「これからも宜しく」と言うと七海は目に涙を溜め「宜しくお願いします」と言って笑った。それを見ていたマスターと店員が「おめでとう!!」と言って祝福してくれた。俺達は「ありがとうございます」と頭を下げた。そしてマスターは「コレ店からのお祝いっ」と言ってショートケーキを3つ出してくれた。「飲み物代は貰うけどケーキ代はいいよ」と言うと店員が「マスターのケチっ!!…お祝いなら飲み物代もサービスしたら?」と言った。すると「う~ん…今日はしょうがないかっ…めでたいもんなっ…俺の奢りだっ」と言った。「それはダメですって」と言うと「いいのっいいのっ」と店員が言った。…その後、俺達は店を出て改札口まで行った。「じゃぁここで」「ありがとうございました…気をつけて」と言うと、七海は「お母さん…たまに遊びに行っていい?」と聞いた。奈緒子は「うん…義弘さんとおいで」と言った。奈緒子は改札を通り抜けホームへと降りて行った。俺は見送る七海の手を握り締めた。
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