ある会社の思い出93
社員寮25
美久は気を利かせて、僕と寮長だけを寝室に残すために、「わたし、隣の部屋で着替えますね、ご主人さま、次のお洋服は何がいいですか?」
僕は何となくナース服って言った。
その瞬間、こちらを見てた美久ちゃんの顔がほんのすこし曇ったような気がした。僕は寮長の真知子の前職がナースだったことを気にすべきだった。
美久は「誰よりも色っぽいナースさんに変身して待ってま~す」と茶化してくれたけど、ちょっと苦しげな笑顔。
ベッドの上からくしゃくしゃのチアのユニフォームを拾って、開いたままになっていた衣装棚からナースの制服を手にとって、隣の部屋のドアを開けた。
美久の苦しい思いを感じて、僕は胸が張り裂けそうになった。
なんでナース服に着替えて欲しいなんて、馬鹿なことを言っちゃったんだろう。まるで真知子のほうが好きだと言ってるようなもんじゃないか、、、
美久は扉を閉めるときに振り返って、こう言った。
「寮長はハードな方がお好きみたいですよ」
僕はそれを聞いて、もっと複雑な気持ちになったけれど、心と体は別物。カチコチにシコった逸物はまだ天を向いていた。
ドアが閉まって、ベッドの方を振り返ると、真知子がうつ伏せのまま、僕を見つめている。
もう目が潤っていて、唇が半開きになって、欲望で発火まぎわのからだに火をつけて欲しいという顔だ。
僕はまたベッドの上に乗った。
うつ伏せになった真知子の体な足元にしゃがんで彼女のからだを舐めるように見つめた。
美しい長い脚がそこにあった。
よけいな肉ひとつついていない細い脚。アスリートほどじゃないけど、ふくらはぎにも太ももにもうっすら浮かび上がる筋がかえってエロい。
実年齢よりも5歳ぐらい若い少女のようなお尻。
くびれたウェスト。
背骨がすこし浮かび上がって、肩甲骨のまんなかにつながっている。
長くて細い首。
長くも短くもない髪はさらさらしていて、よくできた高価なフランス人形の細い髪みたいだ。
髪の間から見える耳は興奮していて真っ赤に染まっている。
耳以外のからだは輝くような乳白色で、真知子をとびきりイイ女にみせている。
※元投稿はこちら >>