夏の夕暮れ、からだを滑り込ませるように、店内に入ると、わたしは店内の暗さに慣れず、高い天井から細いコードで吊り下げられたスポット照明だけが目に入った。
入口から見て、縦に並んで輝くスポット照明は、数えにくいが、目を凝らすと5つの小さな電球が強い光を放っている。
その真下には、スタンドバーにあるような高さのある横広の長いテーブルが置かれていた。その左側には複数の女性の姿が見えた。真横から見える女達は皆、すらりとして、背が高い。奥の方には上半身裸の女もいるように見えたが、手前の女はブラウスをはだけて、砲弾型の真っ白な左右の乳房をテーブルの上に置いている。
ちょっと、ギョッとしたのは、その奥の女も、奥の奥の女も、同じように自分の乳房を背の高いテーブルの上に置いているのだ。
乳房がやわらかな白い果物のように並んでいるのが見えた途端、わたしは前からひとり、後ろからひとりの女に抱きつかれた。テーブルの前に並んでいる女の他に少なくとも2人の女がわたしを待ち構えていたわけだ。
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