店を出て、二人で駅裏のラブホ街へと歩いて行った。男はホテル代は出すから、と歩きながらしきりに言っていた。この時間、多くのホテルは満員御礼状態。部屋の空いているホテルを見つけ、ラブホテルの部屋に入る。ドアを閉めるよりも先に男は私の方を向いて唇を押し付けてくる。立ったままキスをしながらスーツの上から私の乳房を鷲づかみにする。そして、慣れた手つきで私のスーツをするりと脱がせていく。甘ったるい、酒臭い息を吐きながら、男はねっとりとしたキスをしてくる。唇は柔らかく、酒臭いってことだけ除けば、けっして嫌なキスではなかった。男はキスを終えて唇を離すと
「君って、すぐに濡れるんだな。あそこ、グチョグチョだったよ。」
「そうかしら。でも、あんなにいやらしい指使いされたら、だれだって濡れるわよ。」
そう言いながら、おそらく今晩、初めてじっと男の顔をまじまじと見つめた。よく見るとなかなかの良い男だった。私は自分でブラウスを脱ぎながら、
「普段だったらこんなこと、断るけど。今日はお酒に酔っちゃって…あっ~、ワイン美味しかった~…今ね、いい気分なの。それに、今は彼氏もいないし…少し疼いてたのよ」
昔からそうだけど、私ってお酒に飲まれちゃうところがある。程よく酔っているせいか、言わなくてもいいことを口にする私。彼は私の話を聞きながら自分でも服を脱いでいく。カチャカチャとベルトを外すと、ズボンが床にポトリと落ちる。男はボクサーブリーフ一枚の姿になった。
「君って細いんだな。でも細すぎない。なかなかいいスタイルだな。もっと肉付きがいいと思ってたけで、君は着やせするタイプなんだね」
「そう?初めて言われたわ。まだまだ若いからね。私の身体…どう?いいかしら。楽しめそう?」
そう言って黒のブラジャーを外して上半身裸になる。プルンと小ぶりだがピンクの乳首を先端にした乳房が現れる。垂れもせず綺麗なお椀型の乳房…そしてその先端はすでに硬く尖っている。彼もブリーフを脱ぐ。
(…すごい…)
レバー色の赤黒くて大きなオチンチンはもうすでにはビンビンに勃起して反り返って、その先端はへその辺りまで届いている。オチンチンの括れは綺麗で、大きく傘が広がったような形状をしている。大きなオチンチンに視線を注ぎながら、パンティを脱いでいく。学生時代にVIO施術をしたので、薄く毛並みの揃った陰毛が白い肌に卑猥に映えている。
「おおっ、お尻の形、キレイだね。揉みごだえがありそうだ。」
(あなたのオチンチン。なかなかのモノじゃないの。今夜は楽しめそう)
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自分でいうのも変だけど、女子大生になってから、なぜか男性にはモテるようになった。特別の美人でもないし、スタイルなんて全然良くないけどモテた。たぶん上手く化粧とお洒落ができるようになって、色気の一つでも備わったせいだと思う。女子大時代は割と多くの男性と付き合った。街を歩けば結構ナンパもされたし、電車に乗れば痴漢にもよく会った。何人かの男性と付き合って、大概はセックスまで発展したけど、どの男性もなぜか私には薄っぺらく思えて仕方なかった。あの頃は男を見下してたかもしれない。そういう自分の中の悪い性が、男性を薄っぺらく見させてた、のだと思う。ほとんどの男性が、自分に変に気を使ったりするのはこそばゆくて嫌だったし、男って生き物は女を抱くために口先だけの薄いセリフを平気で言える存在のようにいつも思っていた。そのせいか、セックスに対してはほとんど抵抗はなかった。あれは単なる性器同士の結合。盛りがついた動物と同じ。そこには人間としての愛なんてなかった。
だから、終わったあとは、「男なんてまともに付き合うもんじゃないな」、といつも思う様になっていた。大学時代、彼氏がいなかったときはほとんど無くて、セックスへの渇きはあまり感じなかったけど、生理的な周期で不思議と身体が疼いて、
