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日常の裏側
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:日常の裏側
投稿者: 貴之 ◆iCdgR6D1oU
きっかけは、最初の一歩の原因は「タイクツ」だった。
どこにでもいる、他の誰とも変わらないように見える既婚者の女性が、、、

ある日から、旦那の食べた朝食の皿を洗い洗濯機のスイッチを押した後には、リビングの壁際に備えられたパソコンの前に座るのが日課になっていた。
いつもと同じ仕草でマウスを操作し、いつもと同じキーワードを打ち込む。
パスワードを打ち込む頃には、その顔は上気していた。


「あ・・・また・・・」
目的の文字を見つけて、その興奮は高まる。
スレッドツリータイプの掲示板の中で、人妻、調教、、、その先に並ぶスレッドの1つ、自分の名を題名にしたスレッドの投稿数が、またいくつか増えていた。
さらに顔が熱くなるのを感じながらクリックすると、いつもの知らない男が自分について報告していた。

(・・・私ではない・・・そんなはずがない・・・)
わかりきった事を今日も確認して文字を読み進める。
初めてこの掲示板に自分の名前を発見した時は飛び上がるほど驚いた。
内容を読んでみて怖くなった。
なぜならここに書かれている同じ名の女性は、自分と同じ既婚者でその婚姻期間も子供がいない事も同じ、自分と同じようなマンションに住み、自分と同じような専業主婦としての日常を過ごしていた。
髪型や雰囲気、持っている服まで同じに思える表現だった。
ただ一点、自分と違う人物だと言い切れるのは、この女性はマゾであり淫乱であり、、、男の陵辱を従順に受け入れていた事だった。

ーーー今日もオナニーがわりに呼び出した。
私は行ってない。

ーーーチンポ欲しさに犬になっていた。
私はそんな事していない。

ーーー隠しているが、自分の願望を自分が一番よく知っている。
私はそんな事・・・私の願望・・・

ーーー本当は望んでいる。
私は・・・

ーーー本当はインランだ。
・・・・・

読み進めるうち、無意識に指がスカートの中に伸びていた。
こうすると悦ぶと書かれている通りに、クリトリスを指の腹て押し潰しながら左右に弄んだ。
こうやるとアホ面でよがると書かれている通りに膣の中で2本の指を曲げたまま上下に揺さぶった。
いつしか、文字の中の女と自分が同化していた。



男の今日の文字も「昨日は」からスタートしていた。
公園に呼び出したらしい。
いつもと同じように男子公衆便所の個室で全裸にして、冷たいタイルに膝まづかせた。
洋式の便器に座る男は、奉仕で揺れる乳房を叩き、乳首を摘みあげたと自慢していた。
タマを舐める時には女の顔が便器に擦り付けられていたと。

読み終えると、フラフラと立ち上がり、弱々しく歩き始めた。
頭の中には、公園の男子公衆便所の個室の中で全裸になった自分がいた。
頭の中の自分は汚れたタイルの床に膝まづき、目の前に座る男の股間に向かって頭を振っていた。


ーーーーーーーーーーーー


マンションの廊下、エレベーターから反対側の端にある非常階段の壁に隠れてその瞬間を待った。
必ずそうなる・・・アイツはもう堕ちてる・・・
言い聞かせるように何度も反芻しながら、扉が開くのを待ち続けた。

ガチャ

大きな金属音をたて、ゆっくりとその瞬間が訪れた。
少し整えたらしい髪を揺らして、少し惚けたような目と上気した顔の女が扉から出てくる。
ゆっくりと鍵をかけ、ゆっくりエレベーターに向かう。
その後ろ姿を勝ち誇った気分で、上げそうになる声を噛み殺しながら見送る。


ーーーーーーーーーーーー


いつから我慢できなくなったんだろう。

いつもよりもゆっくりに感じるエレベーターの中で、そんな事を考えていた。

いつから、文字の通りにするようになったんだろう・・・
確か、初めて実行したのは、ベランダでのオナニーだったな・・・

あの日のスレッドには「女が粗相をした」と書かれていた。
「だから罰を与えた」と。
「ベランダで全裸に剥き、前を隠さず外に向かってオナニーさせた」と。

視線をベランダに向けると、窓の外のベランダの壁が見えた。
そうか、上半身だけだが見知らぬ『近所』の他人に見られるかもしれない・・・だから罰になるのか・・・
そう考えながら窓を開けた。
まだ洗濯物を干していないベランダは、身を隠すものが低い壁しか無かった。
外に出て近づくと、胸に届かない低い壁はとても頼りなく感じたが、着ていたシャツとスカートを脱いでいった。
下着に手を掛け、脱ぎ捨てた服の上に垂らしてから外を向いた。

