それからしばらく経ち、加奈子も落ち着きを取り戻していた。
ある日加奈子が一人でいると、玄関のチャイムが鳴った。「叔父ちゃん…」
加奈子は少し驚いたような表情をしたが、招き入れた。
「兄貴は…?」「今日はかなり遅くなるって。叔父ちゃん今日は…?」
「ああ、分かってる。加奈には会うなって兄貴に言われたよ。加奈も言われてんだろ?」
加奈子は遠慮がちに頷いた。「その前にちゃんと加奈に謝っておきたくてな。
あれから大丈夫だったか?」「うん…お父さん私にはあんまり怒らなかったし、
色々訊かれなかった。私が泣いちゃったから。」
「男親は娘の涙に弱いからな。ところで、加奈は兄貴とはどうなんだ?」加奈子は首を傾げた。
「つまり、なんだ…俺と兄貴は似てるから、兄貴を見て俺とのセックス思い出して、
したくなったりはないのか?兄貴の方も俺達を見て、自分が娘と交わってるみたいな
錯覚感じたのかもな。俺に対する嫉妬もあったみたいだぞ。双子だから分かる」
「よくわかんない」加奈子は戸惑って言った。
「つまり、加奈はお父さんに抱かれたくないか?
お父さんは加奈を抱きたいかもしれんぞ。なんせずっと一人だからな。
そろそろお父さんの相手もしてやったらどうだ?」
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