姉さんが夜食を食べ終えてすこしパソコンで作業をしている
風邪ひかないでほしいな
最近肌寒いし
僕のカーディガンを姉さんの肩にかけてあげた
「ん、、、ありがと」
「姉さんは仕事熱心ですね」
「えー?いやぁ、、それほどでも、、」
僕は後ろから姉さんに抱きつく
暖かいなぁ
「瑞希くん、、仕事に集中できない、、」
「早くしなよ」
「いじわる、、」
風がごうごう唸る
その音を聞いて湧いてくる不安な気持ち
「瑞希くん、今日こそ一緒に寝よう?」
「姉さん、怖いんだ?」
「んー、怖いよ」
あれ?素直だな
姉さんが僕のカーディガンに袖を通す・・・僕を見つめて頬を撫でた
「瑞希くんを一人にするのが怖い」
「え、、、」
「お姉ちゃんのお部屋にご招待ぃー♪おいで♪」
手を引かれて
姉さんの部屋で寝るのは初めてだ
なんかドキドキする
「瑞希くん、寝る前に言っておくよ?約束守ってね?」
「なに?」
「今日はえっちな事禁止ね」
「今日は、って・・・・戻ってきてからまったくしてないよね」
「ん、、、ダメなの、、わかった?」
「はいはい、我慢します」
姉さんは腕を広げた
「おいでっ♪」
高校生にもなってこんな・・・・こんな・・・
あー、甘えてやる!
恥ずかしいけど甘えてやる!
姉さんの胸に顔をうずめた
灯りを消して吐息しか聞こえない
「姉さん、僕明日休校になったから暇なんだ」
「お、奇遇だね・・私も仕事キャンセルになったから暇なのだよ」
「え、、やった、、」
「あーん、、、かわいいなぁ♪もっかい言ってその台詞」
ギュウギュウ抱き締められた
思わず漏れてしまった言葉
嬉しいな、姉さんと一緒にいられる
「い、言わないよ」
「うへぇ、、残念」
でも明日台風が直撃するから出掛けられないよなぁ
「瑞希くんさ・・質問していい?」
「ん?なに?」
「血が半分繋がってる姉弟だけどさ・・・どう?」
「どう・・・って?」
「ん・・・いや・・もしばっちり血が繋がってたら気持ちわるいかなぁって」
「そうだったとしても姉さんが好きだもん、気持ちわるくなんか・・・」
正直全部繋がってたら罪悪感はもっとあっただろうな
本当の本当に血の繋がった姉さんと・・・恋愛関係なんて
「瑞希くん、、明日休み同士なら・・約束破っちゃいなよ、、、」
「約束決めた本人がそれを言いますか、、、」
「えっちな事、、、したい?」
「正直・・・えっちよりこうしてたいよ、、」
ぎゅっと抱きついた
甘えたい・・・このままずっと
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