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異星のペット奴隷
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:空想・幻想小説
ルール: あなたの中で描いた空想、幻想小説を投稿してください
  
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1:異星のペット奴隷
投稿者:
銀河宇宙では、圧政により力で民衆を支配する帝国勢力に対し、地球を中心とする民主的なテラ連合が徐々にその影響力を強めていった。
惑星ビオンの国内では、帝国勢力に近づこうとする貴族階級とテラに近づこうとする平民階級との抗争が断続的に続いていた。
ビオンの科学技術は、地球の20世紀前半程度であるが、遺伝子工学のみが特異な発達を遂げており、家畜的、またはペット的な疑似人類と言うべき奴隷が存在していた。
地球人リオ=サカモトは年齢30歳。
帝国との直接的戦闘が発生してないビオンに、テラと現地政府の良好な関係を保持するのを任務とする使節団の中で、一人だけビオンに先行派遣されていた。
現地通訳を連れて首都ビオンシティーを見物してると、テラン圏内では見ることの出来ない奴隷市場があった。
一人の少女が競りのために高い台に乗せられている。
年齢は地球人なら思春期直前の10歳位。
短く切られた髪は、真っ白に近い銀色。
汚ない布を一枚腰に巻いただけだったが、肌の色は髪の毛と同じように真っ白だった。
奴隷商人らしい男が、鞭を鳴らして少女を怒鳴り付け、少女はおどおどした様子で腰に巻いていたぼろぼろの布を外した。
真っ白な肌に、割れ目がくっきりと目立って見える。
どうも買い手がつかないらしい。
商人が腹を立てて少女を罵り、鞭で打とうとした。
リオは可哀想に思い、通訳に「あの少女を助けたい」と言ったが、通訳からは「貴方が買い取るしかない。」と言われた。
通訳は商人から話を聞いて戻ってきた。
これはチルと言う品種で、人工生殖で生まれる。
寿命は30年くらい。
12歳位で成長が止まり、以後死ぬまで外見的な老化はない。
主に快楽用の奴隷として使われる。
読み書きも教えれば出来るが、これまで本気でチルに教育を施したことが無いので、どの程度の知能があるかは分からない。
リオはテラの通貨をビオンの通貨に両替したら、分厚い札束になったため、経済的には少女を買うことが出来た。
どうせ家政婦を雇うつもりだ。
この少女が家事が出来るのなら、この少女を家政婦にしよう。
通訳に少女を買いたいと言うと、通訳はまた商人と話していたが、戻って来て「この少女は、まだ使われてないと言って、値段を高く吹っ掛けてる。」と言った。
つまり、「新車だから高いよ!」と言うことなのだろう。
この少女を女として、本人の意志を無視して使うことは、リオのテラ市民としての誇りが許さないはずだった。
商人に少女の代金を払い、その場で待っていると、思ったより簡単に少女の所有者が換わったと言う書類が届けられた。
通訳にも手数料を渡し、少女にはリオが着ていたブルゾンを羽織らせて家に連れて帰った。
通訳が居なくても、簡易通訳器があれば、大体の意志疎通は出来た。
名前を聞いたが、テラの言葉では発音が難しい。
簡易通訳器で、少女の名前は英語のスプリング(春)だと分かったから、リオはその少女を「ハル」と名付けた。
リオが、片言のビオン語か英語で「ハル、これをして。」と言えば、ハルは大体分かるようだったが、自分から言葉を口にして話すことは無かった。
リオはハルに金を渡し、これで自分の衣服を買い整えるよう言った。
「マスターの好みはございますか?」
ハルがこう言ったが、リオは何故そんなことを聞くのか理解できなかった。
「特に無ければ、適当な物を買わせていただきます。」
そう言ってハルは出掛けていったが、ハルが買ってきたのは、白のパンツ二枚、白のランニングの様なシャツ二枚、灰色のチュニック様のワンピース二枚、上から巻くベルト一本、サンダル一足、タオル一枚、歯ブラシ一本、それだけだった。
「こんなので良かったのか?」
リオは女の子の気持ちは分からないが、これでは質素過ぎるだろう?とは思った。
靴下も無いし、可愛いハンカチも帽子もない。色も無いし、汚れて良いような作業服のようなデザイン。
