蓮の家は学校から少し離れた高級住宅街にあった。その豪邸ぶりに翔は圧倒されてしまうが、蓮は特に気にする様子もなく中へと案内した。
リビングに通されると、そこはまるでモデルルームのように美しく整えられていた。大きな窓から差し込む光が室内を明るく照らしている。
「そこに座って」
蓮はそう言ってソファを指差した。言われるままに腰を下ろすと、蓮も向かい側に腰掛ける。そしてゆっくりと口を開いた。
「君は……僕のことを知りたいんだよね?」
その問いに翔は小さく頷く。すると蓮は優しく微笑んで続けた。
「じゃあ、教えてあげようか」
その一言に翔は息を呑む。そして恐る恐る蓮の目を見つめると、その瞳には妖しい光が宿っているように見えたのだった……。
「……はい」
翔は小さく返事をしたが、緊張のあまり喉がカラカラになっていた。心臓の鼓動が早鐘のように鳴り響き、全身に熱を帯びるような感覚を覚える。
そんな翔の様子を見て、蓮は静かに微笑んだ。その瞳には再び底知れぬ深い闇が広がっているように見える。
「じゃあ、まずどうして欲しい?君の好きなようにしてあげるよ」
蓮はそう言って翔に近づいてくる。その言葉の意味を理解するよりも早く、翔は無意識のうちに手を伸ばしていた。
そしてそのまま蓮の身体を引き寄せると唇を重ねたのだ。
最初は触れるだけの軽いキスだったが、次第に激しくなっていく。
舌を絡め合う濃厚な口付けを交わしながら、蓮の手が翔の股間に触れる。
そこは既に硬く勃起しており、ズボン越しに撫でられる度にビクビクと痙攣していた。
「朝霧先輩……俺……」
翔は切なげに蓮の名を呼んだ。そんな翔の様子を見下ろしながら、蓮はさらに激しく責め立てる。
シャツ越しに胸の突起を摘まれ、もう片方の手がズボンの中に侵入してくると下着の上から陰茎を握り込まれた。
「ああぁっ!先輩っ……!」
突然の刺激に耐え切れず声を上げると、蓮は妖しい笑みを浮かべたまま耳元で囁いた。
「可愛いよ」
その言葉を聞いた瞬間、背筋にゾクリとした感覚が走る。それと同時に一気に射精感が高まってきた。
「先輩……もうっ……!」
翔の限界が近いことを感じ取った蓮はさらに激しく手を動かす。そして亀頭を指先で擦りながら耳元で囁いた。
「いいよ、出して」
その言葉に促されるように、翔は蓮の手の中に大量の精を放ったのだった。
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