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祖母・昭子
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:祖母・昭子
投稿者: 雄一
女の人の、男子として妙に気持ちをそそられそうな甘い化粧のような匂いを、
僕は鼻孔に感じ、同時に薄くすべすべとした布地の感触を通して、人肌の温み
を頬肉の表皮に感じさせられて、茫漠とした気持ちで薄目を開けた。
 すぐ間近に人のような気配を感じ、顔を少し動かせて目を大きく開けると、
畳に寝転んでいる僕の身体に、誰かが覆い被さってきているようだった。
 開けた目の真ん前に、薄い水色のすべすべとした布地が揺れていて、その布
地の中の人肌の温みが、感じのいい化粧の匂いを含ませて、僕の顔のあたりの
空気をほんのりと包み込んできているのだ。
 少し慌て気味に顔を上げた時、僕の鼻先と頬に水色の薄い布地の中の柔らか
い肉が触れてきたのがわかった。
 居間の畳の上に僕は身体を横たえて、うたた寝よりももう少し深い眠りの中
に落ちていたのだ。
 そこへ風呂から上がってパジャマ着替えた祖母が来て、寝入っている僕にタ
オルケットを掛けてくれていたのだ。
 寝がえりか何かでタオルケットがずれたのを、祖母がまた掛け直してくれる
のに身体を僕に寄せてきた時に、僕が目を覚ましたのだった。
 「風邪ひくわよ、こんなとこで寝ちゃ」
 身体を少し離して、祖母がかたちのいい唇から白い歯を覗かせて微笑んでき
た。
 「あっ、ごめん。婆ちゃんにおやすみの挨拶しようと思っ てたら、つい寝込
んじゃった」
 「そんな気を使わなくていいのに」
 「あ、それとね、婆ちゃんにいい忘れてたことあって」
 「何、いい忘れててことって?」
 「あのね、僕の発見なんだけど…演歌の歌手でね、三味線抱えて歌う人で、
その人の顔が婆ちゃんにそっくりなんだよ。名前はたしか…長山、何とかってい
う人。スタイルも婆ちゃんと一緒で小さくて奇麗な人。何日か前にテレビに出て
たんで母さんにもいったら、驚いてた。」
 「そうなの。婆ちゃん喜ばなくちゃいけないわね」
 「ああ、そういえば、婆ちゃんの娘の母さんもチョイ似てるね。でも婆ちゃん
はほんとに瓜二つだよ」
 「はいはい、もういいから早く寝なさい」
 「うん、おやすみ」
 他愛のない話を祖母とし終えて、寝室の布団に身体を横たえると、現実の状況
がすぐに僕の頭にもたがってきた。
 竹野という男のことだった。
 当然に、僕はまだ竹野本人には会ってはいなくて、知っていることといったら、
年齢が祖母よりも二十二も年下の四十二歳で、例の高明寺のお守り役として働い
ていて、坊主頭であることと、性格的には自分の書いた下品で下劣としか思えな
いような拙文をわざわざ祖母にメールに書き写させて、それを読ませたりとか、
相当な偏執狂のような面があったりという変人的な人物のようである。
 祖母のスマホのメール情報では、過去に離婚歴があり、この村へは四年ほど前
に流れ着いたとのことだが、それまでの住まいとか仕事歴はわかっていないよう
だ。
 祖母との性の関係もそうだが、推測するまでもなく、所謂SM嗜好者であるのは
間違いないようだ。
 性の問題は、たかだか十六歳でしかない、著しく若輩の僕が偉そうにいうべき
ことでないことはわかっているので、どうこうと意見はいわないが、SM嗜好その
ものについては、僕自身は侮蔑や軽蔑の対象外だと胸の奥では密かに思っている。
 恥ずかしいことだが、思春期真っ盛りの一年ほど前のある時期、僕は女性の生
理について、唐突に歪んだ好奇心を持つようになり、自宅の便所の汚物入れにあ
った自分の母親が捨てた汚物を手に取り、テッシュに包まれたものを開いて、赤
い血や黄色い沁みを見て、訳もなく興奮したことがある。
 人はさまざまなのだと僕は思う。
 つつましく穏やかで清廉な僕の祖母を、恥ずかしく凌辱し虐げる竹野という人
物には、憎悪や嫌悪や憤怒といった感情が、何故かあまり湧いてきていないこと
に内心で少し驚いているというのが、僕の正直な気持ちで、肉親である祖母には
申し訳ないのだが、性行為に伴うSM嗜好への興味の思いのほうが強いのかも知れ
ないと恥ずかしながら思っているのだ。