「こちらが残りです。」
ハルがリオに戻した金は、殆ど減ってなかった。
まあ、そのうち少しづつ買ってやるか!
「よし、ではハル。着替える前に身体を洗いなさい。」
リオはこう言って、ハルが当然浴室を使うだろうと思っていた。
ところが、ハルはタオルを持って裏庭に出ると、そこに有った雑用のバケツに井戸から水を汲み、自分の身体を洗い始めた。
リオは慌てて止めて、「浴室で洗いなさい!」と言わねばならなかった。
夕方近くになり、デスクワークをしていたリオは、ハルから夕食についてどうするか聞かれた。
仕事が波に乗っていたので、正直夕食の事など考えて無かった。
「あるもので済ませる。」
そう言ったまま、ハルに具体的な事は何も言わなかったし、金も渡さなかった。
仕事が一段落し、ちょっと空腹を感じる頃、旨そうな匂いがしてきた。
ドアをノックし、ハルが食事の用意が出来たことを告げた。
鶏肉と野菜のシチュー風の料理が穀物を炊いた物と一緒出された。
いや、待て!俺は食費渡してなかったよな!
「この材料はどうして手に入れた?」
リオはハルに強めの口調で尋ねた。
「鳥は、石で獲りました。2羽獲れたから、1羽は野菜と交換しました。」
小さな声だった。
リオが食事の事を何も指示しなかったのに文句を言うのでも、自分の才覚で食事の用意をしたのを自慢するでも無かった。
表情は無表情を保っているが、その奥で激しく心配していることが窺われた。
それはそうだよな。
今日、他所の星から来た人間に買われたばかりだ。
今度の主人が残酷な人間だったらどうしよう?と心配になって当然だよな。
やっとリオはハルの事を理解してやらねばならないと自覚してきた。
夕食は旨かった。殆ど食べてしまった。
料理はリオの分しかテーブルには無かったが、
「ハルは後で別室で食べるのだろう」としか考えなかった。
「とても、旨かった。」
そう言ったら、初めてハルの顔がぱあっと明るくなった。
笑った訳ではない。微笑んでもいない。ただリオはそう感じることが出来た。
「明日からも頼むよ。必要な金はちゃんと渡すからね。」
そう言って席を離れようとしたが、念のために聞いてみた。
「ハル、君は一緒に食べないのかい?」
ハルは深く頭を下げると
「私は奴隷ですので、ご主人様が残されたものをいただくことになっておりますが..」
ああっ!ここもだ!
テラの常識は通用しない!
リオは自分の迂闊さを責めたが、その日はまだショックが続いた。
入浴。
浴室前に、全裸で腰にタオルだけ巻いたハルが膝まづいていた。
「何をしてるんだ?」
「ご主人様のお身体をお流しいたします。」
「いや、必要ない!俺はずっと一人で入っていた。」
「分かりました。それではここで待機しておりますので、ご用がお有りの時はお呼びください。」
これは..、困った..。
下手に、出て行け!などで言ったら、俺がハルの裸を意識したと思われるか?
しかも、ハルが今いる所は寒いはず..。
結局、リオはハルを温かい浴室内に呼び、入浴の世話をしてもらうことになった。
理容以外で髪の毛を女の子に洗ってもらうなんてことが、あっただろうか?
小さな手だが、ハルの手は頭皮に快かった。
洗髪は目を閉じているからまだ良い。
ハルは当然のように、リオの身体も洗おうとした。
髪の毛に続いて、首の後ろをマッサージするようにしながら、タオルで擦ってくれる。
首から喉、肩、腕、脇、背中と心地よく擦ってもらっていたが、胸から腹を擦ってもらう時に、少々リオの方が気まずくなってきた。
この少女も、性器を間近で見らたら、きっと驚くだろうし恐がるかもしれない。
それと、ハルの手が、あまりに気持ち良すぎた。
こんな幼い女の子なんだ、献身的な良い子なんだ、って自分に言い聞かせるが、もし股間が自分の意思に反してしまったら..。
ハルは浴室用の椅子に座ったリオの、腹、腰、両足と洗った。
足の指の間まで、自分の指にタオルを巻いて擦ってくれた。
太股の内側を擦ってくれた時、心地よかったが、幸いリオの股間はまだ膨張しなかった。
目の前のハルが、あまりに幼かった。
性的な女性などではなく、兄を慕う妹がしてるように感じた。
最後にハルは、「こちらも、お洗いいたしますか?」とまで言ったが、リオは「いや、ここは良いよ。」と落ち着いた声で言うことが出来た。
ハルは、こんな教育を受けてきたんだ、ハルが悪いんじゃない..。
そう思うことが出来た。
 
