茜は212号に通された。
院生は突き当たりの220号室へと案内された。
入信儀式は2人は別々に受けるらしかった。
茜が通された部屋は絨毯敷きの洋室だ。
縁のない大きなベッドが部屋の中央にある。
ベッド脇の棚には様々な淫行性具が揃っており、天井からは皮製のハンモックや麻縄が下がっていた。
ほとんどが女を犯すための装置だった。
部屋の四隅の床に卓ある上ランプが部屋を薄暗く照らしていた。
案内役の男は部屋を出て行った。
10分ほどすると見知らぬ男が4人入って来た。
最も大柄なのが教祖なのであろう。
40歳前後の外国人、他の3人は30歳前後の日本人だった。
教祖一人だけが現れるものと思っていた茜はやや怖れをなした。
全員、バスローブを身に着けている。
教祖は金色、他の信者は青のバスローブだった。
ベッドの足元の方に教祖が立ち、他の男達はベッドの三方を囲んで立った。
茜は教祖を見つめた。
「これから入信儀式を始める、茜よ、全裸になるのだ」
太く低い声で教祖が命じた。
茜は躊躇した。
他の3人の男達の存在が気になった。
「性愛教は性と愛とを重んずる、入信するためにはそなたの羞恥心を除かねばならぬ」
その声には逆らいがたい凄みがあった。
茜はブラウスとスカートを脱ぎ、恥ずかしさに顔を赤らめながらブラジャーとパンティーをとった。
そして真白い豊満な肉体をベッドに横たえた。
茜は硬く目を閉じていた。
教祖と3人の男が黙って茜の肢体を見つめている。
豊かな乳房と生い茂った陰毛に視線が注がれている。
茜は耐えがたい羞恥心を感じた。
「足を広げてそなたの女陰を見せてみよ、指で広げて見せるのだ」
教祖が命じた。
茜は観念した。
ゆっくりと足を開く。
恥部の割れ目が露わになった。
そこに教祖の鋭い視線を感じていた。
茜は命じられた通りに指で陰部の割れ目を開いて見せた。
あられもない痴態だった。
恥ずかしかった。
教祖はそのまま一分ほど茜の陰部を凝視していた。
茜の濃い陰毛と綺麗な桃膣に男達の視線が刺さる。
耐えがたい時が流れた。
「まず、そなたの感度を調べる、力を抜いて楽にしているが良い、始めよ!」
教祖の命令で青いバスローブの男達が動いた。
茜を囲んでベッドに跪く。
茜は凍りついた。
男達が茜の躰に手を掛けた。
男達の手が茜の乳房と股間に触れる。
茜は観念して目を閉じた。
男達が茜の躰を丹念に愛撫し始めた。
両乳房を男達が口に含んでいる。
舌先で乳首を転がしていた。
茜の両足は広げられたままだ。
男達の太い指が茜の陰部を執拗に弄んだ。
慣れた手つきだった。
クリトリスや小陰唇や膣内を巧みに捏ね回している。
茜は教祖の冷たい視線を感じていた。
3人の男達は無言無表情で茜を指姦している。
恥ずかしかった。
指で犯されていた。
躰が火照っている。
茜の陰部は既にずぶ濡れだった。
「茜、どうだ、気持ちがよいであろうが」
教祖が問うた。
茜が頷く。
目を閉じて躰の力を抜いた。
こうなったら男達に躰を委ねるしかない。
男達は心地好い香りがした。
何か香水をつけているらしかった。
茜はその香りに陶酔した。
思い切って広げた股間を男達の指が弄んでいる。
女陰が疼いていた。
恥ずかしさが徐々に甘い悦楽に変わり始めている。
男達は長い時間をかけて丹念に茜の女体を嬲った。
茜は感じていた。
女陰から快楽の種が燻り始めている。
男達の巧みな指使いで種は炎となって全身に燃え広がった。
「ああッ」
茜は声を上げた。
凌辱される快感はたまらなかった。
初めての感覚だった。
茜はこれまで自分から男達に性交を挑んでいた。
躰を犯されるのは初めてだった。
犯される悦びで欲情の極みに達していた。
男達は茜の両足首を掴むとそれを茜の顔の脇へと押しつけた。
体を二つ折りにされる。
尻を高々と掲げるマングリ返しの体勢を強いられた。
陰部が露わになる格好だ。
愛液に濡れた女陰がだらしなく口を開けている。
女としてこの上なく恥ずかしい姿だった。
その体勢のまま男達は茜を指で犯し続けた。
陰唇とクリトリスを弄び、太い指で膣と肛門を掻き回している。
燃え狂う快楽の炎が茜の脳裏を焼いた。
耐えがたかった。
耐えるすべがなかった。
茜はあられもない痴態を晒して「ああッ、ああッ」と甲高い叫び声を放った。
犯される悦びを堪能していた。
男達の手が茜の愛液に濡れてグチョグチョになっている。
「茜、遠慮はいらぬ、性の快楽に大いに陶酔するがよい、できうる限り性感を燃え立たせて女体の悦びを存分に味わうがよい」
教祖はじっと見下ろしていた。
男達は指の動きを緩めなかった。
単調に茜を指で犯し続けている。
茜の喘ぎ声だけが静かな部屋に響いていた。
女陰から愛液が垂れ流しになっている。
淫らな性の儀式だった。
気の遠くなるような凌辱が続いて茜は何度も絶頂を迎えた。
愛液がとめどもなく流れ出ている。
茜は耐えきれなくなって泣き出した。
「許して、許して……」
茜は繰り返し懇願した。
堪え難い快楽が全身を焼き尽くしていた。
耐え難い快楽の極みが次から次へと襲いかかった。
「よかろう、お前達は下がってよい」
しばらくしてから教祖が命じた。
男達は茜の躰から手を離し、部屋を出て行った。
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