6時、俺は来月の生産計画を立てるため残業をしていた。すると俺の会社から支給されている携帯に着信があった。知らない番号だが何かあったときのためにこの番号は会社中にオープンになっているので必ずかけなおすことになっている。
「村松です」
「村松さんでしたか、何かありました?」
「まだ仕事中?」
「そうですよ」
「何時に終わる?」
「あと30分くらいで」
「そう、終わったら家にきて一緒に夕飯食べようよ」
「え、だって娘さんとかに迷惑じゃ」一度飲み会の帰りに家に送っていって娘が迎えたのを思い出した
「今週修学旅行でずっといないのよ、おかず作りすぎちゃって、家に持って帰って食べてくれてもいいし、コーヒーおごってもらったからそれくらいしなとなって思って」
「わかりました、七時前にはもらいにいきますよ」
「うん、待ってる」村松さんの声が弾んでいた。
俺は仕事を片付け村松さんの家に向かった。20分ほどで着いた。昔ながらの一軒家で車を停めるスペースは充分にあった
「いらっしゃい」村松さんが迎えに出てきてくれた
「すいません、気を遣わせちゃったみたいで」
「さあ、中に入って」
「でも、ここで待ってますよ」
「なに遠慮してんよの、おばちゃんの家に上がり込んだってなにも噂なってたたないから、安心して」見透かされていた
「それじゃおじゃまします」明るいところで見ると村松さんはいつもと感じが違っていた。ロングスカートに黄色のニットのセーター、胸の大きさが協調されていた
「古い家だから遠慮しないで」いつもより優しい声だった
「娘さんいつ帰ってくるんですか?」
「金曜だよ、なんか寂しくってさ」
「いつも元気な村松さんも寂しがりやたったんですね」食卓にはすでにたくさんの料理が並んでいた
「凄い、村松さん料理上手なんですね」
「そう、つい作りすぎて、もったいないから食べちゃうと太っちゃうのよね」
「俺も人のことは言えませんよ」
「ビール飲むでしょ」
「え、車ですから」
「いいじゃない、泊まってけば」
「まずいですって」
「いいから、少しだけ付き合ってよ」ビールがグラスに注がれた
「乾杯」村松さんは一気に半分飲み、俺は仕方なく一口飲んだ
「さあ、食べよ」肉じゃが、唐揚げ、ポテトサラダ、俺の好物が並んでいる
「凄い美味い」俺はガツガツ食べまくった
「おいしそうに食べてくれると嬉しいわね」
「まじで、うまいっすもん」
「家は女の子だから気にしてあまり食べてくれないのよ」
「年頃の女の子はそうでしょうね」俺は村松さんの空いたグラスにビールを注いだ
「ねえ、この間のラブホの話きかせてよ」
「えっ、まじですか?」食事をほぼ平らげたあと村松さんが切り出した
「うん、なんで車に一人だったの?」少し酔っているのか村松さんは瞳を輝かせていた。俺も少し酔っていたせいか、村松さんにムラムラしていた。
「その、デリヘルって知ってます」
「なんとなく、詳しく教えて」村松さんがビールのグラスを持って俺の隣に座った。俺は村松さんの胸に目が行っていた。
「全部教えてくれたら、見せてあげてもいいよ」村松さんのはいたずらっぽい笑みを浮かべた
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