2021/06/03 23:30:08(EnDXcmok)
22
投稿者: 環
私が、ハルが可愛くて仕方なくなってしまいました。
21/06/16 22:29 (9hSe/T1I)
23
投稿者: 環
リオとハルがビオンシティに戻ってから一年。政権は民衆派が握り、良識派の貴族達もテラ連合の指導を受け入れてきた。
しかし、まだ根強く自分達だけのエリート主義を持ち続ける貴族もいた。
ハルが収容されて拷問を受けていたあの収容施設の関係の裁判で、貴族側弁護団は
「確かに拷問、虐待はあった。
しかし、それを行ったのは、無知で道徳観の無い下士官以下の者達で、貴族からなる士官クラスは、むしろそれを止めさせようとしていた。」
と罪を当時の部下に押し付ける主張を展開した。
民衆派は当時収容されていた囚人の証人を探したが、まだ貴族達の力が侮れない状況では、名乗り出る者はいなかった。

お茶汲み係のハルでも、暇な時は湯沸し室で新聞くらい読む。
しかし読む内容の殆どは、
あっ!このおかず、ご主人様が喜びそうだ!
メモしといて明日作ろう!
的なことが主だった。
火曜日の午後、ハルは新聞に目を通していたが、いきなりその新聞を握りしめて執政官室に飛び込んだ。
「ご主人様、ご主人様!
私に、私に、お休みをください!」
緊急事態は別として、昼間のハルがこんなに慌てることは珍しい。
しかも、リオのところに来てこれまで、一度も休んだこともない。
新聞には、あの収容施設でハルに親切にしてくれた下士官、名前はボモ軍曹、が虐待拷問の実行犯として裁判にかけられることを告げていた。
「よし、直ぐ行け!
公務だ。政府便の航空機を使え!」
リオも、裁判が事実認定を誤ると、貴族対民衆の感情的対立が再び激化すると危惧した。
貴族側は、元囚人が名乗り出る筈はない、と踏んでいた。
当時の囚人で、現在証人となる可能性があるのはハルだけ。
しかし、執政官の被保護者となっている現在、「私は過去に、性的な内容を含む拷問虐待を受けました」
とは言えないだろうと考えたのだ。
たとえハルが出廷しても、多くの傍聴人の前で、自分が受けた拷問の具体的内容まで証言は出来まい。
それを保護者の執政官殿もお許しにはなるまい。
そうように舐めてかかっていた。
しかしハルは裁判で証言した。
自分のされた鞭打ち、焼きごて、水責め、局所への針責め、そして催淫剤を投与されての性的な拷問、最後の右乳首を千切られたこと。
それを実行したのは尋問係の士官であり、ボモ軍曹はそんな私を、そっと助けてくれたと証言した。
ハルの証言とボモ軍曹の取り調べ調書は、内容が殆ど一致していた。
しかし貴族側は
「口で言っただけで、嘘ではない証拠がない。」
と反論した。
ハルは民衆派の弁護士との相談を希望し、裁判官はそれを認めた。
傍聴人は、落ち着いた口調のハルに対して、弁護士の方が驚き慌てて、思い止めようと説得しているかに見えた。
20分の後、再開された裁判で、民衆派主席弁護士は裁判官に対し、物的証拠を提示したい旨を申し立てた。
「裁判官、ここに居ますハル=サカモト嬢の、専門医師による身体検査を要求します。
身体に残る傷の痕跡から、ハル嬢とボモ軍曹の証言の正否が判明します。」
「異義あり!専門医師が公平な立場で判明するか疑問があります!」
再びハルが主席弁護士に何が言った。
「ハル嬢は..、今日この公判の場で、検査を受けて良いと..、申しています。」
傍聴席がざわめいた。
ハルが執政官の被保護者であることは、知れ渡っている。
たとえチルであっても、14才の娘が公の場で肌を晒して検査を受けると言うのだ。
裁判官が直接ハルに質問した。
「検査を受けるために、衣服を脱ぐ必要があれば、それを許諾しますか?」
「します!」
「本職以下、裁判進行にかかる人に、もし必要だと判明されたら、傍聴席の人からも見られることになりますが?」
「覚悟しています。」
ビオンの裁判は、テランと違って直接的な証拠と短い日時での進行を特徴とする。
裁判官の権限で、ハルの身体検査が認められた。
裁判所の女性書記官がハルの介添えになり、双方から1名づつ医師が指名された。
ハルは脱ぐ時は臨時に立てられた衝立の中で脱いだが、裁判官の「よろしいですか?」と言う声を聞くと、自分で歩いて衝立から出た。
胸も下も隠さず、裁判官の前に立った。
醜く千切られた右乳首をはじめ、全身にまだ痛々しい傷痕が残っている。
それにも関わらず、その姿を見た人は皆、美しい!と思った。

21/06/17 22:08 (MfJTjkC1)
24
投稿者: 環
ハルは身体の傷痕全てを検査された。
それは胸やお尻など表面的な部分のみでなく、膣や肛門の内部までに及んでいた。
普通の女性なら、純粋に医療目的だとしても羞恥でとても耐えきれないような検査もあった。
初めは興味本意で立ち会った裁判関係者も、その痛々しさに、徐々に後ろへと退いていった。
しかし検査を受けているハル自身は、毅然とした表情を崩さなかった。
医師からの報告で、ハルの身体に残る痕跡は、ハル自身の証言、軍曹が供述した目撃内容と完全に一致した。
しかし貴族側は、ハルと軍曹が言うところの、「拷問をした尋問担当の士官」の存在自体が疑わしい、反論し裁判は長引く可能性が高まった。

14歳の少女が、収容施設で監視役をしていた軍曹の無罪を証明するために法廷で裸体になった、とのニュースはあっと言う間にビオン全体に広がった。
ビオンシティの執政官府では、主席秘書と官房長が会話していた。
「主席秘書殿、執政官殿に仕事をするように言っていただけませんか。
決済事務が溜っております。」
「嫌ですよ!
今、リオ殿にそんなこと言ったら、どんなことになるか..」
「何時もなら、ハルが言ってくれてたのに..」
「そのハルが裸を晒したって記事を読んだ時は、リオ殿は拳銃を抜きかけてましたからな..」
「なんだ。私は本当に一連射したって聞いてましたが..」
「可愛い愛娘が衆人環視の中で裸に..、と言う心境でしょうか?」
「いえ、新妻..かもしれません。」