(どうしてもセックスしたい)って感情が沸き上がってくることがあった。そういうときは深夜でも彼の家に抱かれに行ったし、彼氏がいないときは女友達を誘って、クラブやバーに行き、男性から声を掛けられるのを待った。声をかけてくる男性を品定めしては、ほぼ毎回、一夜限りのセックスで欲求不満を解消していた。
ほとんどの男性はセックスの時には余裕がなく、セックスに飢えていて、私の裸身を見ると無我夢中で抱きついてきた。そして、丁寧な愛撫もなく、オチンチンを入れて腰を動すという単純化された動きが多かった。そして、セックスが終わるとまた会いたいと未練タラタラで懇願してくる。
「また会おう」、「連絡の交換をしよう」ぐらいならまだいいけど、「愛している」なんて信じられない言葉を平気で吐く男さえいた。私はそういうのが嫌いだったし、心の底でそういう男を馬鹿にしていた。今日は会社の同僚の女性と軽く飲みながら、「そう言えば最近してないわね」…と思ってた時に感じた男の指。気持ちよくさせてくれなければ、パシンと手を叩いてでも、止めさせるつもりだった。でも、私の想像以上に指の動きが繊細で、自分の気持ちいい所を刺激してくる。彼の誘いの言葉にOKを出したのも、彼ととのセックスに期待をしたから。お互いに生まれたままの姿になる。
「ホテルを出た瞬間から私のことはすぐに忘れてね。今夜、一晩限りにしてくれるかしら。お願いします。」
「わかった」
それだけ言うと彼はベッドに上がって仰向けになってM字開脚をして股間を見せつけてくる。一夜限りとはいえ、楽しむことはしたい。それが私のやり方。
「ねえ。見て、私のアソコ。今夜は貴方の物よ」
「じゃあそのオマンコで一晩中楽しませてもらおうか」
彼は私の横にしゃがみ込むと、キスをしながら両手が乳房をゆったりと揉みしだいていく。
「あっ、んんっ」
半開きの口から甘い声が出る。彼は、その表情を見ながらニヤリとすると、乳房を揉みながら舌先で乳首を弾く様に舐める。
「固くなってるよ。このピンクの乳首」
「もっと舐めて。そのいやらしい舌で私の乳首もっと舐めて」
左右の乳首を尖らせた舌先で弾き、それから舌で乳首を巻き取る様にねっとり舐め回していく。舌と唇で乳首を舐め、甘咬みしながら右手を下半身に伸ばして大きくM字開脚している脚の内腿から足の付け根に向かって手の平で痴漢の様にねっとりとなぞっていく
「ああっ、いやらしい手つき。たまんないわ。濡れてるでしょう。私のアソコ」
右の乳首にしゃぶりついて強く乳首を吸いながら股間に伸ばした右手の指がオマンコからクリトリスをなぞりあげる。
「ああっ、いい。もっと虐めて。指でもっといじめてぇ」
一夜限りの情事。素性もろくろく知らない男だから、本当の淫らでセックス好きな自分を曝け出せる。そういうセックスが大好きな私は彼の指先と舌の責めに遠慮なく快感の声をあげていく。周りの皆からは私は清楚な女のように見えていると思う。その私が聞いたことが無い程の甘い声を出し、オマンコという淫語を口にするなんて信じられないだろう。彼は私の喘ぎ声を聞きながらも、焦らす様に指先で足の付け根、オマンコの周りをゆっくりなぞる。直接触ってもらおうと卑猥に腰を動かすけど、その動きを避ける様にしてたっぷり焦らせながら左手で乳房を揉み、指先で軽く乳首を摘んで捻っていく。
「ああんっ、乳首いいの。ねぇ、もう触ってぇ。我慢できない」
私の顔を見ながら、
「どこを触って貰いたいんだ?」
「ああっ、オマンコ。私のオマンコ触ってぇ。クリトリスも好きに弄って」
(続)
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