邪悪な金メッキ達と合体した存在、魔の蛇は試練を与える蛇と同じ役割を持つ存在だったが、あろうことか美しい星を支配しようと考え、別時間軸の試練の勝者と果実の戦士達と戦ったことがあった。
その時は死んだ果実の戦士達や魔術が発展した文明を持つ異形の者達を冥界から呼び寄せて操ったが、果実の戦士達の強い絆によって最後は敗北した。
私達の目の前の魔の蛇の左には金メッキが変身した軍神の名を持つ黄金の果実の戦士、右には金メッキが剥がれ、腐ったリンゴのごとき、ドス黒い鎧が特徴の黒い果実の戦士がいた。おまけに黒い戦士の顔は漢字の『邪』を思わせる形状の眼鏡のようなバイザーがひと際目立つ。
どうやら魔の蛇が身体の一部を分裂させて変身した分身らしい。
金メッキ達は魔の蛇から与えれた本物の黄金の果実の力でさらに試練の勝者を超えようとしていた。
まさに蛇のごとき執念による賜物。
以下、偽りの黄金の果実は侮蔑の意を込めて金メッキに省略、魔の蛇は魔蛇(マージャ)と呼称する。
※元投稿はこちら >>