だれかが見上げれば絶対に見られる。

危ない。

恥ずかしい。

怖い。

そう考えながらも指はクリトリスを弄り、頭の中の女がするとおりに「ごめんなさい」「もうしません」「許してください」と声に出した。
そうして信じられないくらいの興奮と、初めて味わうくらい大きな絶頂を体験した。

こんな事しちゃいけない。

そう考える視線の先には、公園があった。
狭くて、ビルに囲まれて薄暗く、遊具が少ないせいで平日の昼間に子供連れの姿すらない公園。

もしも誰かに見られたら。

足はとまらず、ゆっくりと公園の中に進んでいく。
心臓の鼓動が激しくなり、うっすらと汗ばむほど熱くなる。

家の外なんて危なすぎる。

こんなの恥ずかしい。

青い筋の入った白い壁と壁際に並ぶ小便器の前を歩き、一番奥の個室の扉の中に入って鍵をかけた。


ーーーーーーーーーーーー


何度も追いついてしまいそうになりながら女の後をつけた。
気がはやり、汗が吹き出た。
何度も何度もデジカメを確認した。
スピーカーを潰したデジカメは、無音のまま画面が光り、充分に充電されている色のランプを点灯させた。

女はゆっくりと、けれど一度も止まらず、まるて誰かに手を引かれているかのように歩いている。
入口の車止めに引っかかりそうになりながら、一直線に公園の奥の端にある小さな公衆便所の建物に近づいていく。
自分の足がたてる小さな砂利を踏む音にまで気を使いながら、俺は公衆便所の裏に回る。

一歩一歩がもどかしく感じた。
女が入って、もう何分も経った気がした。
大きく踏み出したくなる足を意識で抑える。
そうやって開けっ放しにしておいた公衆便所の裏手の小窓の下にたどり着く。


ん・・・んっ・・・ぁ・・・・んんっ・・・

ゆっくりと立ち上がると、窓の下に女がいた。
床に脱ぎ捨てた服の上で、冷たいタイルに膝まづく全裸の女がいた。
女は顔を便座に近づけながら、両手を自分の股間に伸ばし、喘ぎ声を抑えながら体を震わせていた。

2019/06/12 19:54:18(M4hISgi.)
2
投稿者: 貴之 ◆iCdgR6D1oU
頭の中で男が笑っている。
顔は見えない。
大きくて、太っている。

ーーーお前はインランだ。

・・・そうなのかもしれない。

ーーーお前は変態だ。

・・・そうなのかも。

ーーーチンポ狂いのメスだ。

・・・私は

ーーー淫乱なマゾだ

そう・・・そうなんだわ・・・


私の意識の中で光景が広がる。
男が求めるままに、タマの裏側に舌を伸ばす女。
その顔が便器に触れ、汚れる事を厭わずに。

顎に触れる。
冷たくてツルツルとした陶器の感触。
さらに頭を前に伸ばす。
顎の先が、その曲面に沿う。
内側の縁から、ゆっくりと下がり、喉から顎の先までが便器に触れていく。

罪悪感?敗北感?屈辱?背徳?
言い表せない感情の渦に飲み込まれながら、私は私の頭の中にいる女と同じタイミングで絶頂した。

ーーーーーーーーーーーー

体を痙攣させた女は、便器にもたれかかるようにしながら荒い息に肩を上下させている。

確信していたはずの、なのに信じられない光景。
俺は危うく、最初の計画を忘れかけるところだった。

静かに歩き、公衆便所の入り口に回る。
静かなのに熱い。
冷たいのに激しい。
そんな気分で、今度は力を込めて足を踏み出す。

ジャギュッ

靴の裏についていた砂が、タイルの床に音を刻む。

・・・ギャジャッ

大丈夫だ。
大丈夫なはずだ。
もう、あの女は・・・

俺はわざとゆっくり、音を立てて奥に進み、一番奥の個室の前に向かう。
扉の下から、脱ぎ捨てられたブラウスの袖がはみ出ている。
マンションの廊下で見たのと同じ色のブラウス。
それを見下ろしながら、俺は左手で扉をノックした。

・・・・・コッ


19/06/12 21:46 (bVBl6cEU)
3
投稿者: 貴之 ◆iCdgR6D1oU
一瞬で現実に引き戻され、5回、10回、20回、、、、数えきれないノックの間、体を硬直させて耐える。
ノックの合間の数秒は永遠に感じられた。

