リコはよしやに抱かれている。
今、全裸の二人はすでにお互いの欲情を高めるに十分なまで愛しあったのであろう…リコはすでに全身に淫らな汗を滲ませて、肩にかかる髪がほおや首筋にべったりとまとわりついている。
よしやがリコに覆い被さるように上になり、ほおの髪を優しく振り払うように指を走らせる。リコはよしやに組み敷かれた格好で、よしやの顔を見上げ、よしやがリコの中に入ろうとしていることを股間に感じた。
「ああ…よしやさん…来て」
無意識のうちに開いた腰をよしやを受け止めようとするようにせり出しながら、リコはその瞬間を待つ。
ずにゅぷっ
「くあぁっ」
よしやの熱く脈打つかたまりがリコの陰唇を押し広げながら侵入してくる。
リコが大好きな形が…リコの膣口をえぐるように擦りながら通過していく感覚に、リコの汗にまみれた身体がのたうつように跳ねる。
よしやの腕に抱きしめられ、逃げ場を失った状態のリコの身体は、さらにさらに深くよしやに貫かれていくしかない。
「ああん…いいの…気持ちいいの!」
全身を走り回る快感に、まるでよしやが遠くにいるかのように大きく喘ぎ声を発することでリコは何とか気が遠くなるのに耐えた。
よしやがリコが耐えようとしているのを見透かすように、リコの胎内の入り口から壁、そして奥のポイントを的確につくように腰の動きを強め、かき回し、突き上げてくる。
「いいっ…ひぃっ…よしやっ…そんなにしたら…もうっ!もうっ!」
リコが達する時にいつも見せてくれるよしやの優しい眼差しが遠ざかるような感覚に、自分がいきそうなのか気を失いそうなのかわからない波に襲われながら…遠くで名前を呼ばれて…
「まぁリコさん、すごい!…いっちゃうの?」
我に返ったリコの目に、リコの顔を覗き込むマユミの楽しそうな顔が飛び込んで来た。
「ああ…私…どうして?ここは?」
朦朧とした意識の中に…自分が会議室のデスクに全裸で仰向けに転がされていることを知る。
「ああ…いやっ」
リコはこの会議室であの部長に犯されながらも、部長の怒張を受け入れて…いや、受け入れるどころか、部長が全身に与えるその淫らな快感に経験したことのないほど上り詰め、そのまま気を失ってしまったことを悟った。
今や部長は会議机の上でリコを背後から羽交い締めにするように抱いていて、リコは部長の両手により膝の裏を抱えられて幼児が小用を足す時のような格好で宙に浮かされた両足をだらしなく揺らしている。
リコの胎内には…先ほどまでマユミの膣を犯すのに使用済のあのディルドが、マユミの手によって深く突き刺さっている。
ああ…あの…リコのお気に入りと同じ型の…そしてあの…リコを激しく上り詰めさせた部長の肉棒から型を取った…ディルドだ。
マユミが嬉々としてディルドを送り込み、激しくリコの膣内をかき回し、突き上げて来た。
「ああああ…ぐふぅっ…いぐっ」
夢の中でよしやに抱かれ臨界点まで達していたリコの身体は、マユミの、いやディルドの送り込んでくる新しい快感に、簡単にその臨界点を越えてしまった。
「ああ…いっちゃうのっ、おっ、おっ」
どちらが夢か現実かすらわからなくなったリコは部長の腕の中で抱えられた両太ももを激しく痙攣させて、迎えた絶頂をマユミと部長に鳴きながら伝え続けていた。
おわり
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