「そうなんですか…良かったですね」と言うと「まだ生活はギリギリですけど…何とか暮らせてます」と言った。大人しく聞いていた七海が口を開いた。「何で私を置いて行ったのっ!!…私ずっと寂しかったんだよっ!!…大好きなお父さんが居なくなって、その上お母さんまで…私がずっとどんな思いで居たかわかるっ?…何で園の近くまで来てたのに話し掛けてくれなかったのよっ!!…ずっと我慢して待ってたのよっ?…ずっとお母さんに会いたいって…」と言うと泣き出した。そして「もう来ないで…どっか行って…二度と私の前に現れないでっ」と言った時、俺はキレて七海の頬を叩いた。「お前っ…今何言ったか解ってんのかっ?」と言うと七海は俺を見た。「お母さんにそんな事言ったら…俺がお前の事嫌いになるぞっ」と言った。七海は何で?と言う顔をした。俺は自分の過去を話し始めた。俺の親は知り合いの保証人になり、その知り合いが逃げてしまい借金を背負った。両親は俺を祖母に預け住み込みの仕事をした。その時の俺はS6だった。
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