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命令してくる自分
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:命令してくる自分
投稿者: 貴之

立体駐車場に停めた車の中で、静かにゆっくりと息を吐く。
何時間そうしていただろうか、辺りはもう真っ暗だ。
さっきからずっと人の出入りもない。

人気は全くない。
けれど、安全とは言い切れない。
ポツリポツリと停まっている車のどれかの中に我慢している男が潜んでいるかもしれない。
深夜まで仕事だった男が、今まさに車をとりに向かっているかもしれない。
安全とは言い切れない。
なのに、私の指はブラウスのボタンを外していく。

こんな事は しちゃいけない。
このままじゃ、いつか取り返しのつかない事になってしまう。
そう分かっているのに、私はブラウスを助手席に置くとスカートのチャックに指をかけた。

 
2025/05/03 08:06:37(u27h7YkS)
2
投稿者: 貴之

  脱げ・・・   早く全裸になれ・・・

     ほら早く・・・

        全部脱ぐんだ、ほら・・・


いつもそうだった。
昔からずっと、私は私の心の中に湧く『命令』に抵抗できない。
ずっと、『命令』されるまま全てを実行してきた。

きっかけが何だったのかは思い出せない。
男子に着替えを見られるのが恥ずかしくて家から水着を着込んでいった プールの授業の日、下着を忘れてしまって それからの半日以上をノーパンで過ごした時間か、公園でブランコを漕いでいた時にベンチに座る中年男がニヤニヤと笑いながらスカートの中を覗く視線に気づいた時だったか、、、
とにかく、幼くして目覚めてしまった。
恥ずかしいと思っているのに心の中に棲みついた何かに命ぜられるまま、ダメだと思いながらも全てに従ってしまう日々が始まった。
恥ずかしいと思いながら下着の無いまま廊下を駆けた。
もし下に誰かがいたら見られてしまうかもしれないと思いながら スカートを押さえる事を禁止して階段を上った。
覗かれていると分かっているのに さらに強くブランコを漕いだ。
25/05/03 08:07 (u27h7YkS)
3
投稿者: 貴之


『命令』は、だんだんとエスカレートしていった。
自覚した後は止められなかった。
ダメだと思えば思うほど、我慢すればするほど要求が激しくなっていく。

こんな事は、しちゃいけない。

そう思いながら、下着を脱いで授業を受けるようになった。
最初は我慢したが、すぐに実行しなかった罰として脱いだ下着は体育館の裏にある男子トイレに置かなくてはいけなくなってしまった。
洋式の便器の蓋の上に置いた下着を思い出し、誰かに見つかるかもしれないと思いながら興奮していた。
掃除をしにきた用務員に、授業をサボった不良に、いやもっと悪くて もっと酷い男に・・・誰かに見つかり、私は破滅してしまう。
私の下着を見つけ、待ち構えている男に襲われてしまう・・・そんな事を考えながら下着を回収する事までがセットのプレイになるのに時間はかからなかった。

25/05/03 08:07 (u27h7YkS)
4
投稿者: 貴之

大学への進学で 一人暮らしが必要なほど遠くの学校を選んだのも『命令』の一つだった。
もちろん女性の学生専用の安全な寮じゃなく普通のマンションを選んだことも。

最初の『命令』は、引っ越しの手伝いに来てくれた母が帰った日の夜だった。
私は『命令』されて全裸で玄関の扉を開けた。
外から入ってくる空気が全身を撫でるのを感じて興奮してしまったのを覚えている。
そしてそのまま、その日のうちに一歩だけだが 全裸のままで外に出た。

次の機会には玄関の外で目を瞑り、全裸のまま10を数えた。
ベランダでも同じようにしたが、やはり玄関の扉が閉まる音は 凄まじい恐怖と興奮をくれた。
だから全裸のまま廊下を徘徊し、わざとゆっくり歩いて自分の部屋とは反対側にある壁にタッチしなくてはいけなくなるのに時間はかからなかった。

やがて非常階段で屋上までいくようになった。
夜中、エレベーターのカゴの中でオナニーするようになった。
いけない、こんな事をしてたらいつか取り返しのつかない事に・・・そう思いながら、最後には それが日課のようになっていった。

25/05/03 08:07 (u27h7YkS)
5
投稿者: 貴之

   ダメよ・・・  危ない・・・

      もし誰かきたら・・・

         もし見つかったら・・・

怖い。
でも、私の手はドアを開ける。
冷たい空気が車内に流れ込み、熱くなった体を撫でた。
たったそれだけで、自分がいかに無防備で危険な状態なのかが思い知らされる。

人気はない。
こんな時間に、誰も来るはずがない。
そう自分に言い聞かせながら下着を脱いでいった。
ブラをボンネットに置き、パンツはドアミラーに掛ける。
もちろんどちらも『命令』だ、抗うことはできない。
見た誰かが より違和感を感じるように、アレは何だろうと確かめたくなるように飾っていく。

大丈夫、誰も来ない。
誰にも見つからない。
車もほとんど停まってない。
そう思いながら、自分と同じフロアだけで3台も車が停まっている駐車場の中で全裸になった。



25/05/03 08:08 (u27h7YkS)
6
投稿者: 貴之

コツ、コツ、コツ、コツ、コツ、、、

歩くたび、ハイヒールが大きな音をたてる。
それはまるで悪意のある男を、私を襲う男を呼び寄せているように感じた。

コツ、コツ、コツ、コツ、コツ、、、

大丈夫、誰も来ない。
誰にも見つからない。
こんな時間に誰かが来るはずがない。

そう思いながら、私は今まさに仕事を終え 車を取りにくる男を想像していた。
バーテンダー、キャスト、ホスト、、、どれも酒に酔っていて理性の崩れ掛けた男だ。
夜間専属の警備員、くたびれたサラリーマン、夜勤明けの土木の作業員、、、どれも女に飢えていて、汚れた服を着たガサツな男だ。

コツ、コツ、コツ、コツ、コツ、、、

私の足は、わざと少しだけ遠回りしながらエレベーターホールに向かった。
もう車はほとんど停まっていない。
けれど、このフロアだけで3台も停まっている。

コツ、コツ、コツ、コツ、、、

静かな暗闇にハイヒールの足音が響く。
まるで、その後は悪意を持った下品な男を呼び出しているように感じる。
この音を聞き車のどれかから、いや全ての車から 今まさに男が出てくる・・・そんな光景を想像しながらエレベーターのボタンを押した。


25/05/03 08:08 (u27h7YkS)
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