夕方まで遊びホテルの大浴場に浸かっていると、自然に女子トークになる。
『真由美さん、裕樹君はなんか言ってました?』
『ん?あ、おっぱい凄いなって褒めてたわよ』
『あん♪見てたんだぁ~ってじゃなくて真由美さんの水着です!』
『え、ああ…大人っぽくてきれいだって』
『ふ~ん、お姉さん好きなんですね。で興奮してました?』
『し、知らないわよ、見てないし』
『またぁ。でウチのどうでした?』
『彼?本当にがっちりしてるね。背中や肩も凄い筋肉』
『でしょ?男臭くてあの腕に抱かれるとゾクゾクしちゃうんです』
『またぁ。聞いてるこっちが恥かしいから』
『ところで裕樹君はどんなエッチするんですか?』
『ちょ、何いきなり』
『いいじゃないですかぁ。もうしてるでしょ、わかりますから』
『え?わかるって何?』
『たまに見掛けてもペタッとくっついてるし、私の勘は鋭いんですから』
さすがに恋多きと言われる子だなと感心しながら口が滑った。
『まぁ、ねぇ。優しく、かな』
『って激しく迫ってこないの?若いのに』
『私がゆっくりくっついてるの好きだから』
『へぇー私は激しいほうが好きだなぁ。あの筋肉に潰されそうになってグイグイされてぇ~』
『ちょちょ、わかったから。みんないるんだよ』
慌てて話しを終わらせロッジに戻った。
ホテルで夕食を済ませると海岸の花火大会が始まる。ベランダでビールを飲みながらのんびりした後は、リビングで大学の話を聞いたり今日の出来事などで盛り上がる。
私と裕樹は飲まなかったが二人は缶ビール数本を空けて上機嫌だ。
日付が変わる頃にそれぞれのカップルで部屋に戻りやっと興奮がおさまっていった。
『久し振りに楽しいお休みだったぁ。学生時代みたいで、裕くんも来てくれてありがとうね』
『うん、楽しかった。たまにみんなと遊ぶのもいいね。真由美さんの水着も見れたし』
『こらぁ、からかわないで。おばさんに見えないよう頑張ったんだから』
『だから素敵だったってば、興奮するって言ったじゃん』
そう言って裕樹が抱き付いて唇を重ねる。甘噛みし舌先がなぞりスッと侵入してくる。
『んっ!ん…』
ヌチュッと音を立て舌が触れ合い唾液のヌルヌルが身体を熱くし始める。
『まっ、待って。今日は、ね』
『うん?あっち?』
『違う、隣りに聞こえちゃうかもだから』
『あ、そうだね。うん、我慢する』
裕樹から離れ部屋を出てリビングで喉を潤した時、小さな喘ぎ声が聞えた。
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