ある会社の思い出7
3階の人事課も案内するわね。
僕はまた階段を上るとき、黄金原社長の生脚と剥き出しのアソコが見られるのかなと馬鹿な期待をしたけれど、社長はエレベーターを使った。それはそれで2人だけの密室空間でドキドキした。
ゲランのむせるような匂いが漂って来た。腕と腕が触れそうな距離なのに、なぜか近寄りがたくて距離を縮められない。
そのかわり、整った横顔と熟したからだを観察することにした。
誰かに似ているような気がしたけれど、だれだかわからなかった。
年齢は僕より一回り上かもしれない。
スリムだけれど、よく引き締まった脚と形の良さそうな大きな胸が印象的。
うーん、誰だろう?
このクールさと人懐っこさ鶴田◯由、本上ま◯み、常盤◯子、伊東◯咲、、、そういうひと世代前の美人たちに似た上品さがあると思う。
着いたわ
一瞬、軽く手を引くようなしぐさの時に、指と指が触れただけで、ドキドキした。
人事部はエレベーターを降りてすぐ前の部屋だった。
やっぱり指紋認証。各セクションに出入りするのにいちいちガードがあるなんて不思議な会社だ。
ドアを開けると、ここも6人の配置。
そのうち、3人はさっき面接で会った女性たち。
残りの3人も冷たい感じの美人やかわいい感じの美人。
「人事部は総務や意匠登録も兼ねてるの。でも、中心は新入社員の研修や仕事の能率化。社員の体調管理や福利厚生もみんなこの6人がしてるのよ」
社長の福利厚生という言葉が引っかかって、僕は余計なことを言った。「福利厚生って、スッキリ部屋の管理とか?」
「そうそう、宗介くん、なかなか察しがいいわね。なかなかイケない社員さんがいるとき、補助してあげることもあるから、みんなテクニシャンよ」
「だけど、レズだけということでもないの。みんな男の子も大好きよね?」と社長が6人の社員に聞くと、みんなうなづいたり、顔を赤らめたりした。
「豊橋さん、刈谷さん、知多さん、こっちに来てハグしてあげなさい」
3人の女性が軽やかに飛んできて並んだ。それぞれ、面接官の3人と同じように名刺を渡してから、軽いハグというよりも恋人のように甘えた抱き方で僕を抱いてくれた。みんなブラを着けていないので、押し付けられたおっぱいの感触が気持ちいい。
3人目の知多さんの時には僕はもう爆発寸前まで勃起していた。
「すこし慣れてきたでしょう?こういう挨拶、嫌いじゃないわよね?」
社長の言葉に我に返って、頷く僕。
やっと、最初にしなくちゃいけなかったことを思い出して、「林葉宗介です。たぶん来週からお世話になります」と挨拶した。
「隣の研修室も見てもらうわね」
そういうと、美しい女社長は僕を隣の部屋に案内してくれた。
「研修室は新入社員が最初の1ヶ月、午前中だけ研修してもらう部屋よ」
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