長引くかと思われた裁判は、急展開した。
あの尋問士官が法廷に現れた。
逮捕されてではなく、ハルの記事を読み、翌日自ら出頭したのだ。
「ハルに拷問を加えたのは私に間違いない。
軍曹がハルの手足を拘束したのは、私の明確な命令による。」
何故、今になって?
自分も逮捕訴追されるのに?
「私がハルを好きだからだ。
ハルが自ら恥ずかしい目をみたのを知ったからだ。
施設でハルを拷問した理由も同じだ。
普通の人に理解されないのは、分かっている。」
直ちに法廷で事実に関する尋問があり、供述が証拠とされた。
事実関係において、軍曹の無罪が確定した。
逮捕され連行される士官に、ハルは僅かな時間だが面会できた。
「ハル、今もお前が好きだ。
私に愛されたのが不幸だったな。
今のお前はとてもきれいだ。
それでは罪を償ってくる。」
それだけ言うと、士官は連行されていった。

ビオンシティに戻り、執政官室でリオに報告しようとしたハルは、途中で言葉が止まった。
「士官が出頭した理由は、私を愛して..」
何故私を愛したの?
愛してくれるのは、ご主人様だけで良いのに..。
憎くかったり、面白くて拷問してくれてたら、こんなに私は苦しくなかったのに..。
もう一度初めから言い直そうとしたが、同じところで言葉が止まった。
久しぶりに、ハルの目から涙が溢れた。
主席秘書官はその場にいた全員に、室外に出るよう合図した。
執政官殿は仕事用の椅子の上で、子供のように泣くハルを膝に抱き、あやしてあげた。

「主席秘書官殿。やっとハルが戻った。
執政官殿はこれから仕事をしてくれますな。
おや、休暇願?
スタッフの誰かが、午後から休暇でも?」
「官房長殿。残念ですが、執政官殿と秘書官補佐は午後からお休みです。」
21/06/18 15:26 (2aQ/W2Af)
25
投稿者: 環
ビオンの政府でも、テラと同じように人事異動はある。
主席秘書官は、これまでの気が良いがあまり強く出れない元スタッフのおじさんから、年齢こそ27だが、バリバリの女性に替わった。
「ネムと言います。よろしくお願いします。」
美人!スタイルも良いし、頭脳明晰。
押さえるべき所は押さえ、情けを掛けるべき所は優しく接する。
つまり、非の打ち所がなかった。
リオにとって、彼女は鬼門となった。
これまではデスク仕事がしたくない時は、ぐずぐずしてれば何とかなった。
どうしてもしなければならない時は、ハルが優しく言ってくれた。
しかしネム主席秘書官は、リオ執政官を甘やかしてくれなかった。
あと、テラの道徳哲学を信条とし、執政官が元奴隷を被保護者にしていることもよろしくない!とはっきりリオに言った。
執政官殿はちゃんとした人間と結婚し、子供をもうけて育てるべき、と主張する。
そのくせ、不思議と秘書官補佐のハルとは仲が良い。
リオとハルが肉体的な結び付きを持っているのは公然の秘密だが、新秘書官はハルに対してはその事を非難することは全く無かった。
ハルはもうすぐ15歳になろうかとしていた。
ある日の夕食時、雑談の中で、ハルが急に言った。
「私、子供を育てたいんです。
あやして、ミルクをあげて、一緒に遊んであげて..」
ハルが人工生命体のチルであり、生殖能力が無いのは二人とも分かっていることだ。
リオは複雑な気持ちになった。
落ち着いたら、施設から良い子を養子にして...
そう考えていると、ハルが今度は
「ご主人様、結婚なさってくださいませんか?」
と言い出した。
うん、今は戸籍法が改正されて、奴隷身分なんて無くなってるから..、
いや、結婚できる年齢は13歳から16歳からになったんだっけ。
「ああ、ハル。あと1年ちょっとして、お前が結婚できる歳になったらね。」
リオはそう言うとスープを口元に運んだ。
「私とじゃないです。ネムお姉様とです。」
リオは飲みかけのスープを吹き出した。

何であの女の名前が出てくる?
あいつはいつも俺のことを、だらしない、とかロリコンとか言ってるんだぞ!
「それは..、事実ですから...」
いやいや!あいつは俺の事を嫌ってるだろう!
「えっ?私、お姉様は最初からご主人様と結婚したがってるって思ってましたけど..」
リオは自分の感受性の無さを今さら悔いた。
俺が誰かと結婚したら、お前はどうなる?
「これまでご主人様にお仕えしてたのと同じ。
ご主人様と奥様のお二人にお仕えするんです。」
結婚した二人が何をするか、知らないはずないよな。
「はい、ネムお姉様なら、きっと可愛くて賢いお子さんを生んでくださいますよ。」
すまん、頭痛くなった。先に休む...。

