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契約彼女2‐1
数週間後に部活の合宿を控えた、8月の上旬。 尋常でない暑さに項垂れながら、ミーティングを行うために使用許可を取った教室へ向かっていた。 友恵は大分性交に慣れ、今ではオルガズムを迎えるまでになっている。 余談だが、関係を持っている間は彼女のことを友恵と呼ぶことにした。 皆トモと呼んでいるから、そう呼ぶのは個人的に嫌だったのだ。 友恵との不思議な関係は傷心が癒えたときに終わる。 わかりやすく言うと、好きな人が現れたら恋人ごっこはお仕舞いだ。 そういった点では、美佳ちゃんが凄く気になっている時点でもうアウトなんだろうが、如何せんあのシルバーリングが邪魔で仕方がない。 彼女の指からその忌々しい証が消えるまでは友恵の相手をするのも悪くはない、と最低な男ぶりを発揮していたのだった。 「おはよー」 とかぼやきながら教室に入った。 最上回生は就活などの関係で現役を引退しており、その関係で合宿に参加しない。 故に、合宿のことを話し合う今回のミーティングは、3回生が実質上一番上なのだ。 ちなみに俺は放送局に所属している。 昼休みにラジオ番組を放送したり、学内外のイベントを紹介したりするのが主な活動だ。 夏合宿は1回生のスキルアップが目的で、ラジオドラマを録るのが慣例となっていた。 「ミーティングの前に、新入局員の紹介をします」 全員集まったのを見計らって局長がそう言った。 一人の女の子が教室に入ってくる。 俺は徐々に身を乗り出し、目を疑っていた。 「文学部の真田美佳ですっ。え~……よろしくお願いしますっ」 意味がわからん。 何故に彼女が……? 頭の中は疑問符だらけな俺を発見した美佳ちゃんは、ニコニコしながら1回生の席へ腰を掛けた。 「じゃあ、まずは班発表から……」 夏合宿の栞が配られる。 それをペラペラ捲って何とか心中を落ち着ける。 色々考えてみるものの、本人から直接聞かない限り確信は得られない。 今年の夏はどこか混沌に満ちている……。 そんな予感がしている俺のことなどつゆ知らず、合宿の話し合いは淡々と進んでいった。
2010/09/24 05:10:55(caIN0K8w)
契約彼女2‐2
変な悪寒を感じながら俺は自宅へ戻った。 日は傾き始めたばかりで、夕刻だというのに空は青々と澄みきっていた。 「お疲れさまですっ!」 明るく迎えてくれたのは友恵だ。 彼女には合鍵を渡している。 それが友恵の希望だったから。 台所に立つ彼女はエプロンをかけ、夕食を作っていた。 時間のあるときに料理の特訓をしていたらしく、覚えたレシピの数はとっくに俺を抜いている。 ただ、食べさせる相手がいない今、それを美味しくいただくのは俺の役割になっていた。 料理を作ってあげるのは、友恵がやり残したことの一つなのだ。 腕を振るう彼女の心境を窺い知ることは、俺にはとても憚られた。 美味しくいただいて、美味しいよって言ってあげるのが、俺にできる精一杯のことだ。 「そう言えば……」 何かを思い出したように一瞬動きを止め、クルッと踵を返して此方に向き直る友恵。 「なに? どうした?」 「掃除したときに発見したんですけど……」 そ、掃除?! 「押し入れにあったアレ、何ですか?」 あ、アレ……? 「アレって、何?」 もしかして…… 「でぃー・ぶい・ディー」 笑顔なのが逆に怖い。 って言うか、男なんだしAVくらい見るって! こういう場合、どう言い訳したらいいんだろうか。 言葉が出そうで出ない、喉がつっかえたような状態だ。 「仁さん……彼女さんああいうこと、して欲しかったんですか?」 「え?」 友恵は少し顔を赤くして尋ねてくる。 その質問の意図が俺にはよくわからない。 だがしかし、イエスという答えであるのは確かだった。 「まぁ、そうだけど……」 と言ってしまっている俺。 それを聞いた友恵は更に顔を赤くして、 「じゃあ……頑張ります」 と呟いた。 「……は?」 頭が混乱してきた。 「……したかったこと、して欲しかったことは……私が……替わりに…………」 恥ずかしさからか、顔を俯けてもじもじとしている友恵。 その仕草がとても可愛らしく、知らないうちに胸が高鳴っていた。 だが、その脈動と呼応するように、どこかに潜んでいた欲望も大きくなっていった。
10/09/25 06:45
(9xBXiAwr)
契約彼女2‐3
