その南がなかなか帰ってこない。
こんなことは今まで一度も無かったことだ。
そういえば朝、今夜飲み会があると言っていたけど、、、
それにしても遅い。
南は飲み会はいつも一次会で帰って来るのに、、、
しかも連絡も無い。
少し心配になってきた頃、南は帰ってきた。
1時を過ぎている。
凪が起きて待っていたことに、南は驚いたようだった。
「おかえり、、、遅かったね、、、」
「ごめんなさい、、、みんなにたまには付き合えって、、、三次会までいくはめになっちゃった、、、」
済まなそうに南が言う。
「いいんだ、、、たまにはそういうのも、、、息抜きになると思うし、、、少し心配したけど、安心したよ、、、でも連絡ぐらい欲しかったな、、、」
「ゴメン、、、忘れてた、、、」
「そんなに楽しかったんだ、、、良かったね、、、」
「うん、、、まあ、、、」
「明日もあるから先に寝るね、、、」
南は休みだが凪は出社しなければならない。
「本当にゴメン、、、先に寝てくれ良かったのに、、、」
「そうもいかないさ、、、」
わたしのこと、、、そんなに心配してたんだ、、、
「わたしもすく寝るから、気にしないで、、、」
しばらくすると南がベッドに潜り込んできた。
ベッドはダブルでいつも一緒に寝ている。
「あっ、、、起こしちゃった?」
「ううん、、、なんとなく眠れなくて、、、」
「そう、、、だったの、、、」
何となくいつもと雰囲気が違う、、、
俺とのエッチが好きで、いつもなら甘えるように求めてくるのに、、、
明日も俺が会社だから気を使ってるのだろうか?
何かオドオドしてるような気が、、、
そんな南にいつもと違う色気を感じてしまう。
南を抱きしめキスをする。
しかし南はかたまったままだ。
いつもはすぐに抱きついてくるのに、、、
「南、、、いいか?」
「、、、ゴメン、、、今日は疲れているから、、、」
断わられたのは初めてだった。
少しショックだったが、そう疲れてるよな、、、自分を納得させた。
「そうだよな、、、俺、ゴメン、、、」
「ううん、、、わたしこそゴメン、、、」
「おやすみ、、、」
「おやすみなさい、、、」
寂しくて拗ねてるのかな、、、
今度何とか休みを取ろう、、、
そう思いながら目を閉じた。
すると南が抱きついてきた。
「やっぱりシタい、、、わたし、凪とシタい、、、」
いきなり唇を奪われ舌を絡めてくる。
その後も南は情熱的だった。
いつもよりも積極的で激しく乱れた。
凪が好きなの
誰よりも愛してる
凪とずっと一緒にいたい
凪はわたしだけのもの
そう叫びながら南は何度も昇り詰めた。
途中でフェラもしてくれたが、凪がアソコを舐めようとすると洗って無いからと頑なに拒まれた。
それでもこの日の南はすごく敏感で貪欲だった。
ぐったりとのびてしまうまで凪を貪り尽くした。
翌朝、ベッドで心地よさそうに眠る南の頬にキスをして凪は会社に向かった。
しかしその日を境に、南が微妙な変化を見せるようになっていった。
つづく
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