その夜、リオはハルを抱きながらも、ハルの本当の気持ちがどうなっているのか、分からなかった。
久しぶりに、あそこの元気がなく、上手くいかない感じだった。
ハルが涙ぐみ、そっとリオの胸に指を触れて言った。
「ご主人様、ごめんなさい。私、ご主人様を困らせてしまって...。」
ああ、俺はどうしてハルの涙と指に逆らえないんだ!
リオの頭の中は別として、リオの肉体は元気を取り戻してしまった。
21/06/19 15:19 (rRTxjw3e)
26
投稿者: 環
ネム主席秘書官は、勤務時間終了と同時にデスクに足を上げるリオ執政官から呼び止められた。
「ハルから聞いたんだけど、君、俺と結婚したいわけ?」
いつもは氷の無表情の主席秘書官の顔が歪んだ。
やった!この攻撃は効くぞ!
との内心の喜びを押し隠し、リオは続けた。
「もしそれが本当なら、話しておかねばならないことがある。
明日の夜は空いてるかな?
家に招待したい。」
いつも甘やかしてくれない主席秘書官の顔が、青くなったり赤くなるのを見て、リオは極めて愉快だった。
翌日、今日は仕事で少しは手加減してくれるかなー?と言うリオの予想は外れ、いつも通りに山のような仕事をさせられた。
就業時間が終わった。
「さあ、帰りましょ!」
ハルが愛らしい笑顔と言葉でリオとネムを促す。
笑顔も声も可愛いのだが、同時にスカートを捲って白いパンツを二人に晒しながら太股のホルスターのモーゼル拳銃を取り出し、遊底を引いて弾が装填されてるのを確認していた。
「ハルちゃん、そのポーズ、私あんまり奨めたくないなー!」
「あっ、お姉様。ごめんなさい、つい癖で..」
おいおい!何時から姉妹になってるんだ?
リオは、本当に子供っぽい理由で腹を立てている。
ハルの笑顔は俺だけのものだ!
確かにハルはスタッフ達とも仲が良いのは分かるが、本当に、本当に可愛い笑顔は俺だけに向けてくれ!
と、思いながらも、それをネムの前で言えば
「ロリコン!」と片付けられそうで、とても言えない。
温かな夕食が終わり、リオとネムは軽いアルコールを前にして、にらめっこが始まった。
ハルは紅茶を前にして(昔はどんなに言っても水だけだった。)横にちょこんと座ってる。
やっとリオが動いた。
「俺と結婚したいって、本当か?」
「その通りです!」
敵も単刀直入か..。
「君と結婚しても良いが、ハルとは別れられない。」
「そうですか。それでは失礼します。
ごちそうさまでした。」
はっ、速い!少しは粘ってくれよ..。
えーっと、これからどう言うつもりだったつもけ。
決断力の無い指揮官に代わって、横にいるハルが言った。
「3人で暮らせばいいのに。何か不都合でも?」
今度はネムが弱くなる。
「ハルちゃん、貴女は、貴女はそれで良いの!」
「お姉様が奥様って呼び名が変わるだけですから。」
「でも、このロリコンをいえ、貴女のご主人様を私が取っちゃうことに..」
「ご主人様と奥様が必要ない時は、私隠れてます。
必要な時は三人で楽しんでも良いじゃないですか。」
あっけらかんとしたものだ。
「私、もともと奴隷のチルですよ。
今でも家の中ではペットと同じつもり。
やがて奥様になるお姉様、ご心配なく。」
やっとリオの出番が来た。
「子供が生まれたら..、ハルに子守りをさせてくれ..。」
ネム主席秘書官は、その夜、直属上司と直属の部下の家に泊まることになった。

こんな、こんな家庭って...。
リオとハルの生活は、古代ローマ時代に、あまり裕福でないローマ人が女奴隷を一人だけ買い、その女性を家政婦兼性処理に使ってるのと同じ..筈のなのに、実際の二人を見たら、年の差夫婦?仲良し兄妹?甘い飼い主としっかりしすぎる愛玩犬?
しかし、入浴の時から、本当のハルの姿が見えてきた。
ネムが一人で入浴しようとしたら、ハルがバスタオルを巻いただけの姿で控えている。
「どうしたの、ハルちゃん?一緒に入りたいの?」
床に膝まづいたハルの顔は、昼間の職場で見たものと全く違っていた。
「ご主人様から、お世話せよ、と命じられました。」
ネムは、まだ冗談だと思っていた。
「そこ、寒いでしょ。こちらにおいで。」
「いえ、お姉様が身体をお洗いになる時に、お世話いたします。」
何か、違う!これ、ハルちゃんじゃない!
そう思いながらも、年下の少女に弱味は見せたくない。
「じゃあ、洗うの手伝ってもらおうかな?」
「分かりました。髪の毛からお洗いします。」
「えっ、ハルちゃん。他の女性の洗髪なんて出来るの?」
「ご主人様がお姉様と結婚されたら、多分毎日洗ってさしあげられると思って、専門の人に習いました。」
えっ?普通、小姑が兄嫁にそこまでする?
しかもエッチしてるお兄さんを奪っちゃう憎い女だよ!
そのうち、首絞められるかも..。
しかし、ハルの指は素晴らしいしなやかさでネムの頭皮をマッサージし、手櫛で癖のある髪の毛をすいてくれた。
あぶな!これって、気持ち良すぎる。
髪の毛だけでもこれでは、リオがハルちゃんと別れないって言うわけだ..。
リンスが終わり、ハルはネムの身体を洗おうとし、濡れるのを避けるため、身体に巻いた腹をタオルを外した。
ネムは、リオがハルと別れないと言った本当の理由が初めて分かった。

