学校で純也と会った。
嬉しいのに心のどこかにトゲが刺さってる。
「おはよう、香織、、、」
「うん、、、おはよ、、、」
どこかぎこちない。
「どうした?元気ないな、、、」
純也が香織の肩に手をやる。
それを思わず避けてしまう。
「えっ?」
「あっ、ゴメン、、、わたし、、、トイレ行くから、、、」
立ち尽くす純也を残し教室を出た。
わたし、何をやってるの、、、
こんなことしてたら純也にヘンに思われちゃう、、、
ちゃんと謝らないと、、、
しかし声をかけるタイミングが掴めない。
純也もあれから一度も話しかけてこない。
怒っているのかな、、、
不安が次から湧いてくる。
放課後になった。
ほとんどの生徒が帰った。
残っている純也はマリナと玲奈の3人で話してる。
いつもなら何話してるのと気軽に仲間に加わるのに今日はそれが出来ない。
離れた場所で男子3人が笑いながら話してる。
ひとりでいるのは自分だけ、、、
そんな香織をマリナと玲奈は不思議に思っているかも知れない知れない。
純也がひとりになるのを待っていたが、これではいけないと思い3人に近づこうとした。
そのとき教室のドアが開いた。
入ってきたのは遼平だった。
香織は思わず脚がすくんだ。
よりによって今一番逢いたくない男、、、
それを見た遼平はニヤリと唇をゆがめ純也を見つけると近づて行った。
嫌な予感、、、
「よう、広田、、、」
「何かようか?」
「お前、体育祭でたまたま勝ったからって、いい気になってねえか?」
よほど手に持っているようだ、、、
まるでチンピラの因縁だ、、、
「全然、、、」
見向きもせずに純也が応える。
「そんなに俺に勝ちたかったのかよ?汚い手使いやがって、、、」
「あんたバカなの?」
マリナが呆れたように言った。
「あん?なんだって?」
「卑怯なことしたのはアンタでしょう、、、」
「素人は黙ってろ、、、」
「へぇ〜アンタ玄人なの?笑える、、、」
「なに、、、」
「おい、女の子に力むな、、、用がないなら行けよ、、、」
「どうした広田?イケメン坊やがなんか吠えてるけど、、、」教室にいた男子3人がやってくる。
遼平を嫌っている男子は多い。
一瞬怯んだ遼平だったが、すぐに薄ら笑いを浮かべた。
それはイケメンとは程遠い醜く歪んだものだった。
「広田、お前、よっぽど俺のオサガリが好きなんだな?」
「なにわけのわからないこと言ってるんだ?」
「雫だけじゃないんだぜ、、、」
まさか、、、
香織を見る、、、
香織は真っ青な顔をして視線を逸らす。
「香織、、、あなた、、、」
玲奈が信じられないという表情を浮かべる。
「香織も俺のオンナだったんだぜ、、、去年の夏、ビキニで俺を誘っきたんだ、、、」
純也の顔が苦しげに歪む。
それを見て図に乗った遼平が得意げに続ける。
「雫と同じ初めてだったぜ、、、スキモノなのも同じでヤリたがるヤリたがる、、、まあ、俺はデカパイに飽きてすぐ捨てたけどな、、、」
「酷い、、、」
「最低、、、」
玲奈とマリナ。
「一昨日、、、久しぶりにまたデカパイ拝ませてもらったぜ、、、」
「香織、、、まさか、、、あなた、、、」
玲奈が思わず呟く。
「本当にカラダだけはスゲェよな、、、イキまくりだったぜ、、、広田、お前ちゃんとイカせてるのか?」
純也はただ香織を見ていた。
「お前じゃ物足りないんだろうな、、、おかわり連発でシャブるシャブる、、、俺の教えたフェラ、きっちり覚えてたぜ、、、」
そんなこと信じたくない、、、
しかし視線を逸らしたまま唇を噛み締めてる香織の真っ青な表情がそれは真実だと告げていた。
「そんなに俺の中古が好きならマリナと玲奈もヤッてやろうか?二人ともいい乳してるしパイズリも仕込んでやるぜ、、、」
舐めるような視線で二人を見てくる。
我慢の緒が切れた。
「このクズが!」
純也が掴みかかる。
「広田、よせ!」
男子生徒の一人が止めに入る。
遼平が殴りかかるのを他の二人が羽交い締めにする。
「広田、こんなクソ殴ってもお前が損をするだけだ、、、」
こんなに怒りを覚えたのは初めてだ。
しかしその言葉に冷静さを取り戻す。
「このキモ野郎!」
羽交い締めにされた純也に玲奈がローキックをかましてる。
「変態が!二度と近づくな!」
マリナがカバンを何度も叩きつける。
「立川、、、マリナと玲奈に指一本でも触れてみろ、、、ただじゃおかないからな、、、」
自分でも驚くほどの凄みのある声だった。
マリナと玲奈がジッと純也を見つめてきた。
つづく
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