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墜ちていく…
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:墜ちていく…
投稿者:
ふぅ、また溜め息をついている。これで何回目だろうか。

2メートル離れて座る娘の担任教師の影山の頭を見ながら私は心の中で呟いた。
まだ、50にはならないのにすっかり禿げ上がり、娘からは禿げ山呼ばれているその男の顔は疲れているように見えた。
 
2015/07/15 20:40:25(2OHrfndD)
7
投稿者: 楓
そういう訳で私は野田君から車を買うことになった。
真奈美の送迎と買い物程度なので一番安い軽で十分なはずが、彼の巧みな話術でハイブリッドの中型車を買う方向に話が進んでいった。真奈美さんのご意見も伺いたいと言って、野田君は真奈美を味方につけてオプションもどんどん増やしていった。
私は今では車の選択も価格交渉も全て主人任せだった。車なんて走ればいいと思っていたが、野田君が色々試乗させてくれた上で熱く語るので車選びがすっかり楽しくなってきた。 それにしても当初の予算をとっくにオーバーしているはずなのに少しも価格交渉にならない。不思議に思って野田君に聞いてみると、価格についてはご主人に聞いてくださいとのこと。夜帰ってきた主人に聞くと、価格は言い値で買うと伝えてあるという。「うちはセレブと言うほど金持ちではないでしょ。やっぱり軽にしましょう」と言うと主人は、実は春から昇格して仕事が忙しくなる、家も開けるし、買い物や真奈美の送り迎えも任せきりになってしまう。その罪滅ぼしに主人のヘソクリで車を買うと決めていたそうだ。それにあいつにも手柄を立てさせてやりたいんだ。と付け加えた。
こんな後ろめたいほど家を開けるなんて浮気を疑うべきかもしれないがそれは有り得なかった。主人は仕事のストレスからか夜がすっかり駄目になっていた。もう2年もしてないので、浮気しても使い物にならないのは実証済みである。それについては多少寂しいと思うが仕事頑張って家族を支えてくれている主人には何も言えなかった。

15/07/17 02:07 (oSnDBaNK)
8
投稿者: 楓
野田君は連日のように商談にきて、日曜日の主人のいる日は食事もしていった。 平日の真奈美と2人だけの日は、夕飯に誘っても遠慮して帰ってしまう。バツイチの一人暮らしなのに、先輩の留守にそこまで甘えられません。頑なに遠慮して帰っていく。主人に聞くと彼女らしい人がいるらしい。平日に野田君を夕飯に誘うのは、主人から言われたことだったので、彼が毎回遠慮するというと、夜は彼女と一緒にいたいんだろ?と笑っていた。内心ちょっと落胆したが、夜は彼女のもとに一直線筋なんて微笑ましいとも思った。
それ以来夕飯には誘わないようにし、商談だけ進めた。商談と言っても、内装や色について、娘と私で意見が合わないので時間がかかるだけで、野田君に来てもらう必要は無いのだが、週二回は顔を出して、私たちの言い合いを聞いたり、世間話をしたりして言った。
さすがに、早く決めないと野田に迷惑だろ。そう主人に叱られて、ようやく、契約を結んだ。
契約を結んだ後は野田君も来る用事が無くなり来なくなってしまった。
主人も仕事が忙しくなって、日曜日に野田君を呼ぶことも無くなった。
車も服も選んでいる間が一番楽しいね。娘の言葉に妙に納得してしまった。
15/07/18 08:36 (ZjHIzmVw)
9
投稿者: 楓
こうして、また退屈な日常が戻ってきた。娘が中学校まではPTA活動を熱心にやってきたが、高校に入るとそれも無くなってしまった。高校にもPTAは無いこともないが、元勤務先となるとさすがに遠慮してしまう。
産休代用教師に登録してみたが、地理歴史となると有資格者が多くなかなか順番も回ってこない。 趣味は娘と言っていいほどべったりとひっついていたが、高校に入ってイキイキしている娘をみると親離れして、大人になったんだと一抹の寂しさを覚えていた。
そんな中での新車購入騒動だったのだが、セールスマンは契約までが仕事なんだな。と思ってしまうほど契約成立後、野田君は来なくなった。
3カ月後納車が決まると久しぶりに楽しい気分になった。

野田君も久しぶりに我が家に来るという。
ウキウキしながら納車の日を迎えた。
日曜日だが主人は留守だった。娘は学校休みだが制服で出迎えた。膝上10のミニスカートである。 校則どおりひざ下丈のスカートで通学しており、近所の娘の幼なじみにきいた ところ、娘は天然記念物と言われるほど真面目な制服で通っているらしい