21/06/20 16:39 (tMd9FljJ)
27
投稿者: 環
ネムは資料を読んで、ハルが全身に傷痕があることは知ってた。
しかし、現実にそれを見せられて、その痛ましさに目を背けてしまった。
「ハルちゃん、もう良い。もう、良いから!」
浴槽に腰掛け、顔をハルと反対の方を向けた。
そのネムの肩から首筋にかけて、柔らかな布が当てられた。
左肩を押さえられ、右の肩から首筋を徐々に布越しに揉まれた。
肩を動かしてハルの方に向こうとしたが、ハルが左肩を押さえる力は、あの一見華奢な少女の力とは思えなかった。
いや、力ではなく身体のツボのようなところをハルの指が押さえている。
けして痛いのではない。
無理にはね除けようとしなければ、むしろ心地よい。
ハルの右手に持つ布により、ネムは首筋から耳の後ろ、それから顎と喉の方へと擦られていく。
その心地よさは、世間のマッサージとは全く違うものだった。
押さえていた肩が、左から右となり、左首筋から喉に経かけても擦られた。
身体が..、溶けそう..。
ネムはハルの手から逃れようとする気持ちが次第に薄れていった。
背中を擦られる。
全体を軽く円を描くように擦られた後、ちょっと力を入れて筋肉に沿って擦られた。
性的な快楽とは違うけど..、とっても気持ち良いわ..。
腕もハルから持ち上げられるようにされ、片方づつ洗われた。
脇の下って..、そこは恥ずかしいよ..。
持ち上げて、見ないで...。
女の子同士でふざけながらの入浴なら、こんなに羞恥は感じなかったはずなのに..。
ネムは自分の半分の年齢の少女に羞恥を感じた。
ハルはネムの身体を、擦り、マッサージをしながら無表情のままだ。
ハルの手が、ネムの脇の下を潜って乳房の下に触った。
ネムは蕩けそうな気持ち良さから一瞬、はっ!としたが、ハルはネムの乳房の下から鎖骨の方へと、敏感な部分を避けて洗ってくれた。
良かった!
性的なご奉仕までは、しないでいてくれるんだ。
ネムの心に、少しゆとりが出来た。
「エッチなところは、しなくていいからね。」
こう言ってハルから拒否され、触られちゃったらどうしょう?
しかし、ハルはやはり感情のこもらない口調で「かしこまりました。」と返事をした。
今の言葉を信じるしかないわ。
ネムはもう自分の身体をハルに任せることにした。
腰からお尻、腹部、太股から足先まで、ネムはされるがままになった。
そのうちに、無表情でしてくれてるハルは、「けしてリオからの命令で、義務的にしてるのではない」と感じ始めた。
私のこと、好きなの?
いや、それはまだ思い上がりだろうけど..。
そう言えば、リオがこの子を買ったとき立ち会った通訳がハルのこと、「全く感情なんて無いと思ってました。」って言ってたよね。
これが、この子の基本型なんだ。
それから、全身にあんな傷痕までつけてるのに、ロリコンのリオはハルを大切にしたんだね。
今の可愛いハルちゃんに育てたわけだね。
ネムは元々ハルのことは可愛いく思っていた。それが今は、なんだか切ないくらい可愛くて仕方なく思えてきた。
ハルはネムの太股の内側まで洗ってくれた。
約束どおり、ヘアのエリアには手を触れなかった。
ネムもハルが洗いやすいようにと、自分の意志で足を拡げてあげた。
「終わりました。お疲れ様でした。」
浴室の床に正座して頭を下げようとするハルを、ネムは抱き締めずにはいられなかった。
21/06/21 09:36 (K7OjihyD)
28
投稿者: 環
ネムは浴室から出ると、バスタオルを巻いた姿で、洗面台の前の椅子に座らされた。
ハルが髪を乾かし、肌に乳液を塗ってくれる。
鏡にバスタオルも巻かないハルの裸体全体が写ったが、やはり無表情であった。
新品の高級な下着、パジャマを着付け、最後にこれも新しいガウンを羽織らせてくれた。
これ、私?
まるで豪華なガウン纏った女王様みたい。
えっ?何故私、女王様って連想したの?
鏡の中の女王様の横に、無表情の痩せた裸の奴隷少女が膝まづいてる姿が見えた。
ネムは鏡の前の椅子から立ち上がると、ハルの方を見て言った。
「素敵よ。ありがとう。」
ハルの目の奥に明かりが灯り、無表情のままなのに微笑んだように思えた。
「良かったです。奥様..。」
ああ、私、奥様になっちゃったんだ。
あのロリコンが、ハルちゃんと別れられないの仕方ないか。
「ハルちゃん、私があのロリコンと結婚する条件だけど..」
ハルが再び緊張するのが分かった。
「多分私もリオも、きっと貴女が必要になるわ。
その時はさっきの約束を守って、頼りないリオと私を助けてちょうだい。」
「はい、奥様!」
ハルの声は、いつもの無邪気で明るい少女の声になっていた。
ネムは続けた。
「あっ、取り敢えず今夜から。
実は私、未経験なの。」
ネムは「これで、ハルちゃん、引いちゃうかなあ?」とちょっと心配になった。
ハルから即答が戻ってきた。
「5年前、ご主人様に買っていただく前に、そのようなご奉仕についても教えられています。
多分、お役に立てると思います。」
「よかった!本当は私、ちょっとだけ、いや、かなり恐いの!」
ビオン政府内執政官府執政官主席秘書官のネムは、初めて本音を打ち明けることが出来た。
21/06/21 20:09 (K7OjihyD)
29
投稿者: 環
ネムは全裸のままのハルから、寝室に通された。
「奥様のご入浴、終わられました。」
黒いガウンを羽織ったリオが、安楽椅子に座っている。
ネムは本当にビビっていた。
真面目に勉強し、仕事に打ち込み、若くして上位の地位を手に入れた。
リオを見て、一目惚れで生まれて初めて恋をした。
その気持ちを気づかれまいと精一杯振る舞ったのに、「結婚したい?」「家に来い!」である。
私、恋もセックスも、何も知らない!
セックスって、どうしたら男性に満足してもらえるの?
それとちょっとだけ、痛いって本当かしら..?と子供じみた気持ちも残っていた。