 
 「明日の夜ね、婆ちゃん、また寄り合いがあるの。雄ちゃん、留守番お願いね」
 祖母の口から待望(?)の言葉が出たのは、それから三日後のことだった…。


 
 
2023/01/27 22:12:19(7WqPo0xO)
87
投稿者: 雄一
隔世遺伝というのか、僕の身体の血の中には、祖母と祖父の血が間違いなく
伝達されている。
 そのことを、僕はこの十六歳の夏休みではっきりと知った。
 二十日足らずのこの村での滞在期間中で、僕は予想も予期もまるでしていな
かった体験を、びっしりと身体と頭の中に詰め込んだ。
 祖母と祖父から受け継いだ血の良し悪しの判断は、僕にはどうでもいいこと
で、特に祖母については、普段の清楚で真面目な生活態度と、男を前にした時
の、言葉は悪いが淫猥で淫靡な行為に、切ないくらいに身を焦がしてしまうと
いう二重人格者的な面が、まだ少年の僕にでもわかるくらいに顕著に見受けら
れるのだが、そのことで僕は祖母のことを、激しく嫌悪したり侮蔑したの思い
というのは一切ない。
 僕の四倍の年齢を重ねている祖母だが、一人の女性として見ても、身贔屓で
はなく奇麗で素敵だと思っている。
 汚らわしいとか不純だとかの思いはさらさらにない。

 余分な前置きはさておいて、僕は行儀悪く畳にだらしなく寝転んで、パソコ
ン画面の尼僧の長文日記の、ページを慎重に繰った。
 あった。
 パソコン画面を流し読みしていた僕の目に、昭子という名前が何回も出てく
るページが見つかったのだ。
 日付を見ると、五月二十五日になっていた。
 目を二回ほど擦り、僕は少し胸をざわつかせながら、パソコン画面に顔を近
づけた。

