先に偽りの黄金の果実について説明するが、一言で言えば呪術、魔法を発展させた文明を持つ世界の知的生命体が人工的な黄金の果実にして、その世界を滅ぼした元凶でもあった。その力もまた強大で最終的には果実どころか、先に述べた惑星に試練を与える蛇と同等の存在に成りかけていた。
その世界の知的生命体、その星の人間には集合的無意識から造り出した空間と物質を操る特殊能力を持つ者がいたため、その者が造り出した空間に幽閉することで何とかそれ以上の暴虐は防げた。しかし、蛇が地球とその世界を繋げたことで果実の仮面の戦士を生み出した天才科学者が偽りの黄金の果実を封印した空間に繋がる石碑を発見してしまい、果実の作り方を再現した挙句、封印が解かれ、再び殺し合いが始まった。
しかし、これも試練の勝者となる戦士と果実の戦士達、空間に閉じ込めた者が変身した白銀と青の戦士によって阻まれ、封印どころか倒されることになった。
それから数か月後にまた復活するも試練の勝者、商社の友が変身する緑の龍のごとき戦士によってふたたび倒された。
今、私達の目の前にいるそいつは、執念深い邪悪な魂によって自力で神格化まで果たした偽りの黄金の果実だった。
しかもそれだけではない。試練を与える蛇はあらゆる世界の星に黄金の果実、禁断の果実の伝承や神話を無数に残してきた。
すなわち人工的な黄金の果実を作り出そうとする輩もその数だけ存在したはず。偽りの黄金の果実たちは世界や宇宙を超えて巨大なネットワークを形成し、試練の勝者に匹敵する力を手に入れつつあった。その力は試練の勝者が束になっても敵わないほどのものにもなりつつあった。
以下、偽りの黄金の果実については金メッキのリンゴとする。
そして厄介ごとはさらに重なる。
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