次の日の夕方
ケンジくんのご両親が旅行から戻りました。
「2人でお留守番ありがとう。
どこか2人で遊びに行ったの?」
「はい、海を見てきました。」
「そう、良かったわ。
ケンジもお誕生日おめでとう」
「ありがとう」
いつもの家の風景に戻りました。
お二人ともお疲れだと思いこの日は私が夕飯を作り、
おみやげ話を沢山聞きながら
楽しい食事になりました。
後片付けをしている時に
奥様がそっと私の所に来ました。
「ねぇ、ゆみちゃん、
ゆみちゃんはケンジの事どう思ってるの?」
「えっ。どう…って?」
「ケンジを見ていて思うのよ。
あの子ゆみちゃんに気があるなって。
ゆみちゃんが来てから表情が柔らかいのよ」
…さすが母親…
「私はゆみちゃんも同じ気持ちなら嬉しいわ。
私もゆみちゃん大好きだもん」
嬉しいけど今打ち明けるのはやめておこう…
「もしそうなっても、
ゆみちゃんは夫に言わないようにね。
そこからゆみちゃんのお父さんが知ったら…怖いでしょ?」
「…確かにそうですよね…」
「もしケンジの事好きになってくれたら
私は全力で応援するからー」
そう言って奥様は私の背中を
軽く叩いて行きました。
奥様は最初からケンジくんの気持ちに気付いていたから
最初から私達が2人で出掛けるように言ったのかな?
嬉しいな、ありがとう。
GWも終わり
朝からケンジくんは私がプレゼントした
ネクタイをしてニコニコしています。
「凄く似合ってるよ」
「やった!ゆみちゃんありがとう」
奥様も気付いたのか
「ゆみちゃんから貰ったの?
素敵なネクタイね。似合ってるわ」
そして私達は駅まで一緒に行きました。
家から少し離れたところで
「ねぇ、ゆみちゃん
手、繋いでもいい?」
「ここまで離れたから…大丈夫だよね」
そして手を繋いで駅まで歩きました。
駅からは方向が逆なので
ホームではお互い見える所で
そして会話はLINEで
どちらかの電車が来るまでの間も
ケンジくんは一緒にいてくれます。
幸せだなぁー
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