 五月二十五日

 お守り役の竹野が私の名代で、日光の鬼怒川温泉である、この地域の寺仲間
の懇親会に一泊二日で出かけていたので、墓地周辺の見回りをしていたら、昭
子さんに久しぶりに会う。
 亡くなっているご主人の月命日の墓参だという。
 紺地に白の花柄をあしらった、それほど華美でもない清楚な着物姿が、小柄
で華奢な身体の良く似合っていて、口紅の赤さが際立って見えるくらいの、色
白の小さな顔に、私との思わぬ対面に少し驚いたような表情を浮かべて見つめ
返してきていた。
 「…そう、ご主人の月命日で…」
 「いつも何かとお世話になっています」
 昭子さんに会うのは二カ月ぶりくらいかも知れない。
 「今日はお守り役の人が、一泊の旅行に出かけているものだから、墓地を見
廻っていたところです。ごめんなさいね、お墓もしっかり見れなくて」
 昭子さんとは、以前からそれほどの親交があるわけでもなかったが、狭く人
口も少ないこの村では、道で会う人すべてが親戚のようなもので、会えば誰か
れなく言葉を交わし、名前もほとんど知り合っている風土の中で、村一番の美
人女性が、この昭子さんであるという風聞は私もよく耳にはしていた。
 年齢は五十五歳の私よりも、確か十近くは上だと聞いているのだが、小柄な
体型と、肌理の細かそうな色白の肌のせいもあって、私から見ても外見上はか
なり若く見える感じの人だった。
 墓の細道で、挨拶の言葉を交わし終えた後、
 「昭子さん、今日は夜の予定は何か?」
 偶然だったが、昭子さんに会った瞬間に、浮かんだ言葉を私は口にしていた。
 当然のように、彼女は驚き半分に意外さ半分といった表情で、私を見返して
きた。
 その時の私の顔の真剣さに、気圧されたかのように、昭子さんはもう一度、
私に訝りの表情を見せて、細い首を傾げていた。
 「い、いえ。昭子さんとはほんとに久し振りだし、私の人生の先輩として、色
々とお話しできたら、と思って」
 そういった私だったが、実際はつい今しがた、私が今日はこの寺のお守役がい
ないといった時、昭子さんの顔の表情が、微妙に変化したことに気づいたからだ
った。
 取り繕ったような薄笑みを浮かべて話す私に、昭子さんは、はっと何かに思い
当たったような表情を浮かべて、黙って私の顔を凝視してきた。
 「そ、そうね。私も最近はあまり人とも喋ってないので、住職さんのお話なら
ぜひお伺いしたいわ」
 「お寺の精進料理では、美味しくもないでしょうけど、ぜひ」
 午後七時と時間を決めて、私たちは別れたのだが、どちらも腹蔵のようなもの
を胸に秘めての、それは別れだった。
 そして私の住家のチャイムボタンが鳴ったのは、七時丁度で応対に出ると、墓
地での対面の時とは違って、白のブラウスに濃紺のVネックのセーターとジーンズ
というシンプルな姿で、手に紙袋を下げた昭子さんが、少し気恥ずかしそうな笑
みを浮かべて立っていた。
 改めて挨拶の言葉を交わし合い、居間の座卓に招き、私の手料理を振舞った。
 食事の時、私も昭子さんも銚子一本だけの酒を飲んだ。
 食後の果物を出し、テレビのバラエティー番組を観るともなしに観ながら、村
の話や世間話に興じる二人だったが、どこかで必ず妙な間が開いてしまったりし
て、少し気まずい空気が流れたりしていたのだが、ずっと隠れていた本筋の話を
切り出してきたのは、昭子さんのほうからだった。
 「…私のことの話、もう聞いているんでしょ?」
