不安になる俺とあっけらかんとしている七海。結局俺の結論は出ないまま、七海に押し切られる感じでその話しは終わった。…翌日、10時頃美容室に出掛けた。美容師さんに「2時間位懸かります」と言われ、俺は「じゃぁ髪切ってる間その辺ブラブラして来るよ」と言うと「うん…分かった」と言った。俺は繁華街の金物屋に行き合い鍵を作った後、携帯ショップに入り新しく七海用のスマホの契約をした。美容室に戻ると店の前で七海が待っていた。「似合うね」と言うと「どこ行ってたの?」と言われ「コレっ」と袋を渡すと「あっ!?携帯?」と言った。「無いと不便だろ?」と言うと「ありがとう」とお礼を言った。「無駄使いするなよ?」と言うと「うん…あっ!?鍵?」と言い「無くすなよ?」と言うと「うんっ無くさないっ」と喜んで言った。飯を食べて家に戻り「じゃぁ仕事だから」と言うと「気を付けてね?」と言いキスをしてきた。車を出すと七海は車が角を曲がるまで見送ってくれた。俺は少し楽しい気持ちで会社に向かった。
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