「我が主席秘書官は、このように美しかったのか!」
いつもの冗談混じりの軽口では無かった。
「あの..」
ネムが躊躇いがちに言った。
「私、まだ経験をしてないんです..。それで..」
「恐いから、ハルちゃんを一緒に..」
こう言ってから、多分惑星ビオンで一番事務能力が高く、平均的な男性から見たら美しく魅力的な女性官僚は、顔を赤くした。
リオは、ハルに視線を送って言った。
「ハル、今晩のお姉様の初夜に立ち会いなさい。」
ハルは深々と頭を下げて答えた。
「ご主人様の仰せのとおりいたします。」

ネムの手にハルの手が触れ、ギュッと握ってくれた。
ネムが顔を下げてハルの顔を見ると、ほんの今までの厳粛な表情が、いつもの可愛く明るい笑い顔になっていた。
「奥様、大丈夫ですよ。私がついてます。」
ああ、年齢的に全く逆だわ..。
でも、ネムにとってはありがたかった。
ハルの手を借りなければ、ガウンすら脱げなかっただろう。
ハルの手が動いて、ネムの腰の前で結ばれたガウンの紐を解く。
ガウンの前がはだけて、白いブラ、ショーツ、そして形の良いおへそが見えた。
リオは向こうから、じっと視線を注いでいる。
ハルが後ろから肩口を摘まみ、ネムのガウンを肩から滑らせて脱がした。
リオの視線が膚に刺さりそうだ。
恥ずかしい...。
その時に、横からハルの小さな声が聞こえた。
「本当に...、奥様、きれい...。」
この子からも見られてるんだった。
恥ずかしいわ..。
でも、ネムは嬉しかった。
もう若さもお衰えてるはずなのに..。
でも、ハルは嘘をつかない..。
私の身体って本当に、リオ様に見せて喜んでもら価値があるってことなのかしら..。
ああ、リオ様の視線が、本当に刺さってしまいそう..。
ネムはハルの指がブラのホックに掛かっても、されるがままになっていた。
21/06/22 20:40 (XkFnvGNb)
30
投稿者: 環
ハルの指がネムのブラを外した時、ネムは初めて両手で胸を押さえて隠そうとした。
「奥様、だめだすよ..。ご自分の旦那様にお見せしなければ...」
ずっと年下のハルが、まるでお姉さんのように言うと、ネムの手首をそっと下ろさせた。
「だめよ、ハルちゃん..。私、恥ずかしくて..」
再び隠そうとするネムの手首を、ハルはネムの背中の方へと導く。
強い力が掛かってるわけではないのに、ネムはハルに逆らえず、両手を背中に回され胸を露にされた。
「ご主人様、奥様、お美しいですよね。」
ハルの言葉に、リオが深く頷く。
ネムはこんなに女として恥ずかしい気持ちになったことはなかった。
小さな声でハルに囁いた。
「ハルちゃん、私、もうだめ..。
恥ずかしくて、とても耐えきれない..」
ハルはそっと微笑みながら言った。
「大丈夫ですよ。乳首、ちゃんと硬くなってるじゃないですか。」
私の乳首、勃起してるの?
それを、あの人から見られてるの?
こんないやらしい姿を...。
その羞恥がネムの興奮を高めていく。
息が荒くなったのは自分でも分かる。
「ご主人様、よろしいでしょうか?」
ハルはネムの最後の一枚、ショーツに手を掛けてリオに尋ねた。
だ、だめ。それは、まだ..。
やめてと言いたいのに、ネムは言葉が出なかった。
ハルの手はショーツに掛かっていて、もうネムの手首を押さえてはいないのに、ネムは催眠術に掛かったように、両手を背中で交差させたままだった。
ハルはネムの後ろから、そっとネムのショーツを下ろした。
ショーツは、アンダーヘアが生えた丘の膨らみで、ちょっと引っ掛かるように止まったが、ショーツのバック部分がお尻から抜かれたら、次にヘアの部分も晒されてしまった。
ショーツは足元まで下げられ、ネムは自然に、ハルが両足を抜きやすいように、片方づつ足を上げた。
ネムはリオの前で全裸を晒しながら、これからどうすれば良いのか分からなかった。
普通、どうするものなの?
男性がリードしてくれるの?
それとも、私から近づいて..?
その不安を読んだように、ハルがネムの片手を取って、リオの方へと誘った。
ネムがリオの両手で抱かれると、ハルはリオに尋ねた。
「お手伝いは..?」
