関東大会じゃなく全国大会です。……全国でもどんどん勝ち上がり準決勝まで行った。準決勝の試合中に横からきた相手と接触して、転んだ時に右手首を痛めて途中交代した。治療して貰ったが何も持てない程痛く、結局コートには戻れずチームも奮闘したが、惜しくも敗れ中学最後の夏が終わった。「大事な時に怪我してゴメン」「何言ってんだ?俺達こそお前の足引っ張って悪かったよ…お前がいなかったら、ここまでこれなかったよ」「そうだよ俺達がお前が抜けた穴を埋められてれば…お前に頼りっぱなしだったから」と言って皆泣いた。…それからは皆受験生となった。俺はこの目のお陰で余裕があった。成績は学年で10位以内に入っていた。麻耶も10位以内だった。三者面談でスポーツ推薦でS高に行きたいと言った。先生は「若山君の成績ならもっと上を狙える」と言ったが俺は聞かずにバスケの強いS高を希望した。そして麻耶はN女子大付属N女子を希望したと言っていた。俺達は今後の事について話しあった。
※元投稿はこちら >>