 視線を合わさないまま、昭子さんがそれまでとは違う声質でいってきたのだ。
 「え、ええ、竹野からこの前…」
 正直に私は応えた。
 「そう…」
 昭子さんは短くそういって、小さな顔を項垂れさせながら、
 「ひどい男ね、竹野って」
 とまた短く続けた。
 「あ、昭子さん…じ、実は私も」
 と私がいいかけた時、
 「聞いてるわ…」
 そういって顔を上げて、私に目を合わしてきた。
 「そうですか…聞いてましたか」
 「同じ被害者なのね、私たち」
 「ですね…」
 「どこかに隙があったと思うの、私は」
 「それは私も同じですわ」
 「…私は愚かなことにね」
 昭子さんは少し躊躇うように言葉を切って、
 「愚かなことにね、最初に犯された時、竹野に…か、感じてしまったの。ほ
んとバカでしょ」
 と自嘲的な声で続けた。
 間の悪い空気が、二人の間に暫く流れた。
 「昭子さん、今夜ここに泊ってって」
 努めて明るい声で、私は昭子さんにいった。
 今は間の悪い空気が澱んで、お互いが声を出しづらい雰囲気だったが、もっ
とこの人と話がしたいと私は思った。
 私からの突然で突飛な申し入れに、昭子さんは驚いた表情を見せたが、もう
一度甘えるように懇願すると、
 「い、いいのかしら?私みたいなのがお寺に泊るなんて」
 申し訳なさそうな顔で承諾してくれた。
 奥の八畳間に、布団を二つ並べて敷いた。 
 風呂から出てきた昭子さんに、客用の浴衣の新しいのがあったので、それを
指し出して、私も風呂を使った。
 高校時代の修学旅行のような気分に、私は一人勝手になっていた。
 二人が布団に入った時、置時計に目を向けると、もう十一時を少し過ぎてい
た。
 室の灯りはスタンドだけだが、隣の昭子さんの顔ははっきりと見えた。
 私のほうから言葉を切り出した。
 「今日、あのお墓で昭子さんに会えて、本当によかった」
 「仏様の思し召しだったのかしら?」
 「きっとそうだと、私、思ってる」
 「…でも、あなたもこれから大変だわね」
 「私も決断が鈍くて…」
 「私も偉そうにはいえないわ」
 昭子さんの布団が小さく揺れるように動いたのを潮に、私は話を変えた。
 「昭子さんに竹野がどう話しているのか、わからないんだけど…私が最初に竹野に
犯されたのは、ある檀家さんの強い紹介で、彼がここに来てから二日目の夜だったの。
それも、この家の狭いおトイレの中でだったの…」
 「そうなの…」
 「裏庭のほうでね。私がおトイレに行くのを一時間以上も待っていたらしくて…」
 「た、竹野から…あ、あなたを犯したという話は聞いているけど、具体的にはあま
り」
 「あ、あなたになら何でも話せそうだから、聞いてくれる?」
 「そ、それはいいけど、話しにくいんだったら無理には…」
 「恥ずかしいことでもかまわないの。聞いていてくれたら、私、嬉しい」
 「私でよかったら…」
 「一人住まいだか、らついうっかりドアの鍵を閉めてなくて、彼が素っ裸でドアを
開けてきた時には、私もう心臓が止まりそうになって」
 「…………」
 「驚いて、便座から立ち上がった私の片足を持ち上げてきて、横の壁にへばりつか
せて、い、いきなりよ」
 「…………」
 「いきなりね、わ、私の中に突き立ててきたの。声を出す暇もなかったわ。おしっ
こだったんだけど、紙であそこを拭く直前だったの。…変ないい方だけど、的を得た