友恵はつい最近まで処女だった。 ただ、乙女を守るために身に付けた口淫奉仕は絶品だ。 仕込まれた部分もあるだろうが……。 その他の彼女の性に対する知識や興味、性癖などは未知数な部分が多い。 いくら俺の性癖に合わせてくれると言っても、無理強いになってしまえば俺の望むところではなくなってしまう。 端的に言えば、友恵がマゾヒストかどうかを知る必要があるのだ。 食後、少し落ち着いてからノートパソコンを炬燵机の上へ移し、立ち上げる。 「ここに座って」 「あ、あの……ホントに……?」 戸惑いながらもパソコンと向かい合うように腰を下ろした友恵は、まるで小動物のようにキョロキョロと俺の様子を窺っている。 そんな俺はというと、押し入れを開け、友恵の言う「でぃー・ぶい・でぃー」とやらを一本取り出した。 「ホントホント。ちゃんと見てから、可能かどうか判断した方がいいだろ?」 そう。 今から友恵とDVDを鑑賞するのだ。 「で、でも……あの……」 友恵があたふたする様は見ていて楽しいのだが、俺はパソコンにディスクを挿入し、それを再生した。 ベッドと友恵の間に出来た隙間へ腰を落ち着ける。 照明を調節するリモコンを手繰り寄せて明かりを消すと、見計らったかのように映像は始まった。 女教師が一人の生徒に飼い慣らされたドラマタッチの内容だが、ハッピーエンドもバッドエンドもない、ただアブノーマルなプレイを詰め込んだ作品だ。 かなり無理のある生徒役の男優陣を前に教鞭を振るう女教師だったが、画面右側に現れたローターのリモコンが操作されると、不自然に前傾し教卓に片手を付く。 後ろから抱き抱えられるようにして俺の懐にいる友恵は、半身になって俺を見上げながらも、パソコンの方にも視線を走らせる。 そして観念したのか、前に向き直り俺に体重を預けた。 主人に呼ばれた女教師が机の間を縫って歩み寄る。 一人の生徒に教科書の続きを読ませながら、自分は主人の前でタイトスカートを捲り上げ、玩具の動きに身を震わせている。 バレるだろ、とか突っ込みどころは沢山あるが、AVはヌければ価値があるのだ。 そのシーンは主人のモノを口舌奉仕し、終了。 しかし主人役の男優は実に良くわかっていて、ペットに奉仕をさせている間、下着に隠れた淫らな玩具を足で刺激する。 それに反応する女教師は、体裁上声を圧し殺して、美味そうに肉塊をしゃぶりあげるのだった。
10/09/27 23:51
(cVP/fIFD)
契約彼女2‐4
膝を抱えるように折り曲げた脚をもぞもぞと擦り合わせる友恵。 顔を俯けて、それでも瞳には被虐に染まる女優の悦楽を焼き付けているようだった。 シーンは次へ移行し、夜に設定された暗い教室の中が映し出されている。 首輪に繋がれた鎖を引かれ、全裸の女優が四つん這いで引きずり回されていた。 尻尾をイメージしてか、アナルに突き刺さったバイブが卑猥な扇動を繰り返し、ペットの悶絶と折り重なって妖しげな音色を奏でている。 様々な角度から散歩に喘ぐペットの姿が映し出され、暫くすると主人役の男優が仁王立ちなった。 お手、オカワリ、ちんちん等を披露した後には、放り投げられた消ゴムを犬さながらの動きで拾ってくるという芸もみせてくれた。 「どうした?」 友恵が俺の顔を覗き込んでくる。 パソコンからの光が瞳に写り込み、ゆらゆらと揺れていた。 彼女は何か言おうとして、しかし何も言わずに顔を下へ向ける。 そんな可愛い仕草が俺の加虐願望を煽り立てた。 横目にパソコンを見る友恵。 そこには、既に下着だけとなった主人の股間に頬を押し付けるペットの姿があった。 根っからのマゾなのか演技が上手いのか、女優の目は溢れ出る服従心を滲ませながら見上げるようにカメラを見つめている。 「今の友恵も、あんな顔してるよ」 「ゃ……」 耳元で囁くと、友恵の体は大袈裟に震え上がった。 「友恵にも首輪つけてあげようか?」 「んんっ……」 吐息は洩らすも否定はしない友恵。 「はあぁっ……ぁん……」 耳を甘噛みしながら、ショッキングピンクのTシャツの裾に手を潜り込ませる。 一直線に上へと向かわせ、ブラを押し上げる。 特に抵抗する様子を見せない友恵は、為されるがままにその身を委ねた。 「ほら、しっかり見て」 「ぁ……はぃ」 そう指摘された友恵は、虚空に向かいかけた視線をパソコンに戻す。 イスに座った主人の下着を口を使って剥ぎ取ったペットは、その口元に寄せられた右足を舐め回している。 惜し気もなく音を立て、舌の腹で足裏を往復し、指をくわえて首を振る。 絶え間なく注がれる視線は主人の顔色を窺うようにカメラを見続けていた。 「ペットはああやって機嫌を取らないと、チ○ポを舐めさせてもらえないんだよ」 自分の都合のいい解釈を、まるで洗脳するように友恵の耳へと囁きかける。 耳に触れた空気の振動に、彼女は背筋を震え上がらせていた。
10/09/28 12:56
(e2WHc4dl)
契約彼女2‐5
