俺は軍手と鍵棒を渡し「じゃぁコンテナをここまで引っ張ってきて」と言うと「分かったぁ」と言って手伝ってくれた。いつもより早めに積み終わった。「疲れた?」「ううん…全然…楽しかった」「ありがとうね」と言うと七海は笑った。「本社まで距離あるから寝てていいぞ」と言うと「うん分かった」と言った。少しすると七海は眠った。…本社に着いた。七海はまだ寝ていた。起こさない様に降りて空コンを降ろした。再び乗り込みトラックを駐車場に停めた。「お~い起きろ…帰るぞ」と起こすと目を覚ました。「あれ?終わったの?」「終わったよ」「えっいつの間に?」と少し驚いていた。トラックを降り事務所に行きタイムカードを捺し、自分の軽に乗り込んだ。七海は「もっとゴツいのに乗ってるのかと思った」と言った。車を走らせ約20分、俺が住む一軒家の貸家に着いた。「ここが義さん家かぁ」と言った。中に入った。「汚いって言ってたけど案外綺麗だね?」と言った。俺は衣装ケースからTシャツとハーパンを七海に渡した。
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