っていうのかしら、竹野のものが私の中の…ふ、深いところまではいってきてしまっ
ていて、正直、その場で私、どうすることもできなかったの」
 「い、いいにくかったら、もういいわよ…」
 「大丈夫よ。でね、私その頃には喉が引き攣ってしまっててね。声が出なくなって
しまってたの。私、身体大きいほうなんだけど、狭い室では逆にそれが仇になって、
何もできなかったの…」
 この辺りから、私の心のどこかに、変に熱っぽい風が吹き出してきていた。
 男につらぬかれ、犯されている話を続ける自分に、自分が酔い出したような感覚だ
った。
 犯されているその時の恥辱の記憶の熱が、心だけではなく、身体の血流を騒がせて
きている感じだ。
 隣の布団の昭子さんからの声がないのに、私は気づき、
 「昭子さん、もう寝た?」
 と問いかけると、
 「ううん、起きてるわよ」
 返答がすぐにあった。
 「ねぇ、昭子さん、そちらへ行ってもいい?」
 私は唐突に尋ねた。
 少しの間があって、
 「い、いいわよ…」
 との昭子さんからの返事に、私はすぐに身体を起こし、這うようにして彼女の布団
に潜り込んでいった。
 化粧の匂いではない、昭子さんの身体の匂いが、私の鼻孔を突くと同時に、私の気
持ちまで微妙に揺るがせてきた。
 「ごめんなさい、甘えてばかりで」
 向き合わせた顔に向けてそういうと、昭子さんは私との距離を置くように、私よりも
随分小さな身体をずらせた。
 私が甘えるように、また身体を寄せていくと、口元に白い歯を見せて、優し気に微笑
んできた。
 「あ、それでね…」
 私は思い出したように話を戻し、
 「狭いところで、無様な格好で犯されているのに、女の身体ってバカなのね。私、変
な気持ちになってしまって…」
 「し、仕方ないのよね…」
 「あんな狭い場所で、無様に犯されているのにね。…はっきりいうと、私、感じちゃ
ったの…」
 「…………」
 昭子さんより身体の大きい私の両手が、知らない間に彼女の背中に廻っていた。
 昭子さんを、私が抱きしめている感じだった。
 昭子さんの身体から発する匂いが、変わることなく私の鼻先を、妖げにく擽ってきて
いた。
 私の腕の中で、昭子さんが少し窮屈げに動こうとしていた。
 昭子さんの小さな顔が、私の顎の下にあった。
 自分の顔をそこに埋めるように俯けながら、
 「昭子さん、キスしていい?」
 と私は思いきっていった。
 驚き戸惑っている彼女の顔が見えた。
 問いかけの返事を待たずに、私は昭子さんの唇に唇を重ねにいった。
 昭子さんの滑るような、心地のいい感触の唇を、私は自分の唇に感じ、思わず全身を
震わせた。
 重ねた唇から私が舌を指し出すと、昭子さんの歯が、まるで自動ドアのようにゆっく
りと開いた。
 私は顔をさらに、昭子さんの顔に押し付けるようにして、自分の舌を彼女の口の中深
くまで差し伸ばしていた。
 気持ちのいい昭子さんの息が、私の口の中にも蔓延してきていた。
 昭子さんの背中に廻していた、私の手が自然に動き、彼女の浴衣の上から乳房の膨ら
みに触れた。
 重ね合った口の中で、昭子さんが小さな子供がむずかるような、短い喘ぎの声を漏ら
した。
 「昭子さん、もっとあなたを愛したい、いい?」
 離した唇を昭子さんの耳元に近づけて、私は囁くように聞いた。
 「た、たくさん…愛して」
 まるで若い娘のように、昭子さんは上気した顔に汗を滲ませて、小鳥が泣くような声
で応えてきた…。