・・・ドンッ

突然の強いノックに、涙が落ちる。
パニックになる。
指も動かせないほどに。

何十回目かのノック。
その頃にはもう、意識すら変わっていた。
何度目かの強いノック。
その音と振動に、まるで責められているような、、、自分が悪いのではないだろうかとゆう感情に気づく。

怒っている

もしかしたら

・・・私が悪いのかもしれない

だから扉の向こうの気配が動き、扉の下から差し出された黒い布がアイマスクだと気づいた時に、それに手を伸ばした。
顔の前で広げ、ゴムの紐を両方の耳にかける。
そうして、次のノックの音に、奪われた視界のままに手を伸ばし、扉の鍵を解除した。

扉が開き、体に当たる。
よけると足音が個室の中に入り、自分の体を追い越す。
プラスチックの軋む音と同時に、後頭部に手が添えられる。


ーーーーーーーーーーーー

怯えている。
震えている。
それでも女は、添えた手が導く通りに、その頭を俺の股間に近づけてくる。

抵抗はない。
少し唇を開いてもいる。
そうして柔らかい感触が亀頭の先に触れる。

小さな力で引き寄せ、引き離した。
何度目かに手を離してみても、女は動きを止めなかった。

ピチャ・・・・ピチャ・・・・・ピチャ・・・

冷たいコンクリートとタイルに音が反響していた。
5分か、、、もっと短いかもしれない時間で、そのペースは速く、激しくなっていった。


ーーーーーーーーーーーーーーー

髪の毛が掴まれ、顔の両側に感じていた男の足が上がっていった。
引き寄せられ、私はその通りにした。
意識の中の女がしていたように、顎が便器に擦り付けられながら、鼻がタマに押し潰されながら、舌の先でお尻の穴を探した。

額にオチンチンが擦り付けられている事も、自分の唾液が自分の顔中にこびりつくことも気にならなかった。




物音がしなくなって、どれだけそうしていたかはわからない。
5分か、30分か、、、
ようやく意識を取り戻した私は、アイマスクを取った。
もうずっと前に男は消えたはずなのに、男を探した。
もしかしたら、これも妄想なのでは?とゆう思いは、全裸のまま見た鏡の中の光景が否定した。


鏡の中の私は全裸で立っていた。
背景の端には青い模様の入ったタイルと、壁際に並ぶ小便器が写っていた。
左の頬から乳房に精液が垂れ、顔中が唾液にこびりつき、髪の毛の先はトイレの水に濡れていた。

一番奥の個室に戻ると、下着を持ち去られた残りのブラウスとスカートを身につけた。
おそらく透けている乳首も気にする余裕なく、マンションの扉までたどり着いた私は、付けっ放しになっていたパソコンの画面を見た。

「ようやく捕まえた」

その一行の更新で、自分の立場と過ちを悟った。
19/06/12 22:21 (bVBl6cEU)
4
投稿者: 貴之 ◆iCdgR6D1oU
蓮さん
ありがとうございます。
曖昧で飛び飛びの、逃げまくった文章ですいません。

以降、書けば書くほど蛇足駄文になると思いますが、追記していきたいと思います。
もしかすると遡ったり時間が逆転するかもしれませんがご了承ください。

19/06/13 15:02 (np66Y1DR)
5
投稿者: 太郎
いいですね、すごくエロイ展開でわくわくします
実際の奉仕のシーンが大幅にカットされてるのは、正直、読みたいと思ってしまいました
この後も気になりますし、続きが書かれるの楽しみにしてます
19/06/13 15:57 (0I5vGin7)
6
投稿者: 貴之 ◆iCdgR6D1oU
今までと同じ時間に寝室を出て、今までと同じように食事を作る。

今までと同じ時間に旦那を見送り、今までと同じように洗濯機を回し掃除をする。

服装も髪型も今までと同じ。
関係の近すぎる旦那も、遠くの親戚も、近くの他人も、誰も想像もしない。

今までと同じ時間にパソコンの電源を入れ、今までと同じようにあの掲示板を開く。

そこ表示された文字は、今までとは全く違った。
掲示板に出入りしている人ですら、何人が気づいているだろう?
あの日から、そこに写っているのは同じ名の女の体験談ではなく、自分自身の恥ずかしい記録と化していた。


