ある会社の思い出59
移動25
早い時期に、全席が台湾のツアー客に予約済みになったのに、欠便になったせいで、こんな大きなバスが全部、僕とこの魅力的な金髪の少女の貸切状態。しかも、隣のこの子が僕のこと、一目惚れな感じ。なんか運がよすぎて怖くなる。
オナマエ、ナンデスカ?
あっ、自己紹介してなかったですね。
ハヤシバ ソースケと言います。
ミスター、ハヤシバさん
ソースケさんト ヨンデイイデスカ?
ぜひ、そう呼んでください。
あなたは?
それから、どこから来たんですか?
ワタシ ハ ラブトリー シモンズと イイマス。イゴ オミシリオキ クダサイ。
僕は笑いをこらえながら、「ちょっと古い表現ですね」と言った。
タシカニ、、、ワタシ ノ 日本語 コフウ デス。
ワタシ、日本社会の フーゾク ノ レキシ モ ケンキュウシテマス。
ソースケさんハ 北斎ノ春画 シッテマスカ?
へえー、難しい事、調べてんだね。でも、知ってるよ。
専門学校の授業で画面の加工実習うまくなりたくて、夜遅くまで北斎の春画で、習ったワザを復習してた。巨大なペニスを女の方にくっつけたりして遊びながら、ワザを学んだっけ、、、
ワタシ、ムカシ ヤ イマ ノ ニホンジン ノ セクソロジー シラベテマス。
そういうと、ラブトリーは僕にからだをぴったり寄せてきた。
それから、きれいな手を僕の太ももの上に置いた。
ぴったりくっついたまま、僕の方を見て、タトエバ、コンナ フウニ、アッタバカリノ オンナノコ 二 クッツカレタラ ドウシマスカ?
ドンナ キモチ デスカ?
そうですね、気持ちいいよ、とても気持ちいいよ
ソウスケさん、チョット カワッテマスカ?
なんで?
きれいな女の子がからだを寄せてきたら、誰だって悪い気しないでしょう?
ソウカ、ソウデスネ
ワタシ 東京 二 スンデタ トキ ヨク ミマシタ。ヨル ノ デンシャで、ツカレタ オンナノコ ガ ヨリカカッテル ノ タノシンデル ワルイ オジサン。
オジサンじゃなくたって、楽しいんじゃない?
カリフォルニアでは、シンジランナイ ゲンショウだけど、ニホンではアルアル ダヨネ。
少し無言の時間が経ってから、ラブトリーの息が荒くなってきた。
彼女の手が僕の股間に置かれた。
コレ (はぁはぁ)ドー (はぁはぁ) デスカ?
うん、気持ちいいですよ
キモチ イインデスネ
(はぁはぁと耳元で彼女の息の音)
ニホンジンハ (はぁはぁ)オコ、、
オコリマセンカ?
怒らないよ、だって、こんなきれいな女の子に触ってもらって、どうして怒る理由があるの?
デモ、シユーチシン ツヨイ ハズ デス。
じゃあ、ラブトリーさんは、こういう感じだと怒るの?
羞恥心で怒る?
そう言いながら、僕はラブトリーのスルスルした太ももを軽く手のひらで撫でた。
アッ、、!
キモチ イイデス
ニホンジン ヤサシイ タッチ デスネ、、
日本人という言葉でまとめないでね。
僕は僕、僕の方を見つめて。
ハイ
そう言って、ラブトリーは澄んだ湖のようなブルーの目で甘えるように僕を見た。
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