すっかり日の落ちた俺の部屋は、パソコンの光が仄かに辺りを照らし出していた。 その画面には、先程まで胸や淫口を弄り回していた主人の左足を舐めしゃぶるペットの姿が映っている。 それを友恵と一緒に見ている俺の股間は痛いほどに腫れ上がっていた。 それは彼女の腰や背中を圧迫しているため、友恵にもわかっているだろう。 「もう固いよ?」 頭を持ち上げている乳首を摘まむと、友恵は 「はぅんんっ!」 と艶かしい声を聞かせてくれた。 「触ってみて?」 シャツから手を出し、友恵の手を彼女の胸元にあてがう。 「服の上からでもわかるだろ?」 「……恥ずかしぃ」 「恥ずかしいな」 「意地悪しないでください……」 そう訴えながら円らな瞳で此方を見上げる友恵は、いちいち俺をキュンとさせる。 そうやって縮み上がった胸の奥から、まるで絞り出されるように体に広がっていくのはサディスティックな欲望に他ならない。 愛しいから虐めたい……悪ガキの中で成り立つ方程式は、サディスト全員に当てはまるのではないだろうか。 「それは……」 「あぁっ! んぁぁあっ!」 服の上から胸を鷲掴み、揺さぶりながら揉み上げる。 「こうやって激しくしてほしいってことか?」 「んんっ! はぅぁあっ!」 体を小さくして蹂躙される胸を庇おうとする友恵。 だがそれを上回る力で一層激しく責め立てる。 「ほら、しっかり見てっ」 少し強い口調で言うと、友恵は体を強張らせたままパソコンの方に顔を向けた。 画面には肉棒を舐め終えたペットが、褒美を媚びるシーンに入っている。 椅子に座る主人に向かって尻を突き出し、腰をくねらせておねだりの台詞を紡いでいた。 軈て自ら挿入し、四つん這いの体を前後に揺らして肉壺奉仕を披露する。 その様を見下ろすカメラアングルは、見ている側に征服感をもたらしていた。 首輪から伸びる鎖が手前へ伸び、飼い慣らされた女の惨めさと従順さとを一層際立たせている。 「下はどうかな?」 意地の悪い笑みを作りながら右手を向かわせた。 スパンコールが散りばめられた黒いフリルのミニスカートをかわし、核心へと迫っていく。 そこは既に泉から湧き出た液体で縦筋が出来ており、その冷たい感触を追って指先でなぞり上げた。
10/09/28 13:57
(e2WHc4dl)
契約彼女2‐6
もはや映像など眼中にない。 紐パンツの結び目を解き、隠されていた箇所を外気に晒す。 淫唇を押し開いた指に愛液を絡めとり、さらに奥へと滑り込ませた。 「んんっ……ふぁぁっ!」 右手の中指でくるくる円を描き、肉壁を抉りながら刺激を与え、左手は友恵の口にあてがい口内を襲撃した。 指を入れられるのが苦手というのは処女を守るための口実で、それがない今は拒むことはしない。 徐々に体勢を崩し、ベッドの上へと誘導していく。 「凄く濡れてる」 嘲笑を滲ませながら友恵に教えて上げると、恥ずかしそうに顔を背けながら微かに震えた。 大分ほぐれてきた女口に薬指を捩じ込み、Gスポットを中心に責め続ける。 「あぁっ、はぅぅっ!」 俺の背中に腕を回して背中を浮かせる友恵。 指で押し上げられる度に首を右へ左へ振り乱し、嬌声を部屋中に響かせる。 「あっ、あぁっ! らめぇっ! それらめぇえ!」 中指と薬指で交互にGスポットを刺激する……形容するなら、泳法のバタ足を指で再現させるように振動させると、友恵の体は悦びに喘いだ。 「もっ……やっ! ひゃあああぁぁあ!」 体が弾み、背中を大きく仰け反らせる友恵。 緊張した膣壁がうねり指を締め上げる。 そして彼女は、初めての潮噴きを披露した。 「あーぁ……」 未だ痙攣を繰り返す友恵に、わざとらしく呆れた声を洩らした。 俺は衣服を脱ぎ捨てる。 正常位で、彼女を抱き締めるように身を寄せた。 「欲しい?」 入り口に先を押し付けながら訊くと、友恵は 「ほしぃ……」 と小さな声でおうむ返しに答えた。 「お願いしてごらん?」 「……ぃ、ぃれて」 「だめだめ」 亀頭の先をグリグリ押し付け、身悶える友恵に注意を促した。 「ちゃんと『ご主人様のチ○ポで沢山突いてください』って言ってみなよ」 友恵の表情は恥ずかしさと僅かな驚きを表す。 しかし潤みきった瞳の奥では、快感を求める服従心が見て取れた。 「……ご、ご主人様の、ち……ンポで……たくさん、突いてください……」 「いい子だ」 「んっ……あぁぁっ……」 花弁の中に埋まっていく陰茎に友恵の膣壁が絡み付く。 強く抱擁するように肉棒を締め付けるそれは、根本まで迎え入れて奥に触れた瞬間にキュッと縮み上がった。
10/09/29 20:22
(Byxrub/B)
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