『で、真由美さんたちも誘いたいからって彼がぁ~』
総務の彼女がホテルに併設するロッジに泊まる計画をたて、私達も誘われた。一泊とはいえ裕樹との宿泊に興奮しながらも躊躇するふりをする。
『一応誘ってみるけど、どうかなあ』
まだ水着は見せたことはない。下着や裸より照れくさい気もするが裕樹は二つ返事でOKした。
『真由美さんの水着、期待してるね』
『期待って何よ~』
『すっごいビキニとかTバックみたいなやつかなぁ?』
『はぁ?スク水しか持ってないし』
『あ、それ是非見たいかも』
『ばか。でも新しく買わなきゃ。じゃあ来週ね』
翌日の昼休み階下のショップを覗いてしたみする。最近はまた可愛らしいビキニや胸元を拡げたデザイン、大胆に肌を見せるワンピースと流行が変わっている。顔見知りもいる照れもあり他のデパートの水着売場で購入し当日を迎えた。
林に囲まれたロッジで着替え浜辺に出ると裕樹たちがパラソルを立て待っている。
『裕樹君、真由美さんの水着、すっごいわよ~』
と言うと大型のタオルを引き剥がした。途端に二人が歓声を上げる。
ネックホルダ型でパンツからV字に伸びた布が胸を隠す、背中は丸見えの水着だ。
『うぉーエロいっすね!』
『いや真由美さんきれいですよ!』
『バカ、お前は。俺は褒めてるんだぞ』
『真由美さんにエロいとか言っちゃダメです』
からかう筋肉マンをムキになる裕樹が追いかけ海に飛び込みはしゃいでいる。
総務は小柄で腰も細いがいわゆる巨乳娘。フリル付のビキニが外れそうなほど跳ね回っては筋肉マンに抱き上げられ喜んでいる。
裕樹は浮輪に乗った私を引っ張りながら波に漂っていた。
『裕くん、一緒に遊んでおいで』
『あとでね。まずは真由美さんを見てるから』
『あんまり見ないの。これ買うの勇気いったんだよ。大胆すぎよね』
『きれいだよ。可愛いビキニとか目じゃない。魅力的で興奮してるよ』
裕樹は水面下の手を股間に引き寄せた。
『ちょ、ヤダこんなとこで』
誰も見てはいないが自然の中で裕樹の勢いづくものを手の平に感じ、卑猥なことをしている恥ずかしさに赤くなる。
『だからあっちに行けないんだもん』
そう言うと気を紛らわすためか浮輪をクルクル回転させ私に悲鳴を上げさせた。
声に気付いた二人が寄ってくると、私を波でジャンプさせたり沖に放置し眺めたりと、まるで子どもをいじるように遊ばれる。
裕樹も治まったらしく三人ではしゃぐ姿は微笑ましかった。
※元投稿はこちら >>