15/07/19 12:10 (s6Pg8PHR)
10
投稿者: 楓
娘のミニスカートを見て、内心、オヤ?と思った。どう考えても野田君を意識している。
娘の学校での様子が気になって、近所の子から色々情報を聞き出している。ボーイが出来たらしい。 それなのに、制服は天然記念物のノーマル丈のまま。
そんな、色気づいたのかついてないのかわからない情報を聞いていた。
少なくとも野田君を男として意識してのミニスカートと思うと微笑ましいと思いつつ、何となく不安な気持ちになる。野田君が娘みたいなションベン臭い子どもを相手にするはずがない。そう思いつつ嫉妬にも似た苛立ちを覚えてしまった。
娘のミニスカートのアピールも虚しく、野田君は淡々と車の説明をし、わからないことがあったらいつでも呼んでください。
そう、爽やかな顔で挨拶はしたが、商談の時のような熱さは無くなっており、よそよそしい感じさえした。
所詮は、セールスマンなんてそんなものよね。そう思うとウキウキしていた自分やミニスカートの娘がバカみたいに思えてきて、私も冷たい態度で接してやった。
鈍感なのか、釣った魚に餌をやらないのか、野田君は一切気にする様子もなく、帰っていった。
待ちに待った納車の日だったのに、野田君は冷たいし、その後、私の態度について娘と喧嘩になるし散々な日になってしまった。
そんなことがあって落ち込んでいた。納車から一週間後の午後、突然野田君がやってきた。
車の調子は如何ですか?と聞かれた。調子も何も、娘と喧嘩して送り迎えもしておらず。一度も運転していない。
前にもまして、冷淡に話をしていると、突然抱きしめられた。ビックリして言葉も出ない私に、冷たい態度をとって申し訳ない。このままだと奥さんが好きになってしまいそうだった。そう言われてまた、固まってしまった。こんなにドキドキするのは生まれてはじめてだ。
何も言わない私の顔を両手で持ってキスをしてきた。主人とはしたことがない情熱的なキスだ。外国のドラマでしかみたことのない、ディープキス。画像で見て気持ち悪いと思っていたが。体験してみると、彼の舌が私の舌と絡んで頭がぼうっとしてくる。
体の力が抜けかけるのを突然引き離された。 「失礼しました。」真っ赤になってそういうと。逃げるように帰ってしまった。
突然の嵐のような出来事に気持ちの整理がつかずその場でぼんやりと立ち尽くしてしまった。
15/07/19 14:15 (s6Pg8PHR)
11
投稿者: 楓
しばらくすると、野田君からショートメールがきた。
先ほどは、大変失礼しました。大恩ある先輩の奥様にあまりのご無礼お許しください。
このような不始末をして、退職すべきなのですが、応援していただいた先輩にも申し訳が立たないです。せめてものお詫びに奥様の担当を外れさせていただきます。先輩には、部下を育てるために、敢えて担当を変わったと説明します。先ほどの私の気持ちは本物であるからこその決断です。

ショートメールで何回にも分けて送ってきた。彼のメールを読んで、自分が危うく主人を裏切るところだったときづいた。
彼のメールを読みながら、トイレに向かった。
私は誰にも内緒でトイレでオナニーをすることがある。 昼間の一人の時間なのだが、どうにも気恥ずかしくて、玄関の施錠を確かめて、そっとトイレに入り、鍵を閉める。 オシッコをした後、ビデを使う。強い水圧がクリに当たるように、何度も腰をくねらすのだ。 ある日、偶然発見したオナニー方法だが、週に一度はするようになって一年たつ。私の中では、オナニーではなく、オシッコの後、念入りに洗っているだけである。
今日は、違った。オシッコする気がないのにトイレに入った。Gパンとパンツを一気におろす。 陰毛が濡れているだけじゃなく、糸を引いて汁が垂れる。 イヤらしい女、主人の後輩に抱きすくめられて、キスされただけでこんなにしている。そう思うと頬がかっと熱くなる。 ビデのスイッチを押す。お尻の角度の調整も慣れている。最初はクリに直接当てない。本来の目的の洗浄をしながら徐々に角度を変えていくのだ。 ああ気持ちいい。私、オナニーしている。そう思うと余計に興奮した。更に、私、野田君とのディープキスを思い出してオナニーしている。そう思いながらいってしまった。
野田君には、私のメールアドレスを送った。今日のことは忘れます。担当は変わらないで構わないです。
15/07/19 14:44 (s6Pg8PHR)
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