暫く教室で待っていると麻耶の気配を感じた。「帰ってきた」と言って皆廊下に出て窓から見たが、人影がない。「居ないじゃん」と誰かが言ったが俺は「もうすぐ来るよ…3…2…1」すると麻耶達が歩いて来た。「何で分かったん?」「凄ぇ」と皆は俺を見て言った。俺も自分で驚いていた。「麻耶~!!」と手を振ると振り返した。暫くして麻耶達が教室に来た。「ただいまぁ」と麻耶が言って友達に囲まれ、結果を聞かれた。やがて席に着き「ただいま」「お帰り」と挨拶をした。 先生が来て何か言ってたが聞いていなかった。ホームルームが終わり下校した。麻耶に新しい能力の事を言って試した。公園で麻耶が隠れた。「隠れたよ」とメールがきた。俺は麻耶の気配を探して感じた方に行ってまた集中した。強く感じる方へ行くとそこに麻耶が隠れてた。「凄いね!見えるの?」「ううん…感じるんだ」「そうなんだ…彰君と隠れん坊してもすぐ見つかっちゃうね」「確かにね」そんな会話をしながら俺達は帰った。学校から俺の家の方が近いが、付き合ってからは必ず麻耶を送ってから家に帰った。
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