珠緒はテキパキと仕事をした。俺以外にも部長や課長も、珠緒の仕事振りに好感を持っていた。そして週末に珠緒の歓迎会を開いた。俺は嫌な予感がした。その予感は的中した。珠緒はお酌されると断らずにガンガン呑んだ。やがて酔い潰れた。俺はセーブする様に言っていたが(やっぱりな…)と思った。「木村君…潰れたな…誰か送ってってやれ」と課長が言った。「自分が送って行きます」と言うと「木村君の家知ってるのか?」と言われ「同じマンションに住んでるんです」と答えると「そうだったのか?…じゃぁ始めから知ってたのか?」と聞かれ「いえ…何日か前の朝に偶然知ったんです」と言った。「そうか…じゃぁ頼むぞ…酔い潰れてるからって変な事するなよ?」と言われ他の奴にも「狼になるなよ?」と言われた。俺は(つーか付き合ってるし)と心の中で呟いた。珠緒を何とかタクシーに乗せた。珠緒を抱え運びながら俺は(デジャヴかよっ)とツッコミを入れ、ベッドに寝かせ服を脱がした。2回目なので慣れていた。
※元投稿はこちら >>