横山幸恵さん事件から早､3年が経過しようとしていた。

あと2週間もすれば11月1日である。



あの時の残像も段々と新鮮さが薄らいで来た

ゼツの頭の中では新たな残像を空想しだしていた。


一方､捜査一課の一人の刑事、追い込みの金舟と呼ばれる

金山舟二が今日も生活防犯課に足を運び情報収集に余念がない。


ちなみに

追い込みの金舟(キンブネ)


競馬の馬とは何ら関係なしです


生活防犯課から過去にストーカー、コピー商品の販売に携わった者の情報を入手して地道に捜査していた。

あの

「R」と言うボタンは、テレビマスコミに今もなお公表していない

衣服の端切れが金網に一部残っていたと嘘の情報を流していた。


「R」のボタンは、犯人と警察だけが知利得る情報である。


あのガレージは

事件から遡ること2年前に地主が亡くなり、相続の問題で2年もの間、ずっと使われずにいた物件である


コピー商品とは言え、あの「R」のボタンのデザインは事件から10ヶ月ぐらい前から日本のためにデザインされたものである。


そこに、ガレージは2年前からガレージとして機能していない。

ボタンは事件の10ヶ月前からしか出回っていない。

と言うことは？


ガレージと機能していない時期と

ボタンの時期がまるで一致しない。

ガレージと機能しているなら抜け道も使うだろうが、それはまずゼロであろう。


と

言うことは


明らかに犯人が放っていったに違いない。


警察はそこまで想定して捜査を極秘にすすめている。