                            続く
 
 
  
 
 
23/02/21 22:08 (Gqc3U2MB)
88
投稿者: (無名)
いやあ、素晴らしい。熟女レズもいいですね。しかし、本当に2人ともど淫乱で竹野が羨ましい。
23/02/22 00:30 (8PKFCNoR)
89
投稿者: (無名)
熟女同士のレズ話、たまらないです!
最高です!!
続きを楽しみにしております。
23/02/22 15:17 (C.jXtFtt)
90
投稿者: 雄一
水分補給と尿意の症状を同時に覚えたので、僕は畳から立ち上がり、便所に
向かった。
 用を足して台所へ向かい、冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを
取り出し、かなりの量を喉奥に流し込む。
 尼僧の長文日記を読むと、若い僕の身体の中の排泄装置が、いつも活発にな
る。
 読み出した尼僧の日記の五月二十五日分は、まだ連綿と続く。
 流し読みの感じでは、年齢も若く背も高い尼僧のほうが、祖母に甘えていき、 
祖母も愛の行為を交わす時々の展開で、尼僧の大柄な身体からの淫靡な愛撫に
屈して、小さな裸身をのたうち回らせられる場面を、かなり具体的に、そして
詳細な表現で描写しているようだ。
 冷蔵庫の前で、僕は突拍子もない想像をして、思わず知らずにぞくぞくとし
た気分に襲われた。
 祖母と尼僧の二人を、僕が同時に虐め虐げるという、起こりうるはずのない
艶めかしい構図が、ふいに浮かび上がったのだ。
 今、身体を動かすとその発想が、どこかに飛散してしまいそうな気持になっ
たので、僕はそのまま冷蔵庫の扉の前の板間に、体操座りをして、ふいに湧き
上がった歪で情欲的な想像に思いを巡らせた。
 二人を同時に虐げる場所は、前に尼僧が日記に書いていた、陽も差し込まず、
薄暗い寺のがらんとした本堂だ。
 僕の頭の中で淫猥な場面が展開する。
 場面設定の理由の説明はいらなくて、僕が古い仏像の前の外陣付近で、淡い
肌色の袖頭巾と、白足袋しか身に付けていない尼僧を四つん這いにして、背後
から荒々しく突き立てている。
 僕と尼僧の前の、内陣付近の太い丸柱に、祖母の色白の小さな裸身が、赤い
縄でぐるぐる巻きにされて、悲しく空しげな目で、僕と尼僧の動物的な絡み合
いを見つめている。
 無体な裸身の祖母のすぐ前に、男が一人、こちらに背中を向けて座り込んで
いる。
 上着を脱いだ、白のYシャツとズボン姿の男だ。
 こちらを振り返った顔を見ると、古村だった。
 冷蔵庫の前に座り込んだ僕の妄想は、その場面の設定条件までは考えない。
 と、僕に後ろからつらぬかれている、尼僧の喘ぎの声を凌駕するような、短
い悲鳴のような声が、がらんとした薄暗い本堂の中に唐突に響いた。
 丸柱に括りつけられた祖母の声だった。
 古村の顔が、祖母の剥き出しの下腹部に、へばりつくように接近していた。
 見ると、祖母の小学校の高学年の少女のようにいたいけない、白い片足が古
村の手で担ぎ上げられ、白いYシャツの方の上に載せられていた。
 祖母の恥ずかしく割られた股間の中に、古村の顔が深く沈んでいる。
 細い首を激しく左右に揺り動かせて、祖母は空しいのたうちを繰り返してい
た。
 「ああっ…も、もう」
 声を挙げたのは袖頭巾一つで、僕に細い背中の肌を見せている尼僧のほうだ
った。
 「こ、こんなところで…わ、私、恥ずかしい」
 尼僧の袖頭巾の端の布地が、背中で止まることなく揺れ動き続けた。
 「で、でも…い、いいわっ…とても」
 尼僧の背中で揺れる袖頭巾が、ひとしお激しく揺れ出してきていた。
 尼僧を我武者羅に突き刺している、僕の胸の鼓動も激しくなり出してきてい
た。
 堪えようとして顔を上げた僕の目と、丸柱に括られている祖母の目が、磁石
のような強さで合致した。
 「ゆ、雄ちゃん…」
 下腹部に古村の執拗な責めを受け、切なげに、悲し気に小さな白い顔を歪ま
せながらも、僕の名を呼んでいるような気がした。
 祖母のその後の口の動きが、
 「ごめんね…」
 といっているように僕には見えた。
 祖母の前の古村が急に立ち上がった。
 忙しない動作で、穿いていたズボンを脱ぎ、休む間もなく祖母の身体に密着
していった。
 祖母の少女のような片足を持ち上げる。
 古村の剥き出しになった腰が、妖し気に動いた。
 「ああっ…」
 細首をこれ以上ないくらいに大きくのけ反らせて、祖母がのたうつような高
い咆哮の声を挙げた。
 その祖母の唇を、古村が激しい勢いで塞ぎにいった。
 「ううっ…」
 祖母は声にならない声を挙げて、陶酔に深く浸かるかのように黙った。
 古村の頭でよく見えない、祖母の女の悶えの顔を思い浮かべた僕に、絶頂の
兆しが一気にきた。