商店街をノーパンで歩かせたら足首まで汁を垂らしていた。

小便器に背をつけながら奉仕する姿は、まさに便器だった。

ローターを入れたままの散歩で、道端で5回もイッタ。

精液まみれの顔のままコンビニに行ける変態女。

投稿者の文字はどれも過激で、毎日のように屈辱的な体験が綴られ続けている。
そして、そのどれも、明確に思い出すことができる。
商店街の人混みの中、垂れて靴の中にまで入ってきた愛液の感触。
背中に押し付けられる陶器の冷たさと、顔から胸に滴る精液の熱さ。
隣県に続く山道のコンビニで、コンドームとドリンクをカウンターに差し出した私の、額から鼻筋に垂れた精液を凝視していた若い男店員の表情。

ーーーーーーーーーーーーーーー

今頃、パソコンの前に座っているだろうか?
そう考えながら、10分ほど前に書き終わった文字を眺める。
旦那は投稿ボタンをクリックする少し前に出て行ったはずだ・・・と、隣のマンションのベランダを見下ろしながら妄想にふける。

手に入れた。

ようやく、落とした。

あの女が堕ちた。

今日も、今すぐにでも、あの玄関のインターホンを押したくなる。
最初の日からもう20日近く過ぎたのに、邪なドロドロとした感情が、同じ熱を持ち続けている。

あの女は玄関の鍵を開けるだろうか?
押し込み、押し倒したい。

どんな顔で足を開くだろうか?
抑えつけたまま挿入したい。

犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい

思いはいつのまにか口から溢れた。
けれど「まだだ」と思いとどまる。
毎日、何度も繰り返している葛藤だった。
俺は「今すぐ犯したい」と思いながら、同じくらい強く「堕ちて自分から求める瞬間を見たい」と感じていた。
堕とし手に入れたとゆう高揚感と、初めて見た日から思い続けた理想が喧嘩をし続けている。

「まだだ」
「もう少しだけ」
「あと少し・・・追い詰める」

そう呟きながら、4回体験した女の口の中の感触を思い出しながら膣の肉を想像した。

ーーーーーーーーーーーー

生活のリズムは、ほとんど今までと変わらない。
慣れた「専業主婦」とゆう名の業務にも、さすがに毎日出かけられるほどの自由はない。
できるのは携帯に届くメールの内容に応える事くらい。

化粧は、ほとんど今までと変わらない。
大人しい色の口紅と、薄く塗ったファンデーション。
濃い口紅やアイラインやアイシャドーは、元から持っていた物ばかりで1つも増えていない。

持っている服も、今までと同じ。
下着さえ、奪われ穴を開けられ切られる事はあっても、与えられた事はない。
クローゼットの中もタンスの中も、ナイトテーブルもキッチンも嘘はない。

・・・・だから掲示板にも生活にも、「嘘」はたった2つしかない。


1つ目は生活の中に「アルバイトの日」ができた事。
困っている友人に頼まれ、月に数回でいいからと押し切られてしまった。
品物の梱包や装飾をバックヤードでするだけ。
時間も相談できる。
旦那にいろんな言い訳をして、「その日」は日常に入り込んだ。

2つ目は掲示板の時系列。
「文字までズルイ人だ」と思う。
嘘とまでは言えないかもしれない。
けれど「まるで毎日のように」とゆう印象をミスリードしていると言われると言い訳できない書き方だと思う。
待ち合わせた駅から、わざと商店街の先の駐車場に停めた車まで歩き、人気のない山道をローターを入れたまま歩き、たまたま見つけた公衆トイレで奉仕し、顔に精液を浴びたまま車に乗りコンビニに届けられた。
そのエピソードを1つずつ、順番を変えて書き込んだだけ。


そういえば、私の日常とは違い掲示板の書き込みには変化が多い。
指や太ももなどの断片的な部分ではあるが、女の存在を裏付ける画像がアップされたせいで、投稿者以外の多くの人が感想や乱暴な言葉を書き込むようになった。
「匿名」とゆう名の男達は、罵り、笑い、罵倒し、犯してやるぞと、私の名を呼びながら宣言している。

投稿者の書く文章にも変化がある。
過去の事ばかりだった書き込みから「昨日は」の枕詞が消えた。
そして、未来が書き込まれる事も出てきた。
公衆トイレの書き込みには「次も連れて行く」コンビニの書き込みには「あの男がいるときに、もう一度同じ顔で買いにいかせよう」と。
そしておそらく、それは近いうちに実現すると感じている。
髪の毛の中への射精やベランダでの調教、精液を自分の指で自分の中に入れさせると書かれた時と同じように・・・。


