美穂の笑顔に昔を思い出し、公園に着くと俺の思いをすべて話した。
篤が嘘をついて告白した事。
篤が玉砕したら次に俺が告白するつもりだった事。
美穂が篤の告白を受け入れた事に驚いた事。
初Hの話しは聞きたくなかったと。
それからは二人を遠くから見守っていた事。
就職して二人の事が耳に入るたびに何故かいらついた事。
美穂の消息が途絶えた後もずっと気になっていた事。
「あの日に戻りたいね…。」
すべての思いを美穂に話すと、美穂は大きく深呼吸をして一言そう言った。
「そやな…。美穂の話しってなんや?俺は何もかも正直に話した。美穂も全部話してくれ。」
「私…子供が産めない身体なの…。いろんな事ありすぎて…。もう…。」
少し間が空き、美穂はそう言いながら涙をこらえきれず、膝の上に大粒の涙を落とした。
「辛い事言わせたな。ごめんな。」
「身体も…。」「もう言わんでええ。」
俺は話し続ける美穂の言葉を止め、美穂の手を掴むと美穂はその手を払いのけた。
「健二、有難う。気持ちの整理ついたよ。もう帰ろ!」
俺は美穂の体調を考えて、これからの事は帰り道にと思い車を走らせた。
「病院辞めてこれからどうするんや?」
「どうするって…。それは…。」
「アパートも出るんやろ!その先や!お前これからも一人で生きて行くんか?」
「もうええやろ!私の事はほっといて。これ以上は…。」
「ほっとけないな!やっと逢えたのにほっとける訳ないだろ!」
思わず声を荒げた俺に美穂は身体を震わせ俯いた。
「健二…。アソコに入って!」
お互いに無言のまま車を走らすと美穂は少し先のラブホテルを指差した。その顔は何かを決意した様な険しい顔で、俺は無言で車をホテルの駐車場に入れた。
美穂は先に車を降り、俺はその後についてホテルに入ると美穂は無造作にパネルに触れ、部屋のキーを取りエレベーターの前に立った。
お互いに一言も話さず部屋に入ると美穂は服を一枚づつ脱ぎ始めた。
「何するんや!何でこんな事するんや!」
「いいから、黙ってて!」
俺が目を背けると美穂は声を荒げた。
「健二…もうええよ!こっち向いて!」
その言葉にゆっくりと美穂の姿を見ると、そこには全裸の美穂の姿があった。
「お…お前…!」
俺は言葉を失った。
25歳とは思えない黒くデカイ乳首、張りのない乳房はダラリと垂れていた。
手首には無数のリストカットの傷痕。
陰毛はなく、飛び出した陰核は見たことのない大きさで赤く腫れ上がり、どす黒く肥大した陰唇は脚を閉じていてもはみ出していた。
美穂はベッドに座り脚を開くと伸びきった陰唇の中からもう一つのデカク変形した陰唇がはみ出していた。
アナルも脱肛したかの様に飛び出し、無惨な姿を見せていた。
「こ…これが本当の私の姿よ。生きるために数え切れないくらいの男達を受け入れたわ。拉致されてからは地獄の様なありとあらゆる責めを受けて…。膣も裂けて何度も手術もしたの。分泌物はもう出なくなり、いつも擦れた痛みしかないの。クリはいつも下着に擦れて…それも痛みしか感じないの。3回中絶したの。流産は2回でもう子供は諦めなさいって…。これが私なの…。こんな身体…。こんな身体の女の事なんかほっといて!お願いします…。もう…優しくしないで!」
美穂はすべてをさらけ出し泣き崩れた。
「美穂…辛かったな…。でも…これからは二人で…。」
「やめて!これ以上優しくされたら…。嫌や…。健二を不幸にしたくないの…。だから…だから私達…。離れた方がいいの…。」
「今お前を離したら俺が一生不幸や!美穂を幸せにする。二人で幸せになるんや!俺達、離れ離れになったらダメなんや!あの日出逢った時から、あの時から覚悟決めてたんや!お前もそうやろ!お前も覚悟決めてたんやろ!今更怖じけづくなよ。正直に言えや!」
「そうや!あの日私も覚悟決めたよ!けどな…健二の気持ちが…。私のすべてを知った健二の気持ちが…。怖かったの…。だから…私…。」
「この馬鹿が!お前は俺が心に決めた女や!その覚悟一生貫け!ええな!」
「は…はい。け…健二…。有難う…。健二ー!」
俺達の本当の思いは繋がり、美穂を抱き寄せ俺の胸に包みこみ、互いの覚悟を胸に刻んだ。
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