花様」
「やぁん、、昔と変わらずナイス執事っぷりぃ、、」
男の人がまさに
(´゜д゜)ポカーン
って顔してる
誰?この人
「彩花、俺、俺!」
「ん?・・・・・ん??・・・・んー?」
「葛城!」
「・・・あー!」
「中津は覚えてて俺は忘れてた・・・・だと?」
リアクション大きいな・・・
もう立ち直れないみたいな顔してる
ナンパしてきたモデルさんたちは散りじりに
「いやぁ、お久しぶりすぎて分からなかったよ葛城くん・・・」
「・・・・・君の記憶にこびりついたつもりでいたが」
「ごめん!」
「本気で謝られると余計惨めになる!やめてくれ!」
葛城さんが立ち上がって僕をみた
碧い目・・・綺麗
「この子は?」
「ミーのブラザーの瑞希きゅん、、、」
「お、おお、、、、、一度会った事があるぞ!覚えてるか?」
期待の目・・・
どうしよう・・・
ここで覚えてないって言ったらきっとこの人壊れちゃう
「微かに」
「・・・・・かすか・・・・に?」
「・・・・・すみません」
「・・・・・・・」
また床に手をついて崩れ落ちた
どうしよう・・・
「ぼっちゃま、帰りますよ」
中津さんの言葉には反応しない
姉さんがハッとした
「久々の再会を祝してお食事などいかが?」
「行こうか!中津、準備したまえ!」
なんだ・・・・なんなんだ?
食事する場所を聞いてから
それぞれの車で移動する
車の中で姉さんに聞いた
昔の同級生か
ハーフらしい
たしかにかっこいい人
でも・・・・なんか残念な感じが
「ここ・・・?」
大きな屋敷
高級ホテル?
ではないみたい・・・んー?
車から降りた
葛城さんが腕を広げてにっこり笑う
「ようこそ我が屋へ!」
我が屋!?
でっかい・・・すごぉい、、、
「瑞希君、でっかいね」
「んん、、でっかい」
姉さんもきゃっきゃしてる
うーん、緊張してきた
案内される
屋敷の中へ
すご・・・広い
葛城さんはガハハと笑う
「今日は専属シェフに腕をふるわせる!」
「笹塚料理長は休暇です」
中津さんが手帳を開いて確認してる
「・・・・なら夕飯どうするんだ」
「私が用意します」
「えー!!」
「ご不満ですか?」
「いいえ、喜んで食べます」
どっちが立場上なんだろ
・・・
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