ーーーーーーーーーーーーーーー

『ベランダに出ろ』

俺は、レンズを取り付けたカメラを三脚に固定し角度を合わせる。

『全裸になれ』

机の引き出しから双眼鏡を取り出し、椅子を引きづりながらベランダに出る。

『そのままオナニーしろ』

左手に持った携帯を見た女は、視線を動かさないまま右手を自分の股間に伸ばしていく。

『止めろ』

双眼鏡の中で女が頭を左右に振り、けれど従順に右手を下ろす。
肩を少しだけ捩り、少しだけ首をうなだれた姿勢で耐えている。

『クリトリスを弄れ』

女が左手を上げ覗き込む。
数秒の逡巡・・・・そして、また右手が女の股間に伸びる。

『変態だな』

『淫乱な人妻だな』

女は携帯の画面を覗き込み、その度に頭を振りながら携帯から視線をそらす。
けれど、その右手は激しく動き続ける。

『やめろ』

女が体を屈めながら天を仰ぐ。
その顔は苦しそうで、引きつった口元からは悲しみの声が漏れているだろう。
それでも女は、少しの抵抗のあと、ゆっくりと俯きながら右手を股間から離していく。

『準備しろ』

待ちかねたのか、女が部屋を振り返る。
・・・けれど止まる。
体は部屋の中に向けたまま、外を振り返る。
うなだれ、また振り返り、俯き、ようやくベランダの窓をゆっくりと開いて部屋の中に戻る。

少しの時間のあと、女は恥ずかしそうに俯きながらリビングの椅子をベランダに出す。
また部屋に戻り、今度は時間をかけずに戻ってくる。
左手に携帯を握ったまま、右手にはZIMAの瓶を握っていた。

そうか・・・昨夜の旦那の晩酌は、焼酎やブランデーじゃなかったんだな。


女が椅子に座り、その足を右足から順番にベランダの壁に上げていく。
そうすると全部が俺の視界の中に広がっていく。

女は両足を開いてベランダの壁に掛けている。
顔は左を向き、両手は垂れている。

『挿入しろ』

双眼鏡の中で、女がビクッと跳ねる。
左手だけを上げて、持った携帯を顔を動かさずに見ると、そのままの姿勢で右手がゆっくりと上がっていく。

左手を顔の前に上げたまま、携帯を覗き込んだまま、旦那が昨夜飲んだだろう酒瓶を自分の太ももまで上げ・・・止まる。

「・・・今日は、最後の言い訳をあげないよ」
俺は、双眼鏡のせいで目の前に感じる女に囁いていた。
女は昨日と同じ言葉を待っていた。
けれど、俺は次のメールを送らなかった。

女は肩を捩り、頭を振り、自分の右手の瓶を見てからまた携帯を覗き込んだ。
頭を振り、俯き、携帯の画面を覗き込み、肩を震わせ・・・それを数回繰り返してから、ようやく右手に持った瓶の口を、自分の股間に近づけていった。

「・・・いいぞ」
双眼鏡の中に集中したまま、呟いた。

「いい子だ・・・」
まるで隣に、目の前に、すぐ近くにいるような錯覚をしていた。

「昨日より・・・進んだ・・・淫乱に・・・」
メールで言葉を届けることを忘れた俺の視界の中に、俺の思いの通りに乱れる女の姿があった。
女は何度も頭を振り、体を反り、自分の股間を見て、携帯を覗き込んだ。

あぁそうか・・・

また「止められるかもしれない」と、携帯を見るんだね。

何分も、何十分もいかせてもらえない苦しみが怖いんだ・・・

けど・・・

・・・気づいているか?

わかってるのか・・・?

・・・そう感じる女に、なったんだよ


ーーーーーーーーーーーーーーー


いきたい

また止められる

いきたい

とめられたくない

いきたい

もう少し

はやく

はやくいきたい

とめないで

メールしないで

いきたい

いきたいの

いきたいの

気持ちいい

いきたいの

いきたいの

このままいかせて

とめないて




バランスが悪い姿勢。
ヌルヌルして持ちにくい瓶。
なのに激しく激しく動かそうとする自分の手。
・・・それを望んでる「自分」

絶頂を感じ、それに嬉しささえ感じている私に届くメールの数々。

『淫乱』

『何を考えた?』

『やめて欲しくない・・・か?』

『変態』

『止めないでほしいと願ったか?』

『お前は淫乱でマゾで変態だ』

19/06/13 20:48 (1n.OV4m3)
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