 思わず尼僧の剥き出しの臀部の肌に、両方の手の爪を突き立てるようにして、
夢幻夢想の境地の渦の中に、声一つ出せないまま埋没した…。
 冷蔵庫の前で、我に返ったようなポカンとした顔で、薄暗い空中のどこかを
見つめていた。
 体操座りだったのが、いつの間にか胡坐座りになっていて、片方の手が短パ
ンの中に潜り込んで、固形物のようなものを強く握り込んでいた。
 ほんの少し前、全身がひどく熱くなり、どこかの部分が暴発しそうになった
のを、僕は思い出し、一人で意味もなく苦笑した。
 もう一つ思い出したことがあった。
 祖母が隣村に行くといって家を出たのは、確か昼前後のはずだ。
 そして祖母は、隣村の駅前で古村の出迎えを受け、親しげに肩を寄せ合って
どこかに消えた。
 僕は冷蔵庫の前で立ち上がり、自分の室ではなく、洗濯機のある脱衣室に入
った。
 洗濯機の中を覗き込んだ時の僕の目は、多分、発情期の雄犬のようにぎらつ
いていたと思う。
 洗濯機のドラムの中には、タオル二枚の他に、白色の小さな布が二つあった。
 一つは白のブラジャーで、もう一つが白のショーツだった。
 二つの白い布を、僕はわし掴むようにしてドラムから出した。
 目の前に翳しただけで、仄かな女そのものの、少し甘酸っぱい匂いが、僕の
鼻孔を襲ってきた。
 そのまま白い布二つを顔に押し付けた。
 自分は何をやってるんだろう、という思いが頭の中を過ったが、すぐにどこ
かに消えた。
 祖母の、女そのもの匂いが、僕の顔面の皮膚に沁み込む。
 洗濯機の前に、暫く僕は立ち竦んだ後、両手でブラジャーではない、小さな
布を柔らかな包装紙を広げるようにして、ゆっくりと開いた。
 真っ白な柔らかい布地の一部分に、薄黄色く細い線が入っているのが見えた。
 難しい言葉でいうと、欣喜雀躍の気分に僕は陥っていた。
 僕の鼻孔に漂い残る、女の匂いの根源が、このショーツの黄色い沁みにある
のだと僕は思った。
 その二つの小さな布を手にして、僕は自分の室に戻った。
 冷蔵庫の前で夢想した興奮が、その時以上に僕の下半身に襲いかかってきて
いた。
 目に何か実体的な刺激が欲しいと、僕は思った。
 畳にあったノートパソコンに手を伸ばし、一昨日の夜にスマホからコピーし
ておいた、写真画像を、僕は焦り震える手で、画面上に引き出した。
 あの竹野が以前に、祖母がいつも行く椎茸小屋の周辺で撮った、何枚かの画
像を思い出していたのだ。
 慌てた動作でアップ画面にする。
 椎茸小屋の入り口の板戸の前で、絣模様の野良着の片襟を大きくはだけられ、
片方の乳房が露出している画像が、最初にあった。
 祖母の片手が、露出した乳房の下に卑猥げに添えられていた。
 板戸の前の画像は、もう一枚続いてあって、今度は野良着の下がショーツと
一緒に足首まで引き摺り下ろされ、股間の漆黒周辺が露呈されている。
 野良着の上も当然はだけ、乳房の膨らみの丸い輪郭がはっきり見える。
 小屋の裏に生えている一本の高い木があり、その木に祖母が縄で括りつけら
れている画像が出た。
 板戸の前と同じように、野良着の上ははだけられ、下は足首まで引き摺り下
ろされた格好で、縄で雁字搦めにされている。
 最後の二枚は、畑の草むらで祖母が、小便を恥ずかしく垂れ流している画像
だった。
 身体の正面から撮った画像に、祖母の剥き出しの股間から、小便の飛沫が飛
び出ているのがはっきり見えた。
 それらの画像のどれもが、祖母の顔が無表情で、何か自己陶酔にでも浸って
いるように、僕には見えるのだが。
 畳に寝転がり、短パンとトランクスを引き摺り下ろし、手には祖母の黄色の
沁みの付いた白のショーツを握り、もう片方の手を慌てふためくように動かし
続け、数分後、僕は小さな呻き声とともにあえなく轟沈していた。
 五時半過ぎに、祖母からメールが届いた。
 (ごめんなさい。今夜は帰れません。冷蔵庫と鍋におかず用意してあるので、
温めて食べてください。)
 何だよ、始めから泊ってくるつもりだったんじゃねぇか。
 声に出して僕は祖母に悪態をついた。
 こうなったら、あの古村という男のこと徹底的に調べ、追及してやる、僕は
心に誓い、中途半端な時刻だったが、興奮の後始末を終え、転寝の世界にまど
ろみ込んだ。
 あの、古村の野郎、と寝込む前に呟いたかどうかは、僕は知らない…。



                          続く
 

 
 
 



 
23/02/22 16:45 (6gOVV6zQ)
91
投稿者: (無名)
お孫さんとSEXした翌日かな?古村と夜通しSEXですか。いやあ、祖母さんは性豪ですな。
23/02/22 21:44 (8PKFCNoR)
≪ 前 116 17 18 19 2047 次 ≫
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