リオは直ぐには答えず、ネムの方に聞いた。
「まだ、恐いかい?」
ネムはなんて言えばいいのか分からないままに、自分の心を素直に口に出した。
「ええ、まだ、ちょっと..」
「では、痛みを感じにくくハルにしてもらおう。」
リオの言葉に、
「かしこまりました。
奥様、失礼いたします。」
と言うと、ハルはそっとネムの両足の間に座り込んだ。
えっ、何?
ハルちゃん、私のそこ..、口で...?
百合同士の交歓には、そのような方法があるのを知っていた。
でも、私がこれからハルちゃんのご主人様を奪っちゃうのに...!
ネムの太股の付け根にハルの舌が触った。
ああ、こんなことだったら、さっきお風呂でそこもきれいにしてもらえば良かった!
ハルちゃん、ごめん...。
心の中で謝った。
ネムは生まれて初めの、肉体的性的快感が身体を包み込むのを不安と共に感じていた。
21/06/24 11:07 (NN311xzK)
31
投稿者: 環
ハルの口による愛撫は、いきなり性器にではなく、太股の付け根から徐々に内側へと侵攻していった。
女性の細かで複雑な外性器を、ハルの舌は隅々まで捉え、忘れられた部分は全くなかった。
いや、性器に至るまでに、ネムのお尻までもハルの舌は耕している。
「やっ!ハルちゃん、そこは..」
ネムの願いも、今のハルにはご主人様であるリオの命令より下位に過ぎない。
ハルはリオからの、
「ネムが俺の女となるのに、出来るだけ痛くないよう手助けせよ」
との命令に忠実だった。
30分後、ハルはベッドから降りた。
「ご主人様、よろしいかと思います。」
代わりにリオがネムに身体を重ねた。
もはや恍惚に近い快感を得てるにも関わらず、ネムは小さく呟いた。
「私、こわい..」
ハルはベッドの側に膝まづき、ネムの手を握った。
リオの身体がリズミカルに動き、それにつれてネムの「はあっ、はあっ、あうっ」とあえぎ声が漏れ、やがて「くっ!」と言う声と共にネムの身体が反ってから弛緩した。
どのくらい時間がたったのか、ネムは恍惚の夢ら覚めた。
「私、終わったんですか?」
「うん、可愛かったよ。奥様。」
「変なこと、口走ったりしませんでしたか?」
「そんなことはなかったよ。」
あっ、ハルちゃんは?
「ハルちゃん、どこ?」
「君が俺のを受け入れてから、外に出たよ。
呼ぼうか?」
「いえ、もう休んでるのを起こすなんて..」
「ハルは寝てなんかいないよ。
多分、この部屋の外の廊下だ。」
リオがベッドから下りてガウンを羽織り、寝室のドアを開けると、そこに裸のままのハルが膝まづいていた。
「ハル、終わったよ。」
リオの言葉にハルは、
「ご主人様、奥様、おめでとうございます。」
と言って頭を下げた。
「ハルちゃん、なぜ部屋の外に?
それに、なぜ、休んでないの?」
リオはちょっと考えたが、
「これがハルと言う子なんだよ。」
としか答えられなかった。
「ご主人様、お身体をお拭きしましょうか?」
「そうだね。先に奥様を頼む。」
「かしこまりました。」
ネムはベッドの上で全裸のまま、ハルから熱いタオルで身体を拭かれた。
ついさっきリオから受けた精と純潔が破られた血が混ざった部分。
ハルはネムにベッドに仰向けに寝てもらうと、その部分に再び自分の口を当てようとした。
ネムが抵抗しようとしたが、リオから
「これが、ハルなんだ。君もそれを受け入れなさい。」
と珍しく厳しい口調で言われた。
ネムとリオの股間を口で清めると、口の周囲に着いた血をタオルで拭き取り、ハルは再び床に膝まづいた。
「ご主人様、奥様、他にご用意は?」
「うん、無いよ。ハル、ありがとう。」
そう言ったリオの表情は、限りなく優しかった。

翌朝6時、再びリオに挑まれたネムは、初めて?一人でリオを受け入れた。
終わって今度は自分でティッシュを当てた瞬間、寝室のドアがノックされた。
「おはようございます。お風呂、涌いてます。」
その口調は、ネムがいつも職場で聞いてる明るくて可愛い少女、ハルのものになっていた。
21/06/25 11:41 (vRqMdVGb)
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